HOMEビジネス 大学生におすすめの資格一覧|文系・理系別に独学でも学べる資格12選を紹介

大学生におすすめの資格一覧|文系・理系別に独学でも学べる資格12選を紹介

U-NOTE編集部

2022/03/23(最終更新日:2022/03/23)


このエントリーをはてなブックマークに追加

「大学生の時間に余裕があるうちに将来使える資格を取得しておきたい」「大学で学んでいること以外の分野も学んでみたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。

実際、資格を取得していると社会勉強になるだけでなく、就職時に有利になることもあります。

本記事では、大学生が取得するおすすめの資格を文系や理系別にご紹介。資格を選ぶ際のポイントやメリットなども紹介しているので、これから資格を取得したい人はぜひ参考にしてくださいね。

本記事の内容をざっくり説明
  • 大学生が資格を取得する3つのメリット
  • 文系・理系問わず大学生におすすめの資格
  • 大学生が資格を取得する前に検討しておきたいこと

 

大学生が資格を取得する3つのメリット

一般的に、資格を取得するためにはまとまった勉強時間が必要なため「資格を取得している人は努力している」「勉強熱心である」といったよい印象を持っている人も多いのではないでしょうか。

では、大学生が資格を取得するのは具体的にどのようなメリットがあるのか確認していきましょう。

 

メリット1.社会勉強になる

大学生が資格を取得する1つ目のメリットは、社会勉強になることです。

資格の勉強を通して、大学生活や日常生活を送るだけでは知り得なかった知識を得られるため、社会勉強になります。専門的な知識が身につくのはもちろんですが、資格の中には、秘書検定・MOSのように社会人なら知っておきたい基礎知識を直接学べるものもあります。

特に秘書検定のような「常識」を問われる資格は、後々必要になる知識である礼儀作法や言葉遣いなどの取得に時間がかかる内容をゆっくりと身につけられることがメリットでしょう。

 

メリット2.時間に余裕があるうちに専門的な知識を身につけられる

大学生が資格を取得する2つ目のメリットは、時間に余裕があるうちに専門的な知識を身につけられることです。

大学生は授業や課題、アルバイトやインターンなど忙しく過ごしている人も多いかもしれませんが、社会人と比較すると自分の選択で使える時間があるといえます。豊富にある時間をどのように使うかによって、将来に大きな差が付く大事な時期だといえるでしょう。

将来の職業に直結する専門的な知識が問われる資格を勉強することで、スキルを身につけるだけでなく、明確なゴールを持ちながらモチベーションを保って勉強できることもポイントです。

自分の身になる資格を選んで、スキルを磨いてみてはいかがでしょうか。

 

メリット3.就職に有利になる可能性が高い

大学生が資格を取得する3つ目のメリットは、就職に有利になる可能性が高いことです。

就職に直結する資格の場合「即戦力」として就職に有利になります。また、就職先とは関係ない職業の場合でも「チャレンジ精神」「勉強熱心」などの自分のポイントをアピールできる客観的な事実になるでしょう。

「大学生の間に頑張ってきたことはなんですか?」のような質問にも、堂々と答えられるようになり、就職も自信を持って進めやすくなります。

 

文系・理系問わず大学生におすすめの資格

 「大学生のうちになにか資格を取得しておきたい」と思いつつ、どのような資格を選んだらいいのか悩む方も多いのではないでしょうか。

まずは、文系・理系問わず大学生におすすめの資格をご紹介します。将来の職業に直結していなくても、役に立つ可能性が高い資格です。

「どの資格を取ればいいのかわからない」という人は以下の資格から選んでみてはいかがでしょうか。

 

普通自動車免許

「どの業界に行きたいのかまだ決まっていない」という人におすすめなのが普通自動車免許です。

普通自動車免許を持っていることのメリットは、行動範囲が広がり、行きたい場所に行けるようになることです。

また、地方の営業の場合、普通自動車免許を持っていることが必須の求人もあるので、将来車を使う仕事を志す人は普通自動車免許を取ることをおすすめします。

普通自動車免許は、取得に最短でも2週間ほどかかる取得に時間がかかる資格です。社会人になるとなかなか定期的に時間を作って通うことは難しいため、時間がある大学生のうちに免許を取っておくことをおすすめします。

「普段はアルバイトや課題があるからまとまった時間を取りにくい」という方は、長期休みの時期に合宿で取得するのも一案です。

 

ITパスポート

ITパスポート」は、ITを活用するすべての社会人が備えておくべき知識を証明する国家資格です。

ITと聞くと難しいプログラミングの知識が問われると思いがちですが、プログラミングの知識というよりは、「インターネットの仕組み」「ネットワークとは」など、ITの基礎となる一般的な内容を問われます。

どの業界でも活用されており、今後も私達の生活に欠かせないITについて知っておくのは、業界・職種関係なく必要です。

ITパスポートでは、ITの用語や経営などの知識についても体系的に勉強できるので、理系・文系問わずに学ぶ価値のある資格だといえるでしょう。

>>ITパスポートの公式サイト

 

TOEIC

TOEICは、主に英語のリスニングとリーディングの力を測るテストのひとつです。英語能力があることを証明する資格として広く知られています。大学の授業で受験したことがある人もいるかもしれません。

就職でTOEICを武器にするには500点以上あったほうがいいと言われています。特に会社の公用語が英語の企業では、TOEIC800点以上を要求している会社もあるほどです。

将来外資系に行きたい人や、海外との取引がある部署で仕事をしたいと思っている人は、TOEICの勉強を通して英語力を磨いてみてはいかがでしょうか。

>>TOEICの公式サイト

 

MOS

MOSとは、マイクロソフトオフィススペシャリストの略で、ExcelやWord、PowerPointなどのマイクロソフト社の製品を使用する技術を証明する資格です。

WordやPowerPointなどは大学の課題で使用したことがある人も多いでしょう。事務や経理などバックオフィスの仕事では必ずと行って使用されるものなので、パソコンスキルのアピールに最適です。

バックオフィスではない職種であっても、ExcelやWord、PowerPointなどのソフトは使う機会が多いので、使いこなせるようになっておくと就職してから効率的に業務を進められるでしょう。

>>MOSの公式サイト

 

秘書検定

秘書検定」は、秘書になることを目標にしていない人でも、ビジネスマナーを身につけたい人におすすめの資格のひとつです。

秘書検定3級は約75%・2級は約50%となっており、比較的取得しやすい資格です。

特に大手では、面接やインターンシップ中のビジネスマナーを見ているところも多いもの。社会人に必須の敬語や名刺の渡し方などのマナーを早めに身につけておきたい人は資格の勉強をしてみてはいかがでしょうか。

>>秘書検定の公式サイト

 

日経TEST

日経TESTでは、ビジネス洞察力を測るテストです。基礎知識・実践知識・視野の広さ・知識を知恵にする力・知恵を活用する力の評価が行われます。合格・不合格のような判定が出るテストではなく、1000点を満点としてスコアが出されます。

日経TEST自体が就職に役に立つというわけではなく、日経TESTで培った知識が面接や試験で役に立つ可能性が高いです。

経営環境、企業戦略、会計・財務、法務・人事、マーケティング・販売、生産・テクノロジーといった範囲から出題され、ビジネスシーンで必要になる幅広い知識を学ぶきっかけとなるでしょう。

>>日経TESTの公式サイト

 

文系の大学生におすすめの資格

次は、文系の大学生に特におすすめしたい資格をご紹介します。

 

日商簿記2級

日商簿記2級は、お金の流れを把握したり、収支を計算したりする力を測る資格です。経理を目指す人はもちろん、金融関係やコンサルティング業界を目指す人も、実務に役立つスキルが身につく資格だといえます。

簿記2級は合格率は25%前後と難しい資格なので就職にかなり有利になるだけではなく、私生活にも活かせるのでとても人気の資格です。

商業簿記と工業簿記の2科目から出題されるので、順番に勉強していくことをおすすめします。3級を取得していない場合は、日商簿記3級から始めるのもおすすめです。

>>日商簿記2級の公式サイト

 

宅建

「宅建」とは宅地建物取引士の略で、宅建士になるための資格試験を宅建試験といいます。

宅建は国家試験であり、合格率は15%程度です。

宅建士は3つの独占業務を持っていて、宅建士にしかできない仕事が法律で決められています。難易度が高い資格ではありますが、需要は高く、就活でも有利になる資格であるといえるでしょう。

>>宅建の公式サイト

 

FP(ファイナンシャルプランナー)

FP(ファイナンシャルプランナー)」は、年金や保険などのお金に関する知識を持っていることを証明する資格です。

金融業界や保険業界などとお金が直接的に関わってくる業界の就職に有利になるだけではなく、不動産業・家計簿などの様々な範囲で役に立つでしょう。

FPの試験の中でも「FP技能士」は国家試験で、AFPやCFP®は民間試験です。どちらの試験を受けるかは自分で選択できます。一般的には国家試験のFP技能士が人気です。

>>FP技能検定の公式サイト

 

中小企業診断士

「中小企業診断士」は、経営の診断及び助言を行う仕事です。

中小企業診断士の試験は資格取得に約800~1000時間程度必要ともいわれる難関試験です。試験は毎年8月に一度だけ行われるので、計画を立てて学習を進める必要があります。資格を取得していることは、就活を有利に進めるにも効果的です。

コンサルティング業界への就職を考えている人や、マネジメントに興味がある人は中小企業診断士の資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

>>中小企業診断士の公式サイト

 

理系の大学生におすすめの資格

次は理系大学生におすすめの資格をご紹介します。理系大学生の場合、自分の専門分野に近い内容の資格を目指すと、大学での勉強が活用でき楽しんで資格の勉強ができるでしょう。

 

情報セキュリティマネジメント

「情報セキュリティマネジメント」は、ITを安全に活用するための基礎的な知識を身につけたことを証明する資格です。先に紹介したITパスポートよりもセキュリティに関する専門知識が求められます。

出題内容はテクノロジ・マネジメント・ストラテジ系の選択問題や、情報セキュリティに関する問題が出題されます。プログラミングやソフトウェアについての問題は聞かれません。

合格率は45〜50%ほどで、200時間ほどの勉強が必要だと言われています。

IT企業への就職や、エンジニアとして就職することを検討している人は、資格取得を検討してみるのもおすすめです。

>>情報セキュリティマネジメントの公式サイト

 

基礎情報技術者

「基礎情報技術者」の試験は、情報セキュリティマネジメント・ITパスポートよりも、技術者としての知識が問われる試験です。

ITエンジニアの登竜門とも呼ばれ、システムの設計・開発・運用についての問題が出されます。合格率は25〜40%と難関の試験ですが、国家資格なので持っていると就職に有利になる可能性が高いです。

技術者としてキャリアを築いていきたい方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

>>基礎情報技術者の公式サイト

 

大学生が資格を取得する前に検討しておきたいこと

大学生が、社会人よりも自由に使える時間が多いからといって資格取得は簡単なことではありません。

どの資格を勉強するか決めていない人も、決めている人も以下の内容を検討した上で勉強をし始めましょう。

 

1.興味のある分野を検討する

大学生が資格を取得する前に検討しておきたいことの1つ目は、興味のある分野を検討することです。

どのような内容の資格であっても、ひとつの資格を取ることは簡単なことではありません。就活を有利に進めたいなどの目的があったとしても、全く興味のない分野の資格を取ろうと目標を立ててもやる気が起こらず勉強に身が入らないことがほとんどでしょう。

資格を取るために大切なことは、最後まで勉強をすること。楽しんで資格を取れるようにするためにも、まずは興味のある分野の中から資格を選んでみることをおすすめします。

 

2.就職したい業種や職種に有利になる資格を調べる

大学生が資格を取得する前に検討しておきたいことの2つ目は、就職したい業種や職種に有利になる資格を調べることです。

将来のことを考えて資格を取ろうとしている人もいるのではないでしょうか。

なんとなく役に立つかなと思って適当に取得した資格と、5年後10年後の将来を見据えて取った資格では勉強への身の入り方だけでなく、スキルを活用する方法も変わります。

「就職に有利になる資格を」と思っている人は、自分のなりたい業種や職業がどのような資格を持っていると有利になるのかを調べてみましょう。

将来のことを考えて資格を取ろうとしている人もいるのではないでしょうか。

なんとなく役に立つかなと思って適当に取得した資格と、5年後10年後の将来を見据えて取った資格では勉強への身の入り方だけでなく、スキルを活用する方法も変わります。

「就職に有利になる資格を」と思っている人は、自分のなりたい業種や職業がどのような資格を持っていると有利になるのかを調べてみましょう。

まだ特に将来なりたいことがわからないという人は自己分析をしてみることもおすすめです。

自己分析をして自分がどのような職業につきたいのか考える切っ掛けが欲しい人は「【就活生向け】自己分析のやり方を徹底解説!5つの方法・進め方・注意点などを紹介」を参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

3.資格を取得するまでの計画を立てる

大学生が資格を取得する前に検討しておきたいことの3つ目は、資格を取得するまでの計画を立てることです。

大学の試験とは異なり、資格の試験は一年のうちに何度も開催されるため、「次の機会でいいか」と先延ばしをしてしまう可能性が高いです。また試験によっては1年に数回しかチャンスがないこともあり、タイミングを逃すと受験に間に合わない可能性もあります。

大学の授業や課題、レポート、テストと資格の受験日がかぶっていたり、思うように資格取得の勉強が進まないこともあるでしょう。資格を習得することを決めたら、いつまでに資格を取るのか・一日何時間勉強するのかなどを計画しましょう。

 

4.自分が挫折しにくい方法を検討する

大学生が資格を取得する前に検討しておきたいことの4つ目は、自分が挫折しにくい方法を検討することです。

「大学やバイトから帰ったらすぐに寝てしまう」「友だちと遊びに行き過ぎて時間がない」などと自分が今まで勉強できなかった理由を考えてみましょう。

理由を考えた上で、どうすれば勉強する時間を確保できるか考え続けて勉強を続ける努力をしてみましょう。

周りが遊んでいる中、なかなか勉強だけに集中することは難しいかもしれませんが、今頑張ることは将来に結びつきます。将来を見据えて勉強を続ける方法を探してみることをおすすめします。

  • 同じ資格取得を検討している人たちの勉強会に参加する
  • SNSで勉強アカウントを作成する
  • 資格取得のための学校に通う
  • いつまでに資格を取得するのか周りに宣言する

など、自分が挫折しにくいための方法を試してみてはいかがでしょうか。

 

5.資格の取得のみに集中せず、学業や生活とのバランスを取る

大学生が資格を取得する前に検討しておきたいことの5つ目は、資格の取得のみに集中せず、学業や生活とのバランスを取ることです。

資格を取ることに集中しすぎて大学の勉強をおろそかにしてしまったり、友達との付き合いをおざなりにしてしまったりする人もいるのではないでしょうか。

確かに将来のためにも資格を取ることは素晴らしいことですが、目の前のことをおろそかにしてしまうと本末転倒になることも。資格取得のためのスケジュールは無理がないように立て、大学生活が充実したものになるように計画しましょう。

 

大学生の時間があるときに興味のある資格を通して学びを深めよう

本記事のまとめ
  • 普通自動車免許やTOEICなどの需要が広い資格を目指すのがおすすめ
  • 将来のことを見据えた上で自分にあった資格を見つける
  • なんとなく資格の勉強をせずに、必要なスキルを逆算し、学業や生活などのバランスを取りながら行う

本記事では、大学生におすすめの資格をご紹介しました。

「大学生は時間がある」と言われますが、バイトや大学のテスト、レポートなどで大変な中資格を取得するのは大変なことです。どのようにしたら挫折せずに資格取得できるかを考え、具体的な勉強計画を立てましょう。

本記事を参考に、自分の将来に役に立つ資格を取得してみてはいかがでしょうか。 

【関連記事】


hatenaはてブ


この記事の関連キーワード