「新しい事業を立ち上げたい」「起業しよう」と思った時、まず知っておきたいのがビジネスの潮流。
どのような分野がトレンドになっていくのか?アイデアを形にする前に、押さえておきたいですよね。
マーケティング&イノベーション専門メディア「日経クロストレンド」は5月6日(金)、「マーケティング」「テクノロジー」「消費トレンド」の潮流を見極める『トレンドマップ 2022上半期』を発表しました。
中長期的に注目すべきトレンドが明らかになっているので、今後のビジネスの参考にしてみてはいかがでしょうか。
「将来性」では音声SNS、「経済インパクト」ではカーボンニュートラルなどが注目
日経クロストレンドの活動に関わる外部アドバイザリーボード約50人と、各分野の専門家の知見を集約したトレンドマップ。
「現時点での経済インパクト」と「将来性」の2つのスコアでマッピングした結果、全85キーワードから、今後のトレンドがわかる注目キーワードが浮かび上がってきました。
2021年8月の前回調査と比べて将来性のスコアが大きく伸びたのは、マーケティング分野では「音声SNS」、テクノロジー分野では「空飛ぶクルマ」、消費トレンドでは「人生100年時代」となりました。
一時的にブームとなった「Clubhouse」の波は過ぎ去ったものの、これから音声広告市場は拡大していく見込み。誰でも発信できるラジオやPodcastの動向からは、しばらく目が離せないでしょう。
経済インパクトのスコアでは、マーケティング分野で「デザイン思考」が、テクノロジー分野では「カーボンニュートラル(温暖化ガスの排出実質ゼロ)」、消費トレンド分野では「サステナブル・エシカル消費」がそれぞれトップとなりました。
持続可能な側面を持ったビジネスが、今後大きなインパクトを持つようになっていくことが予想されます。これから新しい事業の立ち上げ等を考えている人は、念頭に置いておきたいですね。
今後の動向に注目しておきたい「メタバース」「Web3」
今回調査で新たに加わったキーワードは、「メタバース」「Web3(ウェブスリー)」「クリエーターエコノミー」「移動ポイント(エコな移動によるポイント獲得)」の4つ。
中でも世界的で大規模な投資が行われているという「メタバース」「Web3」ですが、両者とも将来性スコアは高水準の目安である「4.00」には届かない結果となりました。
ビジネスへの影響度についてはまだ不明瞭な部分も大きく、今度の動向をチェックしておきたいところです。
ビジネスの潮流を新規事業に取り入れたい人へ
ビジネスの潮流をいち早くつかみ、新規事業に取り入れたい!と考えている若手ビジネスパーソンにとって、今回の調査結果は大いに参考になるのではないでしょうか。
「ここは慎重に進めたほうがよいかもしれない」「やはり今あるアイデアで突き進もう」など、自身のビジネスアイデアと照らし合わせながら、ぜひチェックしてみてくださいね。
調査結果の詳細についてはプレスリリースをご確認ください。
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