HOMEビジネス 積極的な行動が鍵?体育会学生45%が「内々定先企業はイベントで知った」 | スポーツフィールド調べ

積極的な行動が鍵?体育会学生45%が「内々定先企業はイベントで知った」 | スポーツフィールド調べ

綱嶋直也

2022/04/11(最終更新日:2022/04/11)


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コロナ禍において、オンライン説明会やオンライン面談など就活方式は多様化。そのような変化の多い就活状況の中で、特に体育会所属の学生の場合、日々の部活動との兼ね合いも考える必要があるでしょう。そのため、変化の多い就活に対し不安を持つ体育会学生は多いのではないでしょうか。

株式会社スポーツフィールドは、2023年卒の体育会学生を対象とした調査を実施。4月6日(水)、その結果を公表しました。

5人に1人が内々定を得ている

就活状況が大きく変化する中、2023年卒の体育会学生の就活はどのような実態となっているのでしょうか。

同調査にて「内々定状況」を質問したところ、約18%、つまり5人に1人の体育会学生が1社以上の内々定を得ていることが分かりました。

また、「エントリー社数」の調査では、すでに41%が1~5社にエントリー。そして、半数以上の51.2%が、1~5社と「面接を受験したことがある」ことが判明しました。

「就活イベント」参加の目的は"様々な企業を発見するため"

リアルやオンライン、今ではさまざまな方式で開催される就活イベントですが、体育会学生は何を目的に就活イベントに参加しているのでしょうか。

同調査によると、体育会学生の60%が「様々な企業を発見するため」、52%が「目的の企業の話を聞くため」に就活イベントに参加していることが分かりました。

内々定を得ている体育会学生の45%が「イベントで知った」ことを内々定のきっかけとして回答していることから、就活イベントへの積極的な参加は、自分に合った企業と出会うための大切な糸口となりそうです。

「OB・OG訪問」や「インターンシップ」への参加状況

企業を知るための方法として、「OB・OG訪問」や「インターンシップ」も考えられるでしょう。

同調査によると、24%が1~5人へ「OB・OG訪問」を行っており、73%が「訪問なし」でした。また、「インターンシップ」については、約半数の49.4%が1~5社でのインターンシップ参加経験があることが分かりました。

コロナ禍で企業の採用担当者との対面機会が少ない中、「OB・OG訪問」や「インターンシップ」の積極的な活用で、企業情報を取得していきたいですね。

企業を選ぶポイント

あらゆる企業が就活生にアプローチする一方で、体育会学生はどのようなポイントで、企業を選択しているのでしょうか。

「将来のキャリア」に関する考えを体育会学生に質問したところ、55%は「新卒で入社する1社で働き続けたい」と回答。その一方、37%は「転職も視野に入れている」と回答しています。そして、企業選択のポイントを聞いてみたところ、62%が「会社や業界の安定性」に着目と回答しました。

先行きが不透明な世の中だからこそ、企業の安定性のほかに、その後のキャリアについても考えて企業選択する学生が増えているようです。

積極的な行動が内定に導く

「部活動が忙しく、なかなか時間が取れない」と悩む体育会学生も多いでしょう。しかし、「就活イベント」を始め、「OB・OG訪問」や「インターンシップ」をオンライン上で行っている企業も多数あります。在宅でも可能なオンラインも活用することで、希望するキャリアに進めるよう、積極的な行動をとってみては。

【調査概要】

調査対象:2023年3月卒業予定の体育会所属学生
調査期間:3月3日(木) ~ 3月27日(日)
調査手法:インターネット調査
有効回答者数:1246人

その他詳細については、同社プレスリリースをご確認ください。

出典元:『体育会学生就職活動状況調査レポート(2022年3月調査)』

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