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司法書士試験の難易度とは?合格率や勉強時間の目安・独学で合格するポイントを解説

U-NOTE編集部

2022/05/30(最終更新日:2022/08/25)


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合格率が毎年3~5%台の難関資格として有名な「司法書士試験」。試験に合格するためには試験の概要や出題範囲などを知り、スケジュールを綿密に立てる必要があります。

本記事では、司法書士試験の難易度や合格基準、試験のスケジュールなど試験を受ける人が知っておきたい内容をご紹介します。

 

司法書士試験の難易度とは?

司法書士は合格率が低い難関な試験としても有名な試験です。

司法書士試験の試験範囲は広く勉強しなければいけないことがたくさんあります。

「筆記試験」「口述試験」の2つの試験があり、筆記試験は午前中に2時間午後に3時間ある長丁場。筆記試験では正確性と集中力が問われ、口述試験では瞬発力が問われます。

 

司法書士試験の合格率とは?

司法書士試験の合格率は毎年「3~5%」台の高難易度の試験です。

令和3年度の司法書士試験の場合、受験者数11,925人中合格者が613人で、合格率は「5.14%」でした。

参考:令和3年度司法書士試験の最終結果について

 

司法書士試験の合格者層

司法書士試験はどの年齢でも受けることが可能なため、幅広い年齢層が試験を受けています。

以下では、司法書士試験合格者の年齢分布を分析していきましょう。

令和3年の合格者の最低年齢は21歳で、最高年齢は77歳です。また、30代・40代が合格者の約7割を占めます。

「今から勉強始めるのは遅いのかもしれない」と不安な方も多いかも知れませんが、合格者の年齢層が高いことから、働きながら勉強している人もいることも伺えるでしょう。すき間時間を見つけてコツコツと積み上げてみてはいかがでしょうか。

参考:令和3年度司法書士試験の最終結果について

 

司法書士試験の試験内容・科目と合格基準

筆記試験の内容は、法務省によると以下のとおりです。

(1)憲法、民法、商法(会社法その他の商法分野に関する法令を含む。)及び刑法に関する知識
(2)不動産登記及び商業(法人)登記に関する知識(登記申請書の作成に関するものを含む。)
(3)供託並びに民事訴訟、民事執行及び民事保全に関する知識
(4)その他司法書士法第3条第1項第1号から第5号までに規定する業務を行うのに必要な知識及び能力

引用:法務省「令和4年度司法書士試験受験案内書

憲法や民法、商法、刑法などの法律全般を勉強しないといけないため、難易度が高い試験であることがわかるのではないでしょうか。

司法書士の合格基準は、司法書士試験を受けた人の得点状況によって異なりますが、概ね60%以上の得点率を狙えば合格できます。

 

司法書士試験の日程・スケジュール

司法書士試験の大まかなスケジュールを知っておくと、勉強の計画を立てるときに役に立ちます。

以下では、令和4年度の司法書士試験のスケジュールをご紹介。スケジュールは年度によって変わるので、必ず自分の年度の司法書士試験のスケジュールを確認しましょう。

令和4年の5月2日から5月16日までの「受験申請受付期間」に受験申請をする必要があります。受験申請は、郵送でも窓口でも行うことが可能です。郵送で行う場合は、書類に不備がある可能性を考えなるべく早く受付を済ませるようにしましょう。

筆記試験は、令和4年7月3日に行われます。基本的に試験は日曜日に行われるため、日曜日が休みではない人は予め有給の申請を行っておくことをおすすめします。東京、横浜、さいたま、千葉、静岡、大阪、京都、神戸、名古屋、広島、福岡、那覇、仙台、札幌、高松など幅広い都道府県で試験が行われますが、会場が遠い場合は前入りしておくのも一案です。

筆記試験の結果発表は令和4年10月11日に行われ、合格すると口述試験を受けられるようになります。

口述試験は令和4年10月24日に行われます。東京、大阪、名古屋、広島、福岡、仙台、札幌、高松の8都道府県で行われるので、地方に住んでいる人は宿を予約しておくといいですね。

参考:法務省「令和4年度司法書士試験受験案内書

 

司法書士試験の受験資格

司法書士試験の受験資格には、特別なものはありません。誰でも受けようと思ったときは、受験することが可能です。

しかし、受験申請を期日までに行わなかったら受けられないので、受験申請の期間を守ることを覚えておきましょう。

参考:法務省「令和4年度司法書士試験受験案内書

 

司法書士試験に必要な費用

司法書士試験の受験手数料は「8,000 円」です。(2022年4月30日現在)

また、司法書士試験対策のための本は2,000円から5,000円程度で売られています。(2022年4月30日現在)

一問一答や過去問などを研究し合格を目指してみてはいかがでしょうか。

参考:法務省「令和4年度司法書士試験受験案内書

 

司法書士試験に合格するための勉強時間の目安

司法書士試験に合格するためには、人には寄りますが「3,000時間」程度必要だと言われています。

「3,000時間」と聞いてもピンとくる人は少ないのではないでしょうか。

1年間毎日1日8時間勉強すると「2920」時間です。2年間で司法書士試験に合格しようとすると、平日・休日の平均で4時間は勉強する必要があります。

社会人や大学生でも毎日4時間勉強できる人はほとんどいないため、司法書士試験に合格するためには3〜4年程度かかると推測できます。

 

司法書士試験を独学で合格するための3つのポイント

会社や大学に通いながら司法書士試験合格を目指す人も多いのではないでしょうか。

司法書士試験のための学校に通う時間がない人や、なるべく節約をしたい人は「独学」で合格しようとしているでしょう。

以下では、司法書士試験を独学で合格するためのポイントをご紹介します。

 

ポイント1.勉強計画を綿密に立てる

司法書士試験を独学で合格するための1つ目のポイントは、勉強計画を綿密に立てることです。

司法書士試験は、3,000時間程度勉強する必要がある難しい試験です。そのため、資格を取ろうと決めてからだらだら勉強してしまうと「来年頑張ろう……」と後回しにしてしまう可能性が高いです。

「一日◯時間勉強する」「◯ページ暗記してから寝る」など目標を決めてコツコツ積み立てるようにしましょう。

 

ポイント2.参考書を活用する

司法書士試験を独学で合格するための2つ目のポイントは、参考書を活用することです。

いきなり過去問を勉強しようとしても、知識がない人は解けないもの。まずは参考書を使って問題を解くための知識を身につけましょう。

「【第3版】根本正次のリアル実況中継 司法書士 合格ゾーンテキスト」と呼ばれるシリーズは、図や表をふんだんに利用したわかりやすいテキストになっています。法律初心者の人は、根本正次先生の本を活用することをおすすめします。

法律に関する知識が中級〜上級まで身についている人におすすめなのが「司法書士 スタンダード合格テキスト」です。ケーススタディが多めのテキストなので、本番の試験の具体例に関する問題がスラスラと解けるようになるでしょう。

 

ポイント3.司法書士試験の模試を受験する

司法書士試験を独学で合格するための3つ目のポイントは、司法書士試験の模試を受験することです。

模擬試験を受けることで、自分がどれだけ法律を理解しているのか・問題にあった対策ができているのかなどを考えることができるようになります。「自分の中で自信がある分野であっても意外と点数が取れていない」「なぜか〇〇の分野は点数が取れる」などの自己分析にも使用できます。

また、時間内に解かなければいけない緊張感を味わえたり、時間配分を検討できたりするのもポイントです。

模擬試験は「LEC」の模試をおすすめします。2021年度に合格した人の、7人中5人がLECの模擬試験を受験したほどメジャーな模試です。

 

計画を立てて司法書士試験に合格しよう

本記事のまとめ
  • 司法書士試験の合格率は「3〜5%」
  • 司法書士試験に合格するための勉強時間は約「3,000時間」
  • 合格するための計画を立てて実行しよう

司法書士試験は勉強しなければいけない範囲も多く、難易度も高い試験です。しかし、例年数百人受かっている試験のため、合格できない試験ではありません。

試験に合格するためには、勉強時間を確保し、毎日コツコツ勉強を積み重ねる必要があります。司法書士になるために、勉強計画を立て、本日から努力を積み重ねてみてはいかがでしょうか。
 

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