働き方が多様化する中で、キャリアを再考する若手ビジネスパーソンは多いでしょう。特に、上司に適正な評価がされていないと感じる場合には、「今後のキャリアアップは望めないのでは」「ステップアップに必要なスキルが身に付いていないかも」と悩むこともあるのではないでしょうか。
パーソルホールディングス株式会社は、組織マネジメントに関する調査を実施。3月22日(火)にその結果を公表しました。
約半数が「キャリアアップを考えている」
コロナ禍で将来が見通し辛くなっている今、ビジネスパーソンはこれからのキャリアをどのように考えているのでしょうか。
同調査によると、「キャリアアップを考えているか」という質問に対し、49.1%が「考えている」と回答したことが分かりました。そして、そのうち40.9%はキャリアアップに向けて独学で勉強をしているそうです。
上司と部下の評価に食い違い
同調査にて、「部下に対する評価が適切だ」と考える上司は53.0%であるに対し、「上司からの評価は適切だ」と考えている部下は33.8%。実に19.2%のギャップがあることが分かりました。
さらには、「部下に対するキャリア把握ができている」と考える上司は、47.8%。一方で、「上司からのキャリア把握ができている」と考える部下は27.9%と、こちらも19.9%のギャップがあるようです。
多くがキャリアアップを希望する中、このような評価のギャップが、理想のキャリアを阻害してしまう恐れもあるでしょう。
1on1の頻度がカギかも
上司と部下が、1対1で仕事の方向性を確認し合う1on1。部下の成長に大切な機会ですが、調査によると30%が「半年に1度」しか行っていないことが判明しました。
一方で、「週に1回」と頻度を高めに設定している人は、「目標に対する達成度」が「とても良い」ことも分かりました。
多くがキャリアアップを望むなか、正しい評価のもと、成長していきたいですよね。そのためにも、1on1の頻度を高めることで上司と方向性をこまめにすり合わせることができれば、適切な成長を図っていくことができるかもしれません。
【調査概要】
調査対象 : 日本全国の25~69歳の会社員
調査時期 : 2021年11月26日~2021年11月28日
調査方法 : インターネット調査
有効回答数:1000人
その他詳細は同社プレスリリースをご確認ください。
出典元:パーソルホールディングス
【関連記事】
新社会人の「期待」は上昇傾向に!がんばりたいことは「仕事」「貯金」 | LINE調べ
寒い冬が明け、もうすぐ新年度がやってきます。期待と不安が入り混じる新社会人は多いのではないでしょうか。 LINE株式会社はリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」にて、新社会人を対象に...
ハイパフォーマーにぐっと近づく!優秀な成果を上げる行動特性を磨く「CareerCarrying」リリース
将来を見通すことが難しくなった現代。「今の会社のままでよいのだろうか」「次のステージを目指す時期なのかも」と、新たなキャリアを考える若手ビジネスパーソンは増えているのではないでしょうか。 ...
需要回復には新たなチャレンジが必要!7割の企業がコロナによるマイナス影響あり|帝国データバンク調べ
就職活動や転職活動には、どのような業界が、どのような状況にあるのか、しっかり把握してから臨みたいもの。とくにコロナ禍においては、具体的にどの業界が打撃を受けているのでしょうか。 帝国データ...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう