オンライン説明会やオンライン面談など、コロナ禍における就活は、従来とは異なる方法に変化してきました。そのような変化の中で、企業といつ、どのようにして接点を持つべきなのか悩む就活生も多いのでは。
株式会社学情は、「インターンシップ」に関するアンケート調査を実施。その結果を公表しました。
コロナ禍での「インターンシップ」活用
これまでの就活といえば、合同説明会や面接にて、直接企業の採用担当者と出会う機会を作ることができました。しかし、コロナ禍では対面で出会う機会が限られてしまい、企業を知るチャンスを逃している学生も多いのでは。
一方で、面接前に企業を知る手段の一つとしてインターンシップがあります。インターンシップの活用は、コロナ禍でも企業を調査する方法として貴重なものとなるかもしれません。
インターンシップと採用を連携する企業、7割を超える
コロナ禍でもさまざまな企業がインターンシップを開催する中で、実際の採用にはどれほど影響するのでしょうか。
同調査によると、「インターンシップと採用を連携している」と回答する企業は7割を超えることがわかりました。
「通常選考で優遇まではしないが、インターンシップ参加者限定の情報提供やセミナー等を実施している」が33.5%、「インターンシップ参加者は通常選考で優遇する」31.9%。さらに「インターンシップ内で選考・内定出しを行っている」が8.8%となっており、企業はインターンシップを、就活生を選定する1つの方法として考えているようです。
インターンシップ実施時期、最多は「3年生の7月~9月」
企業と関わりを持つ機会となるインターンシップですが、周りの学生はいつからインターンシップに取り組んでいるのでしょうか。
同調査では、インターンシップ実施時期は、最多が「3年生の7月~9月」、次に「3年生の12月~1月」が多いことが分かりました。
コロナ禍で就活様式はさまざまに変化するため、学生は早めのインターンシップ参加を試みるとよいのでは。
大学1・2年生のインターンシップ参加も可能
「将来のことを考慮し、低学年のうちから企業と関わりを持ちたい」という学生もいるのでは。
「低学年(大学1・2年生等)対象のインターンシップ実施状況」を調査したところ、44.1%の企業が「3年生対象のインターンシップに1・2年生も受け入れている」ことが判明しました。
低学年のうちからアクティブに行動することが、将来のキャリアを方向づける手段となりそうですね。
採用時期の早期化や就活方式の多様化で、自身の採用活動に不安を抱える学生は多いでしょう。企業の開催するインターンシップに積極的に参加し、前向きな姿勢を取ることが、就活において良いスタートを切るきっかけとなるのでは。
【調査概要】
調査対象:企業の採用担当者
調査日:1月5日(水)~1月31日(月)
調査方法:インターネット調査
回答社数:1617社
その他詳細はプレスリリースをご確認ください。
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