非営利組織等の活動に必要となる資金調達などを意味する「ファンドレイジング」という言葉、ご存じでしょうか?「NPOを立ち上げたい」「社会的課題を解決するために起業したい」と考えている若手ビジネスパーソンにとって、これから必要になってくるであろう知識と言えます。
認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会は4月21日(木)、ファンドレイザーのキャリアの多様化に対応した「専門ファンドレイザー認証制度」を開始しました。
2012年に開始した「認定ファンドレイザー資格制度」に加え、4つの領域における専門コースを立ち上げます。
NPO・社会起業家と、社会貢献に関心を持つ日本人をつなぐ
ファンドレイザーは、続々と生まれるNPO・社会起業家と、社会貢献に関心を持つ日本人をつなぐパイプライン的役割。
認定ファンドレイザーには、未経験者でも取得可能な「准認定ファンドレイザー」と、3年以上の有償実務経験や包括的なファンドレイジング力が求められる「認定ファンドレイザー」の2種類があります。
単なる広報スキルにとどまらず、組織の成長戦略を検討する能力やプレゼンテーション力まで、幅広いスキルと知識が求められる資格制度。いかに対外的に共感力を高めることができ、資金調達に繋げられるか…その力が問われるというわけです。
分野に特化したファンドレイザーを認証する専門コース
ファンドレイザーとして認証された有資格者は、2012年の開始以降増え続け、2021年度には1500人を突破。一方で「分野に特化した専門的な学びを得たい」などのニーズも高かったのだそう。
そこで登場したのが、分野に特化したファンドレイザーを認証する「専門ファンドレイザー認証制度」。
今年は「協働提案型ファンドレイジング専門コース(基礎)」「伴走支援型ファンドレイジング専門コース(基礎)」「福祉分野ファンドレイジング専門コース」「大学分野ファンドレイジング専門コース」の4コースを予定しています。
「社会起業を目指していて、すでに分野は決まっている」という人などは、専門コースまで受講してみると、実務で役立ちそうですね。
目標に向かって一歩を踏み出したい人へ
「将来の夢に向けて、今のうちにできることを増やしておきたい」「NPO立ち上げを計画しているので、必要な知識は身につけておきたい」と考えている若手ビジネスパーソンにおすすめの資格制度。
まだ名前はメジャーではないかもしれませんが、だからこそ希少価値が高そうです。
目標に向かって具体的な一歩を踏み出したい人は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。なお、詳細についてはプレスリリースをご確認ください。
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