入社したい!と思える企業に出会い、選考を受け、内定を承諾し、正式入社。就職活動をスタートしてから社会人生活が始まるまでには、人によっては長い道のりがあります。
そして、その道やその先のどこかで「入社の覚悟が決まる瞬間」があるはず。あなたはその瞬間に、もう出会えていますか?
株式会社Legaseedの2年目・白井晴大さん(23)は、業界や企業規模の大小問わず、幅広く就活に臨んでいました。その中で同社に出会い、内定者インターン期間中に取り組んだ大切な商談がきっかけで、本当の意味で入社の覚悟が決まったといいます。
きっかけとなった商談とは?どのような感情が湧き上がり、覚悟に繋がったのでしょうか。詳しく話を聞きました。
中小企業の新卒採用コンサルティング「Legaseed」
株式会社Legaseedは、2013年に設立。中小企業の新卒採用コンサルティングを中心に8つの事業を展開しています。
ゲーミングシミュレーションやアクションラーニングの他に、学生を魅了付けするための採用ATS「miryo+」を用いた人材採用や人材育成の仕組みを、全国約500社以上の企業が導入。研修の受講生は約7万人を超えるといいます。
代表の言葉「やりたいことは全部うちでやればいい」
白井さんは、2021年4月に同社へ新卒入社。現在は中小企業に向けた新卒採用や人事のコンサルティング業務を担当しており、会社説明会やインターンの企画/運営をはじめ、時には採用担当者として学生と面談を行うこともあるといいます。
-----就活では、もともと人材業界を志望していたのですか?
白井さん:いえ、就活では「スピード感を持って成長できる環境」と「入社後にどれだけ大きな世界観が見られるか」を重視しており、幅広い業界を見ていたのですが、実は人材業界はほぼ見ていませんでした。
根底にあったのは「目の前の人を色々な手段で喜ばせたい」「エンターテイナーになりたい」という気持ち。映像、広告、教育、商社、不動産など本当に幅広く見ていましたが、まさか自分が「採用コンサル」の道を選ぶとは思っていませんでしたね。
-----Legaseedとの出会いについて教えてください。
白井さん:大学3年の6月に参加した合同会社説明会で、Legaseedの社員から「そのバッグ、おしゃれだね!」と声をかけてもらって、企業ブースに吸い込まれるようにして入ったのがきっかけでした(笑)。
その年の夏にインターンを開始することになり、冬には内定をいただいたのですが、「内定承諾」までには3カ月ほどの時間がかかりました。なかなか決め切れなかったんです。
-----そうだったんですね。そこから入社を決めた経緯は?
白井さん:決められなかった理由は、単純に「別に採用コンサルがやりたいわけじゃないんだけどな…」と思っていたからです。
なかなか承諾が決められなかった私に「ごはんを食べながらゆっくり話をしよう」と、代表の近藤が声をかけてくれて、そこで色々な話をしました。自分が目指しているのはエンターテイナーであり、目の前の人を喜ばせる仕事がしたいということ、採用コンサルがやりたいわけではないこと、すべて正直に伝えたところ、代表から返ってきた言葉は「それでもLegaseedがいいと思うよ」でした。
------どういうことでしょう?
白井さん:「君がやりたいことは、全部Legaseedでやればいい」ということでした。
当時Legaseedが展開していた事業は確かに「採用コンサル」のみでした。しかし会社としてのビジョンは「はたらくを、しあわせに。」です。このビジョン実現のためには、採用コンサル以外にもたくさんやらなければならないことがあります。
私自身「人を喜ばせる仕事がしたい」と常日頃から思っているので、向かっていきたい方向はLegaseedと変わらないんですよね。そのため、私がやりたいと思っていたことを、ビジョン実現のための手段として、Legaseedでやればいい。これが代表からの返事でした。
-----なるほど。そこで入社の意志が固まったんですね。
白井さん:そうですね。Legaseedが思い描いている未来に共感できたことと、「全部うちでやればいい」と言ってもらえたことが、一番の決め手となりました。
涙を流すほど熱意を込めた商談で、初受注
こうして内定承諾を決めた白井さん。しかし、本当の意味での"覚悟が決まった瞬間"は、この後だったといいます。
-----インターン入社後、一番印象に残っている瞬間は?
白井さん:始めて契約が決まった時ですね。大学4年生の時、まだインターン生ではありましたが、ずっと追いかけていた法人のお客様がいらっしゃいました。
出会いは私からのテレアポでしたが、そのお客様から"会社として目指す未来"について話を聞いた時、「この会社の未来には、絶対に人が入る!」と確信したんです。
そのため、どうしてもそのお客様の採用支援をさせていただきたかったのですが、なかなか受注に繋げることができずにいました。
-----受注に至ったきっかけは何だったのでしょう。
白井さん:私が、どうしても直接自分の熱意を伝えたいと思って、お客様のいらっしゃる名古屋まで新幹線で出向き、その場でプレゼンを行いました。
プレゼンの途中、感情が高まり、気が付いたら涙を流しながら話していましたが、その場では「検討します」というお返事だけいただき、東京に帰りました。
-----それほど思い入れがあったのですね…!
白井さん:そうなんです。そして、後日お客様から手書きの手紙が届きました。「初心を思い出させてくれました」など温かいメッセージが綴られていて、私からお礼の電話をかけた時に正式に受注いただきました。
受注が決まったのは、私が正式入社した2週間後。その後採用コンサルとして私がご支援させていただくことになり、なんと今月7名の内定者を誕生させることができました。
受注できたことも嬉しかったのですが、しっかり結果でお返しすることができたのはもっと嬉しかったですね。「来年度も白井くんにお願いしたい」と言っていただき、引き続きご支援を継続させていただくことに。改めて身が引き締まる思いです。
-----その言葉は嬉しいですね。
白井さん:はい!「仕事でもこんな風に心が震える瞬間があるんだ」「このような感情を、もっと生み出したい」「そのために、Legaseedでがんばりたい」と、本気で入社の覚悟が決まった瞬間でもありました。
「自分がワクワクするかどうか」を大切にしたい
白井さんは、近藤代表の掲げるメッセージ「理想が叶う歓喜の瞬間を世界中に溢れさせる」に対し、入社後「まさにこれだ!」と感じる場面が多々あるといいます。
初受注は、世の中に溢れさせたいと願う「理想が叶う歓喜の瞬間」を、彼自身が味わうことができた感動的な体験となりました。
-----仕事をするうえで、一番大切にしていることは何ですか?
白井さん:「自分がワクワクするかどうか」をいつも大切にしています。
目の前の人を喜ばせるためには、まず自分が「よいイメージ」で臨む必要があります。今回も取材をいただくにあたり、「お客様からいただいた手紙を見せよう」「こんな話をしよう」と楽しみながら準備をしてまいりました。
少しでもインタビュアーの方や読者の方にワクワクしていただけたら…という想いで臨んでいます!
-----まさに、そのようなお気持ちがとても伝わるインタビューでした。最後に、今後の展望についてお聞かせください。
白井さん:自分にしかできないような「感動空間」を作りたいです。例えば、お客様企業の内定式を感動的な空間に作り上げ、内定を受け取る学生にとっても、内定通知を出す企業側にとっても、心にずっと残るような場がつくれたらいいなと考えています。
私は、これまで「こんなことをやってみたい」と思い、それに挑戦し、その結果「できること」を増やしてきました。決して最初から能力があったわけではない私だからこそ、ゆくゆくは「自分もあんな風になりたい」と多くの人に思ってもらえるような「希望の星」を目指したいですね。
-----ありがとうございました。
「目の前の人を喜ばせたい」この一心で、仕事に真っすぐに向き合っている白井さん。精一杯の誠意と熱意を込めた商談が受注につながったことで「この瞬間をもっと生み出したい」と、本当の意味での覚悟が決まったといいます。
「覚悟が決まらない」「本当にやりたいことが見つからない」そんな風にモヤモヤしている人は、まずは誠心誠意、目の前のことに向き合ってみると、それまでなかった新しい感情が芽生えてモヤモヤが解消できるかもしれませんね。
出典元:株式会社Legaseed
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