年度が変わり、就活がいよいよ本格化していくなか「他の学生はどれだけ内々定を得ているのだろうか」「どのような取り組みが就活においては重要視されているのか」といった点が気になる人もいるのではないでしょうか。
株式会社学情は、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、「内々定の獲得状況」をテーマにインターネットアンケートを実施。4月6日(水)にその結果を公開しました。
3月末時点の内々定率は35.0%である点、また、「理系の学生」や「インターンシップに多く参加した学生」の内々定率が高い点などが明らかとなっています。
3月末時点の内々定率は35.0%
調査結果によれば、3月末時点の内々定率は35.0%となっており、前月比と比べて12.8%増加しています。累計での内々定獲得社数は、「1社」が52.7%で最多。次いで、「2社」が18.2%、「3社」が17.3%との結果が出ました。
さらに、内々定を獲得している学生のうち47.3%が「2社以上」から内々定を得ています。
理系の内々定率が文系を大きく上回る
注目すべきは、理系の内々定率が47.5%に及んでおり、文系の28.6%を大きく引き離しているデータです。
専門的な知識や技術を習得している点から「理系は就職に強い」と言われていますが、その論を裏付けるに充分な結果が調査によって出ているといえるでしょう。
インターンシップ参加社数と内々定獲得率に相関関係も
「インターンシップへの参加社数」と「内々定獲得率」に相関関係があることが明らかとなった点も、調査結果において取り上げるべき事柄でしょう。
「現在まで累計で何社インターンシップに参加したか」を問う設問では、「10社以上」との回答が最多の30.0%。また、同じ質問を「内々定を獲得している学生」と「内々定未獲得の学生」それぞれに聞いた結果、前者が「平均参加社数7.15社」であるのに対して、後者は「平均参加社数4.32社」と差が出ています。
4月に入り、いよいよ就活も後半戦に差し掛かりつつあります。「文・理の違い」「3年生までに行ってきた取り組みの違い」などが現在の結果に出ているといえど、まだまだ取り組める事柄はあるはずです。ぜひこの調査結果を、自らの就活のあり方を見つめ直す参考としてみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
調査対象:2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生
調査方法:Web上でのアンケート
調査期間:3月25日~2022年3月31日
有効回答数:557人
調査結果の詳細については、プレスリリースをご覧ください。
出典元:学情/『2023年卒 内々定率調査 2022年4月度』
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