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ファッションデザイナーとは?年収の目安・必要な資格・なり方について解説

U-NOTE編集部

2022/06/22(最終更新日:2022/06/22)


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流行やファッションアイテムを自らの手で生み出す「ファッションデザイナー」に憧れている人も多いのではないでしょうか。

本記事では、ファッションデザイナーのなり方や年収、必要な資格などをご紹介します。ファッションデザイナーになりたいと思っている人は、ぜひ参考にしてください。

 

ファッションデザイナーとは?

ファッションデザイナーとは、ファッションの分野で主に服飾を専門とするデザイナーのことです。

ただ自分の好きな服を自由に作る仕事ではなく、ブランドの世界観や売上、世の中のニーズを考慮してファッションアイテムをデザインしていきます。

ファッションセンスだけではなく、トレンドや市場の調査、マーケティング感覚も必要とされる仕事です。

 

ファッションデザイナーの仕事内容

ファッションデザイナーは、消費者や売上などを考慮に入れてファッションアイテムをデザインする人であると紹介しました。

具体的には、ファッションデザイナーはどのような仕事をしているのでしょうか。以下では、ファッションデザイナーの仕事内容についてご紹介します。

 

市場調査

ファッションデザイナーは服のデザインを考える前に「市場調査」を行います。

市場調査とは、ファッション業界でのトレンドや、売れているアイテムなどを調べることをいいます。また、同業他社の商品を調べたり、自社商品の売れ筋などを考えたりすることも。

市場調査を行い世の中のニーズを把握したうえで、それにあわせてデザインを検討していきます。

 

企画書の提出

デザインを検討する際には、まずはデザイン案を企画書として提出します。

もちろんすべてのデザインがそのまま通るわけではなく、細かな部分を検討した後に、実際にサンプルを作成するのかを決定します。

紙に書いたデザインを実際にアイテムとして作り上げるためには、色や素材なども決める必要があります。企画の段階で検討し、サンプルの作成に移ります。

 

サンプルの修正

デザインをしたものが理想通りになっているのか、出来上がったサンプルを確認し、よりよいアイテムにするために修正をしていきます。

ファッションアイテムは販売するシーズンが決まっていることが多く、春夏の服は、春夏のシーズンに販売できるように、製作から流通までのスケジュールを検討した上で進めていく必要があります。

最終的な型が決定したら、生産をし、品質チェックを行ったうえで、店舗やオンラインなどで販売をします。

ファッションデザイナーは、服が消費者のもとに届くまでの服に関わるすべての業務に関係するということを覚えておきましょう。

 

ファッションデザイナーが活躍している場

ファッションデザイナーは、「企業」「フリーランス」「ブランド専属」などの業務形態で活躍しています。それぞれの働き方の特徴について確認しておきましょう。

 

企業

ファッションデザイナーの多くは「企業」に属して働いています。

企業で働くメリットは、デザイナーとしての経験が少なくても、育成してもらえることです。また、社会人としての一般的な知識や、ファッションアイテムができるまでの流れを肌で感じられるのもメリットだといえるでしょう。

福利厚生や収入の安定なども期待できます。

 

フリーランス

「フリーランス」として働くファッションデザイナーもいます。フリーランスとは、企業に属さず個人で仕事をする人のこと。

フリーランスのファッションデザイナーの魅力はなんと言っても「自由」なことです。自分でやりたい仕事を引き受けたり、自分の構成するデザインをすぐに具体的な形にしたりすることも可能です。

しかし、自由には責任がつきもの。優秀なデザイナーでも、体調を崩して仕事ができなくなったり、仕事を依頼してもらえなかったりなどすれば収入が不安定になることもあります。

フリーランスのファッションデザイナーになるのは、ある程度自分にスキルが身についてからにすることをおすすめします。

 

ブランド専属

優秀なファッションデザイナーになると「ブランド専属」となることもあります。

また、ファッションデザイナー自らブランドを立ち上げることも可能です。

例えば、「山本耀司」さんは「株式会社Y’s」を設立し、「Yohji Yamamoto」をはじめとするブランドを立ち上げています。

 

ファッションデザイナーのやりがい

ファッションデザイナーを志している人は、ファッションが好きで、服や小物などを自らの手で生み出す楽しさを知っている人がほとんどではないでしょうか。

プロのファッションデザイナーとしてのやりがいも、「新しいものを生み出す楽しさ」です。

また、「自分の作ったものを人に評価してもらえること」は、プロのデザイナーだけが感じられるやりがいのひとつ。コンテストで賞をもらったり、町で自分の作った服を着てる人を見つけたりなどの機会に「デザイナーになってよかった」と実感するでしょう。

 

ファッションデザイナーの年収の目安

仕事として「ファッションデザイナー」を選ぶときに、気になるのが「将来性」の人も多いのではないでしょうか。

厚生労働省によると、ファッションデザイナーの年収は「478.6万円」です。国税庁によると日本人の平均年収は「461万円」とあるので、平均的な給料をもらえます。

また、有名なファッションデザイナーになると、書籍やパテント料などで収入を得ている人もいます。

参考:令和3年賃金構造基本統計調査

参考:国税庁「II 1年を通じて勤務した給与所得者

 

ファッションデザイナーに向いている人の特徴・スキル

「自分はファッションデザイナーに向いているかな」「どのようなスキルがあればいいのかな」と不安になっている人もいるのではないでしょうか。

以下では、ファッションデザイナーに向いている人の特徴や必要となるスキルについてご紹介します。

 

1.ファッションに関心があり、勉強熱心な人

ファッションデザイナーに向いている人の特徴の1つ目は、ファッションに関心があり、勉強熱心な人です。

流行は常に移り変わり、一ヵ月前まで人気だった服が今月には売れなくなったということもあります。そのため、ファッションデザイナーは常にトレンドについて自ら進んで勉強をしなければなりません。

SNSで話題になっているデザインや、同業他社などの新作などをチェックする癖をつけておくことをおすすめします。

 

2.コミュニケーション能力がある人

ファッションデザイナーに向いている人の特徴の2つ目は、コミュニケーション能力がある人です。

ファッションデザイナーは一人でモクモク服を作っていると思う人もいるかも知れませんが、パタンナーや生地・製作工場など、大勢の人と関わりながら仕事を行います。

意図するものを作成するためには、周りの関係者と連携しながら進める必要があるため、コミュニケーション能力も求められます。


関連記事:PREP法・SDS法とは?ビジネスシーンで論理的に伝える具体的なフレーズを紹介
 

3.新しいものを作り出せる人

ファッションデザイナーに向いている人の特徴の3つ目は、新しいものを作り出せる人です。

ファッションデザイナーは、すでにあるアイテムを改善するというよりは、まだ見たことがないものを生み出せる人が求められています。

また、「頭の中でいろいろ考えがある」だけではなく、具体的に書き出し素材などを決め「作り出す」能力が重要です。

 

4.分析が得意な人

ファッションデザイナーに向いている人の特徴の4つ目は、分析が得意な人です。

すでにご紹介したように、ファッションデザイナーが市場について知っておくことは大切です。

ただ「このデザインの服が売れている」という情報を読み取ることにとどまらず、「有名ブランドの〇〇のデザインが流行り、それに類似しているこのデザインが売れている」と分析を行う必要があります。

トレンドになっているアイテムが、なぜトレンドになっているのかなどを検討できる人は、ファッションデザイナーとしても活躍できるといえるでしょう。

 

ファッションデザイナーを目指すときにおすすめの3つの資格

ファッションデザイナーになるためには、特別な資格は必要ありません。

しかし、資格を取っていると自分の技術の裏付けになったり、自信につながったりします。以下では、ファッションデザイナーを目指している人におすすめの資格を3つご紹介します。

 

1.パターンメーキング技術検定

ファッションデザイナーを目指すときにおすすめの資格、1つ目は、パターンメーキング技術検定です。

パターンメーキングとは、デザイン画から型紙を作る技術のことです。デザイナーであっても、実際にどのように洋服を製作するのか知っていることは重要です。

パターンメーキング技術検定は、パターンメーキングの用語や基本寸法などの知識から、縫製仕様書、素材などの知識を問われる資格。実際に「着られる」「作れる」洋服をデザインするためにも、パターンについての知識を習得しておくとがよいでしょう。

>>パターンメーキング技術検定の公式サイトはこちら

 

2.ファッションデザイナー認定

ファッションデザイナーを目指すときにおすすめの資格、2つ目は、ファッションデザイナー認定です。

ファッションデザイナー認定は、「ケープ・カラー」「チロリアン・ハット」などのファッション用語や、機能、デザインについての知識が問われる資格です。

まだ、ファッション業界で使用されている用語に詳しくない人は、ファッションデザイナー認定の勉強を通じて、知識をインプットできるでしょう。

>>ファッションデザイナー認定の公式サイトはこちら

 

3.ファッション色彩能力検定

ファッションデザイナーを目指すときにおすすめの資格、3つ目は、ファッション色彩能力検定です。

コーディネートに使用する色の組み合わせに自信がない人もいるのではないでしょうか。色彩感覚はセンスによって決まるのではなく、ルールを学ぶことで向上が期待できます。

ファッション色彩を勉強することで、色合わせの基本が学べます。色について詳しく知りたい人は、受けてみてはいかがでしょうか。

>>ファッション色彩能力検定の公式サイトはこちら

 

ファッションデザイナーになるための主な4つの方法

「ファッションデザイナーになるための方法がわからない」という人も多いのではないでしょうか。

以下では、ファッションデザイナーになるための主な4つの方法をご紹介します。

 

ファッション関係の専門学校に入る

ファッションデザイナーになるための1つ目の方法は、ファッション関係の専門学校に入ることです。

多くのデザイナーがファッションの専門学校に入学し、ファッションの知識を身につけています。専門学校に入るメリットは、体系的にファッションの知識がつくことや同じ志の友達ができることなどがあります。

 

デザイナーのアシスタント・弟子入りする

ファッションデザイナーになるための2つ目の方法は、デザイナーのアシスタントになることです。

実践的にデザインの勉強をしたい人は、デザイナーのアシスタントになることをおすすめします。求人が出ることは少ないですが、現場で学べることは多いです。

 

アパレルメーカーに就職する

ファッションデザイナーになるための3つ目の方法は、アパレルメーカーに就職することです。

アパレルメーカーへの就職の場合、未経験の場合は求人が出ていないこともあります。ポートフォリオを持参したり、デザインの知識があることをアピールできるよう、準備しておきましょう。

アパレルメーカーに就職すると、安定な収入を得られることがポイント。未経験でも募集しているアパレルメーカーもあるので、探してみることをおすすめします。

 

自分のブランドを立ち上げる

ファッションデザイナーになるための4つ目の方法は、自分のブランドを立ち上げることです。

自分でデザインをした洋服でブランドを作れば、ファッションデザイナーとして独立した形になりますが、自分のブランドを立ち上げることは、簡単なことではありません。服の知識だけではなく、経営やマーケティング戦略など、デザイン以外の様々な知識が必要です。

難易度が高いですが、服に対する知識を身につけたあと自分のブランドを立ち上げるのも一案です。

 

ファッションデザイナーのキャリアパス

「ファッションデザイナーとしてさらに成長したい」と思ったとき、どのような道があるのでしょうか。

ファッションデザイナーとして成功するためには、「自分のブランドを立ち上げる」「企業内で出世する」「メディアに進出する」などがあります。

有名ファッションデザイナーになった場合は、テレビやSNSなどで自分の経験を発信したり、本を書いてファッションデザイナーとしての秘訣を紹介したりして活躍しているデザイナーもいます。

どの活動方法も、自分自身にスキルがあることが必須条件。まだ、ファッションデザイナーとして未熟な人は、スキルを磨いていくことから始めましょう。

 

スキルを身につけ自分の夢を形にできるファッションデザイナーになろう

本記事のまとめ
  • ファッションデザイナーは企業に勤めて働くのが一般的
  • コミュニケーション能力・分析力などを普段から意識して身につけよう
  • ファッションデザイナーになるためのスキルを身につけよう

本記事では、ファッションデザイナーになるための方法や、やりがい、向いている人の特徴などをご紹介しました。

ファッションデザイナーになる方法はひとつではありません。「どのようにファッションデザイナーになるのか」「何のスキルが必要なのか」を今一度考えてみましょう。

また、実際にファッションについての知識を身に着け、デザインしてみることが何よりも重要です。

本記事を参考に、ファッションデザイナーになる夢を叶えてみてはいかがでしょうか。


 


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