就職活動や転職活動には、どのような業界が、どのような状況にあるのか、しっかり把握してから臨みたいもの。とくにコロナ禍においては、具体的にどの業界が打撃を受けているのでしょうか。
帝国データバンクは、新型コロナウイルス感染症に対する企業の見解に関する調査を実施。3月19日(土)、その結果を公表しました。
7割以上が「マイナス影響あり」
長引くコロナウイルスは、どれほどの企業の業績にマイナス影響を及ぼしているのでしょうか。
同調査によると、「コロナウイルスによる自社の業績への影響は」という問いに対して71.8%が「マイナスの影響がある」と回答しました。
また、「マイナスの影響がある」企業の中でも55.9%がコロナ関連融資を受けていることが分かりました。自社の取り組みのみでは限界があり、国のサポートを必要としている企業は多くあるようです。
BtoB企業は苦しい状況に
製造を中心としたBtoB企業への調査によれば、「出版・印刷」「アパレル製造」はそれぞれ85.6%、83.0%が「マイナスの影響がある」と回答したことが判明しました。
コロナ禍で材料が不足し、需要も低下し、その分生産数も低下。また労働者のコロナ感染なども相まり、業界全体で難しい状況となっているようです。
企業はあらたなチャレンジ必要に
スーパーマーケットを含む「各種商品小売」などは、ピーク時には46.5%が「プラスの影響がある」と回答していました。しかし、現在ではその割合は8.9%まで低下しています。
コロナ禍においては従来のビジネス手段に加えて、新たなチャレンジが必要となってくるでしょう。これから就職や転職を予定している人は、新規事業や新たな需要獲得に挑戦している企業を調査してみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
調査対象:全国2万4213社
調査日:2月14日~28日
調査方法:インターネット調査
有効回答社数:1万1562社
その他詳細はプレスリリースをご確認ください。
出典元:帝国データバンク
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