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"やりたいこと"が生まれた時がタイミング!アイエスエフネット若手社員が実践する「周囲を巻き込む秘訣」とは

白井恵里子

2022/04/12(最終更新日:2022/04/12)


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山村さん/提供:株式会社アイエスエフネット

「新しい企画」「目新しい施策」を考え、実現しようと思った時、その企画や施策が大きければ大きいほど「周囲を巻き込む」ことが大切になってくるでしょう。

入社間もない若手社員が周囲を巻き込みながら新しいことに挑戦するには、一体どんなことを意識すればよいのでしょうか?

株式会社アイエスエフネットの山村さん(25)は、経営戦略部に所属。同社ビジョンの実現に向けた施策の提案を日々行い、社内メンバーを巻き込みながらコーポレートブランディング業務に取り組んでいます。

周囲を巻き込み、施策を実行していくために、具体的にどのようなことを心がけているのでしょうか?山村さんを取材しました。

約2000人のITエンジニアが在籍するアイエスエフネット

株式会社アイエスエフネットは、約2000人のITインフラエンジニアが在籍し、顧客の導入する情報通信システムに対するニーズに合わせ、幅広いソリューションを展開しています。

「人間関係の悩みゼロカンパニーを目指す」「働き方の自由を3年間で実現」「シンガポールを中心にアジア・グローバルへ展開」「身につけたスキルで社会貢献」など10のビジョンを掲げ、働きたいと望む人たちが安心して自分らしく働ける雇用・環境を創造することを目指しています。

3月からは、新たな採用制度「Reduプロジェクト」をスタート。未経験からITエンジニアを目指す人へ向けて、入社前の勉強のはじめ方のアドバイス、動画学習システムを利用した専任講師による資格受験指導、そして入社選考まで一貫してサポートする取り組みを開始しました。

提供:株式会社アイエスエフネット

「ITを提供する立場として働きたい」

山村さんは、2020年4月に同社へ新卒入社。エンジニア志望として内定していましたが、入社後はコーポレートブランディングを担う経営戦略部に配属となりました。

現在は同社が掲げる「10のビジョン」実現に向けて、同じ部署の戦略広報課と密に連携しながら施策の提案・進捗管理などを担当しています。

-----もともとエンジニアを志望していたのはなぜですか?

山村さん:学生時代のカナダ留学で「異なる文化や価値観を持った人とのコミュニケーションは楽しいな」「世界中の人と働けたらいいな」と思うようになり、漠然と「何かスキルを身につけ、語学力と掛け合わせて将来は海外で働きたい」と考えていました。しかし、正直なところ就活時は具体的に「何がやりたいのか」が明確になっていませんでした。

そんな中、気になる企業の説明会に足を運んでいくうちに、「ITを利用する側ではなく、提供する立場として働きたい」と思うようになりました。

そうしてIT業界を中心に見るようになり、出会ったのがアイエスエフネット。未経験でもエンジニアに挑戦できることから、「ここでエンジニアとしてキャリアをスタートしてみよう」と決めました。

-----エンジニアを募集している企業は数多くあると思いますが、その中からアイエスエフネットを選んだ決め手は何だったのでしょうか?

山村さん:会社説明会で海外展開について質問すると、多くの企業では「語学力だけがあってもしかたがない」と言われてしまい、自分が求めている回答をもらえませんでした。

しかしアイエスエフネットでは、役員・採用担当が私の視点に立って海外事業について納得のいく説明をしてくれたんです。そうした対応に心を打たれたことと、会社の理念や哲学に強く共感したことが、入社の決め手となりました。

提供:株式会社アイエスエフネット

社内コミュニケーションの課題に着目し「部門間留学」を企画

エンジニア志望として内定していた山村さんですが、内定時代に経営戦略部の配属を提案され、同部署で数カ月間、インターンを経験することに。入社後は正式に経営戦略部のメンバーとなりました。

-----なぜエンジニアではなく経営戦略部だったのでしょう?

山村さん:明確な理由まではわかりませんが、当時アイエスエフネットではエンジニアのみ新卒募集をしていたので、内勤に新卒を配属するのは新しい試みのひとつだったのではないかと思います。

留学経験などの経歴や、私の適性を見て、経営戦略部の配属を提案していただいたのではないでしょうか。

-----入社後、一番印象に残っている仕事は何ですか?

山村さん:入社後間もなく、「会社の課題を解決するため、何かプロジェクトを企画してみてください」とお題を出され、同期と一緒に社内コミュニケーション活性化のための施策を考えたことです。

私たちが入社したのは緊急事態宣言が発令された2020年4月でしたので、研修からリモートでした。「どの部署に誰がいて、誰が何を担当しているのか」すらわからない状態からのスタートだったため、社内コミュニケーションの課題に着目したんです。

-----具体的にどのような企画を提案したのですか?

山村さん:「部門間留学」という、社内メンバー同士の連携を深める企画を考えました。

ただ、私たち自身が社内コミュニケーションの課題を感じていたため、企画を考えても「どう進めたらいいのか」がまったくわからず、参加者を集めるのも苦戦しましたね。

まずは私たちから手をあげて実績をつくり、参加者には感想などをブログで発信してもらい、少しずつ参加者を増やしていきました。思ったような成果は出せませんでしたが、アイデアで終わらせず形にできたことは少なからず自分の自信になりました。

提供:株式会社アイエスエフネット

巻き込むタイミングは、「やりたいこと」が生まれた段階

-----経営戦略部でも、社内の人を巻き込んだ施策の提案などを行っているそうですが、周囲をうまく巻き込むために意識していることは何ですか?

山村さん:突然、こちらですべて考えた施策について「これをやります!」と関係者に伝えるのではなく、「やりたいこと」が生まれた段階から相談し、意見をもらい、"一緒に施策をつくっていくこと"を意識しています。

また、連携する際にはかならず「目的」を共有します。目的が達成できるのであれば、別の手段を使ってもよいはずなので、「どんな課題を解決したいのか」「何のために行うのか」をしっかり伝えたうえで、その施策が本当に必要なのかどうかも含めて一緒に考えるようにしています。

部門間留学の際にも、早期の段階から社内を巻き込むことはできなかったものの、参加者が増えなくて悩んでいた時などは常に「社内コミュニケーション活性化のため」と目的に立ち返って解決策を考えていました。

-----「目的に立ち返る」大切ですね。

山村さん:はい。とくに施策に集中してしまって全体が見えなくなってしまう時ほど、一歩引いて俯瞰して見てみると、解決策や新しい視点に出会えることがあると思っています。

今年度は「できなかったこと」に挑戦したい

山村さんは、今年度「若手幹部制度」に任命され、現行の役員と一緒に動いたり、若手幹部候補メンバー同士で協力してプロジェクトを推進したり、経営の仕事にも携わっていくことが決まっているのだそう。

-----これからの活躍が楽しみですね。最後に、今後の展望についてもお聞かせください。

山村さん:語学力を活かして海外事業に携わりたい気持ちは変わっていません。

そのために今はさらに経験を積みたいと思っているので、後輩も新しくジョインする今年度は「これまでやりたかったけれどできなかったこと」にどんどん挑戦していきたいです。

-----ありがとうございました。

提供:株式会社アイエスエフネット

要所要所で「目的」に立ち返りながら、社内をうまく巻き込みつつさまざまな取り組みを実践している山村さん。

「若手だから」「新卒だから」といった理由で社内を巻き込むのは難しいと諦めている人は、彼女のように丁寧に目的を共有し、早い段階で相談を持ち掛けるなど、積極的な行動を心がけてみてはいかがでしょうか。

出典元:株式会社アイエスエフネット

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