特に新卒入社したばかりの今の時期、「未熟な自分にできるはずがない」「失敗したら会社に迷惑がかかってしまう」と考えて、なかなか積極的に仕事にチャレンジできない新社会人もいるのではないでしょうか。
しかし、考え方を少し変えてみるだけで、「何事にも挑戦してみよう!」という気持ちになれるかもしれません。
Hamee株式会社の3年目社員・清田 葉さん(24)も、入社当時は「会社に迷惑をかけてしまうから」と実務研修に取り組むのが怖かったといいます。しかし、同期からもらったひと言がきっかけで、前向きに色んなことにチャレンジできるようになったのだそう。
同期からかけてもらった言葉とは?そこから、清田さんはどんなことに挑戦できるようになったのでしょうか。詳しく話を聞きました。
クリエイティブ業務に使える時間を最大化「ネクストエンジン」
Hamee株式会社は、ECやネットショップの「店舗運営・管理にかかる膨大なコスト」「リソース不足」といった問題を解決し、効率化のその先を目指すためのSaaS型EC Attractions「ネクストエンジン」を提供しています。
受注、発注、仕入、在庫〜分析等、ネットショップに必要な機能を集約しているため、ネクストエンジンを導入することで、一元化されたデータ活用による売上アップが期待できるほか、「商品企画」「集客」などといったクリエイティブ業務に使える時間を最大化することができます。
消去法の就活から一転「ここで働きたい」
清田さんは、2020年4月に同社へ新卒入社。半年間の研修を経て、カスタマーサクセスマネジメント部へ配属になりました。現在も同部署にて、ネクストエンジンのカスタマーサクセス業務を担っています。
-----入社の経緯について教えてください。
清田さん:正直、就活ではなかなか「やりたい分野」が定まっておらず、消去法で企業を選ぶという方法をとっていました。
しかし大学3年の1月に参加した合同会社説明会でHameeに出会い、初めて消去法ではなく「ここで働きたい!」と思えたんです。
-----どんなところにピンと来たのですか?
清田さん:Hameeの働く環境や人の良さに魅力を感じた部分も大きいですが、一番ピンと来たのは役員陣の「ネクストエンジンへの想い」を聞いた時です。
「このサービスは単にネットショップの運営を楽にするだけのものではなく、アイデアを生み出す時間を最大化することが目的」こう熱く語っている姿を見て、感動すら覚えました。
その熱い想いに強く共感し、「ここならモチベーション高く仕事に臨めるだろう」と思って入社を決めました。
-----カスタマーサクセスは、自分から希望したのですか?
清田さん:はい。ネクストエンジンに関わる仕事なら何でもやろうと思ってはいましたが、できることなら「やりがいを感じられる仕事」「楽しいと思えること」に取り組みたいと思っていて、その気持ちを正直に会社に伝えた結果、希望の部署に配属していただけました。
私は、道端で目の前に困っている人がいたら思わず声をかけてしまうタイプ。そのため、「課題を抱えて困っている企業を助けたい」と考えています。
それを直接的にできるのがカスタマーサクセスだと思っているので、今はこの仕事がとても楽しいです。
同期のひと言「挑戦しないことは、成長しないということ」
清田さんは本配属の前に、半年間の研修を受講。座学研修後の実践的な研修では、思うようなパフォーマンスができずに悩んだこともあるといいます。
-----具体的にどのように悩んでいたのですか?
清田さん:私含め4人の新入社員がチームとなって研修を受けていたのですが、実践の研修は実際にお客様に架電するなど「本格的な仕事」でした。
そのため、「私にはできない…」「失敗して会社に迷惑をかけてしまったらどうしよう」とばかり考えてしまって、自信が持てず積極的に研修に取り組むことができなかったんです。
-----そうだったんですね。それをどのようにして乗り越えたのでしょう?
清田さん:正直に自分の気持ちを同じチームの同期に伝えたら、そのうちの一人が「そっか、清田さんは会社に迷惑をかけたくないんだね」と理解してくれた上で「ただ、挑戦しないことは、成長しないということだから、それこそが会社にとって迷惑なことじゃない?」と指摘してくれました。
この言葉を聞いてハッとしましたね。そこから、「挑戦の先の失敗ならいいんだ」「早くできることを増やそう」と前向きに考えられるようになりました。
積極的に研修に向き合えるようになり、本配属後もプロジェクトのメンバー募集などがあると自ら挙手するように。以前の自分と比べると、明らかに変化したと思います。
大規模イベント「青祭」にも挙手、貴重な経験に
この日から清田さんは、気持ちが前向きになっただけでなく、挑戦する場数も増えていきました。
-----自ら参加を申し出たプロジェクトについて詳しく教えてください。
清田さん:2021年8月に開催した、ネクストエンジンの1dayイベント「青祭」です。Hameeとしても初の試みでしたが、約700人のユーザーの方が参加してくださった大規模イベントでした。
私はこのイベントの中で、30分ほどのセミナーを担当することになり、企画から台本作り、当時の登壇まですべて行いました。準備はとても大変でしたし、難しい部分もありましたが、学びも非常に多かったですね。
-----一番大きかった学びは?
清田さん:自分の不完全な部分もちゃんと開示して、時にはSOSを発することも大切だということを学びました。
それまでは「ある程度できてからフィードバックをもらう」「できていない部分はなるべく見せないようにしよう」と考えていたんです。しかし、このイベントを通じて、それでは結果的に納得のいく成果が得られないことに気が付きました。
通常の業務もある中でのプロジェクト参画だったので、いっぱいいっぱいになってしまう時はSOSを発するべきだし、不完全な部分を見せることが成長につながることもある。このように考えられるようになったのは、自分にとっても大きな糧だと思います。
-----挑戦したから、学びがあり、その結果成長を感じることができたんですね。そのほかにも自ら手を挙げて取り組んだことはありますか?
清田さん:青祭とは別に、部署としてお客様向けのセミナーを開催することになった時、自ら「やります」と手を挙げ、入れた方がよいと思った要素を提案するなど積極的に取り組みました。
また、部内の勉強会や共有会なども、周りに声をかけながら、よく開催しています。
これからは"全社的な視点"で挑戦を続けたい
-----仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
清田さん:お客様とお話する前の事前準備を徹底することと、働きやすい環境をつくることです。
特に後者については、Hameeの働きやすさに惹かれて入社したこともあり、少しでも「やりにくいな」と感じた部分については自分が手を入れて改善し、周りのメンバーに還元するようにしています。
一人ひとりが笑顔で仕事に取り組めるよう、まずは自分から環境を整えていきたいですね。
-----素敵な考えですね。最後に、今後の目標についてお聞かせください。
清田さん:これまではひたすら「できること」を増やしていった2年間だったと思うので、これからはもっと全社的な視点でネクストエンジンをもっと大きくしていくために何をすべきかをを考え、挑戦していきたいです。
同期のひと言によって大きく行動が変わった清田さん。「私なんて…」と消極的な頃があったとは想像できないほど、楽しそうにインタビューに答えてくれました。
入社直後は誰でも、自信がなくて一歩を踏み出せないと悩むことはあるでしょう。そんな時は清田さんのように「たくさん挑戦して早く成長しよう」と前向きに考えられることができたら、目の前の景色がパッと明るくなるかもしれませんね。
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