HOMEビジネス アナウンサーになるには?向いている人の特徴や必要なスキルなども解説

アナウンサーになるには?向いている人の特徴や必要なスキルなども解説

U-NOTE編集部

2022/05/17(最終更新日:2022/08/25)


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テレビやラジオなどで日々活躍を目にする「アナウンサー」。正確な情報を伝える姿に憧れている人も多いのではないでしょうか。

本記事ではアナウンサーになるための方法や仕事内容、年収など、アナウンサーを目指す人が知っておきたい情報をご紹介します。

 

アナウンサーとは?

そもそもアナウンサーとは、一般に「放送メディアで働き情報を伝える人」と認知されています。しかし、広義的にはアナウンサーを劇場や駅などでアナウンスする人と捉えることもあります。

本記事では、放送メディアで働くアナウンサーに焦点を当ててご紹介します。

 

アナウンサーの主な3つの仕事内容

いつもテレビで見慣れているアナウンサー。原稿を読んで視聴者に情報を伝える仕事というイメージを抱く人も多いのではないでしょうか。

以下ではアナウンサーの仕事内容についてご紹介します。アナウンサーが普段どのような仕事をしているのか把握してみましょう。

 

1.ニュースや天気などの情報を伝える

アナウンサーの仕事内容の1つ目は、ニュースや天気などの情報を伝えることです。

「ニュース報道」「天気予報」など番組内のコーナーを通して、視聴者に役立つ情報を提供します。

「原稿を読むだけの簡単な仕事」と安直に考える人もいるかも知れませんが、原稿を正しい日本語のアクセントで読み、番組の与えた尺に合わせて読むのは簡単なことではありません。

報道のアナウンサーは日頃のトレーニングを行い原稿を適切なアクセント・スピードで読みすすめ、視聴者が理解できるように情報を提供します。

 

2.番組の進行を行う

アナウンサーの仕事内容の2つ目は、番組の進行を行うことです。

バラエティー番組やスポーツ中継などで、場を円滑に進行させたり他のタレントに話を振ったりするのもアナウンサーの仕事です。

スポーツ中継では、その場の状況に合わせて話す内容を変えたり、解説をしてくれるゲストにタイミングよく話を振ったりします。

バラエティー番組では、タレントのじゃまにならないように番組を進めたり、台本以外のリアクションをしたりする必要があります。

 

3.現場を取材する

アナウンサーの仕事内容の3つ目は、現場を取材することです。

アナウンサーは生の現場の声を拾いそれを全世界に広げる役割も担っています。

例えば、地震の悲惨さを伝えるために、地震現場に向かい現状を伝えます。また、スポーツ選手やタレントなどの記者会見などに参加し、取材対象の気持ちや感動を伝えることもアナウンサーの仕事です。

 

アナウンサーが活躍している場

アナウンサーと一口に言っても、「ニュース報道」「天気予報」「バラエティー番組」「スポーツ中継」「取材」など様々な仕事があります。

活躍の幅が広く、それぞれ専門的な知識が必要となるので、どのようなアナウンサーになりたいのかを考えながら個々の仕事に必要なスキルを目指していきましょう。

 

アナウンサーのやりがい

アナウンサーのやりがいは「正しい情報を伝え人の役に立つ」ことにあります。

身近な例の場合、朝の天気予報を見て「今日は雨が降るので傘を忘れずに持っていきましょう」という注意喚起に助かった人もいるでしょう。

また、「難病に対する治療薬が見つかった」「動物園の〇〇が生まれた」などの誰かを喜ばせるニュースを伝えることもやりがいのひとつです。

SNSの普及によって視聴者との距離が近くなることで、視聴者から直接お褒めの言葉をいただくこともあります。

上記の例のように、アナウンサーは様々なやりがいがあり楽しく働ける職業です。

 

アナウンサーの年収の目安

将来の仕事を選ぶときに「年収」が気になる人も多いのではないでしょうか。

アナウンサーの年収は全国平均で「584.4万円」です。

アナウンサーの中でも「キー局」「地方局」「NHK」「フリーアナウンサー」のようにどこで働くかによっても年収は大きく変わってきます。

フリーアナウンサーは著名度が高く、夏目三久さんや加藤綾子さん、古館伊知郎さんなどを知っている人も多いのではないでしょうか。

特にフリーアナウンサーはもともと人気だったアナウンサーが独立してなるもののため、年収が桁違いに高くなることが予想されます。

アナウンサーとして給料を多く得たい場合は、独立すること、もしくは局内での地位を上げることなどがあります。どのような働き方を選ぶのかは自由なので、10年後の将来を考えておくといいでしょう。

出典:令和3年賃金構造基本統計調査

 

アナウンサーに向いている人の特徴・スキル

「アナウンサーの仕事向いているかな……」と将来のことを考えて不安になっている人もいるのではないでしょうか。

以下では、アナウンサーに向いている人の特徴をご紹介します。自分がアナウンサーに向いてるかチェックしてみましょう。

 

1.滑舌良く聞き取りやすい声を持っていること

アナウンサーに向いている人の特徴の1つ目は、滑舌良く聞き取りやすい声を持っていることです。

アナウンサーは常に視聴者のことを考えて話さなければいけません。滑舌の悪い話し方・イントネーションがおかしいなどの特徴があると、聞いている人が不思議に思ったり情報が伝わらなくなったりする可能性があります。

滑舌を良くするためのトレーニングはたくさんあるので「滑舌に自信がない」と思っている人は舌を動かす練習をしましょう。

 

2.日本語や一般常識を知っていること

アナウンサーに向いている人の特徴の2つ目は、正しい日本語や一般常識を知っていることです。

アナウンサーは原稿をサラサラと読む必要があるので、難しい漢字の読み方やよく間違えられる言葉などを知っておく必要があります。

例えば「雰囲気(ふんいき)」「忸怩たる(じくじたる)」などの漢字や、現総理大臣の名前などの社会的な常識や一般知識が必要です。

 

3.早起きができること

アナウンサーに向いている人の特徴の3つ目は、早起きができることです。

アナウンサーは早朝からニュースを伝えることが多く、体力も必要な仕事です。日によっては、5時〜6時のニュースに出るために4時台に起きなければいけないことも。

その他、急な取材の対応など不規則な生活となることもあります。一般企業と同様に9時〜17時まで働きたいという人は、アナウンサーとしての働き方をもう一度考えてみることをおすすめします。

 

4.冷静に物事を判断できること

アナウンサーに向いている人の特徴の4つ目は、冷静に物事を判断できることです。

アナウンサーは地震や戦争などの緊急性が高い速報が入ってきたときでも、落ち着いて指示をしたり原稿を読んだりする必要があります。パニックにならず冷静にテレビを見ている人に状況を伝えられる人が、アナウンサーに向いているといえるでしょう。

 

5.清潔感があり人柄が良いこと

アナウンサーに向いている人の特徴の5つ目は、清潔感があり人柄が良いことです。

アナウンサーは多くの人に見られる職業なので誰からも好かれる容姿や人柄を持っていることが大切だとされています。

普段から清潔感があるように身だしなみを整えたり、笑顔を意識して行動したりしてみるのも一案です。

 

アナウンサーに必要な資格

「アナウンサーになるために何か資格をとっておいたほうがいいのかな」と思っている人もいるのではないでしょうか。

アナウンサーになるためには資格や学歴は必須ではありません。しかし、多くのアナウンサーが大卒以上なので、大学に入学して一般常識を学んでおくほうが無難です。

また、大学生のうちから滑舌や漢字、清潔に見えるメイクなどの練習をしていると、アナウンサーとしての就活に受かりやすくなるでしょう。

参考:厚生労働省「アナウンサー

 

アナウンサーになるための方法

アナウンサーになるためには、テレビやラジオの放送局で就職活動をする必要があります。

アナウンサーは一般常識が大切になるため、大学を卒業していることが求められることがほとんどです。

また、放送局の試験では原稿読みや書類審査も行われるため、多くのアナウンサー志望の大学生は大学生のうちからアナウンサー養成機関に入ることが多いです。

就活では、「なぜ、うちの放送局を志望したのか」と必ずといっていいほど聞かれます。深い企業研究と自己分析も求められます。

 

アナウンサーのキャリアパス

アナウンサーは専門性が高い職業なので、アナウンサーとしてのスキルを磨いていくことが一般的です。

アナウンサーを教育する立場やフリーで活躍できる人気アナウンサーを目指すのも一案です。

また活躍の幅を広げて、ラジオパーソナリティーや声優、タレントへと転換する人もいます。

 

正確な情報を伝えられるアナウンサーになろう

本記事のまとめ
  • アナウンサーは情報発信や取材などの仕事を行う
  • 滑舌が良く聞き取りやすい声の人がアナウンサーに向いている
  • アナウンサーになるためには放送局で就活を行う

本記事では、アナウンサーになるための方法や仕事内容、向いている人の特徴などをご紹介しました。

アナウンサーになりたいと思っている人は多く、夢を実現することは簡単なことではありません。自分が働きたい場所は地方なのかキー局なのか、どのような働き方をしたいのかなどを考えて、アナウンサーになるための努力をしてみてはいかがでしょうか。


 

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