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持てる視点、実はもっとあるのかも!アイスタイル若手社員が"1対nの発信"で学んだ「伝えるための極意」とは

白井恵里子

2022/02/28(最終更新日:2022/02/28)


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横山 葉さん/提供:株式会社アイスタイル

日々の仕事のなかでは、「1対1」のコミュニケーションのみならず、「1対n」つまり自分から複数の人に発信する形のコミュニケーションも多いでしょう。

「自分から社内の複数メンバーに」「自分から複数の取引先に」などの発信において、どのようなことを意識すると効果的なコミュニケーションが実現できるのでしょうか。

株式会社アイスタイルの2年目社員・横山 葉さん(24)は、メルマガの配信やイベント登壇など、まさに「1対n」の発信が仕事のひとつ。最近では企画したイベントが成功し、着実に成果を上げている期待のエースです。

横山さんが発信するときに、大切にしていることとは?詳しく話を聞きました。

化粧品ブランドのマーケティングを支援「@cosme for BUSINESS」

株式会社アイスタイルは、美容系総合ポータルサイト@cosmeの企画・運営などを行っています。

2020年10月には、同社がこれまで培ってきた知見を活かし、化粧品ブランドのマーケティングに携わる人に役立つ情報を届けるポータルサイト「@cosme for BUSINESS」を立ち上げました。

@cosmeのビジネス活用に関する最新ニュースや使い方のヒント、成功事例を紹介するほか、化粧品マーケティングに関するコラムやセミナーなども実施しています。

提供:株式会社アイスタイル

幅広いブランドのマーケに関わりたい

横山さんは、大学時代に化粧品関連サービスを展開するベンチャー企業で1年間ほどインターンを経験。ITを使ったマーケティングに興味を持つようになり、アイスタイルへ2020年4月に新卒入社しました。

現在は@cosme for BUSINESSのチームにて、化粧品ブランドに向けたセミナーの企画・登壇・運営や、メールマガジンの配信をはじめとしたマーケティング業務/インサイドセールスとの連携業務を担当しています。

------なぜインターンを始めようと思ったのですか?

横山さん:大学に入学後、ふと「このまま社会に出て大丈夫かな?」と不安になったことがきっかけです。

大学の先輩に相談したところ、「最近周りでインターンをしている人が多い」「インターンで多くのことを学び、生き生きしている人をよく見かける」という話を聞き、「私もやってみよう!」と思い、求人を探してスタートしました。

------そのころから「化粧品業界」にフォーカスしていたのでしょうか?

横山さん:当時は特に化粧品業界に限定して就活をしようと思っていたわけではありませんでした。

ただ、もともとネガティブ思考な私が、大学に入って初めてお化粧に触れた時、なぜか気持ちがとてもポジティブになれたんです。「お化粧の力ってすごいな」純粋にこう想い、化粧品業界をメインに企業を探すようになりました。

-----そうだったのですね。数ある企業のなかからアイスタイルに入社を決めた理由は?

横山さん:インターン経験を通じて「ITを使ったマーケティングの面白さ」を実感したため、自社EC含めいろいろなサービスを運営しているアイスタイルに興味を持ちました。

ここなら、幅広いブランドのマーケティングに関わることができそう!と思い、最終的に入社を決めました。

提供:株式会社アイスタイル

ブランド育成のセミナーを企画し、好評

横山さんは入社後、半年ほど営業部へ所属。その後@cosme for BUSINESSの立ち上げと同時に同チームへ異動となりました。

-----@cosme for BUSINESSへ異動後、一番印象に残っている仕事は何ですか?

横山さん:昨年末、立ち上がってまだ間もない化粧品ブランドの方々に向けて「ブランドづくり/ブランド育成」に関するセミナーを企画して開催したことです。

参加者の方からは「良い意味で、ブランドづくりのイメージがかわった」「さっそく試したい!」などの声をいただき、数字と向き合うことの多いなか、定性的な温かいコメントが自分自身の励みになる機会でした。

-----とても好評だったのですね。どのような点が評価されたのでしょうか?

横山さん:これまで有償のプロモーションサービスをご紹介することが多かったのですが、このイベントでは「無料でできる@cosmeの活用法」も含め@cosmeでできることをフラットにご紹介したことが、参加者の方々のニーズにマッチしたようです。

実は企画段階、マネージャーとブレストしている時には「本当にブランド育成で悩んでいるのか?」「この内容はニーズがあるのだろうか?」とたくさん悩みました。

インサイドセールスのメンバーなどにも相談し、確信が持てたから開催に踏み切ったわけですが、やはり終了後に参加者の方々の声を聞いたときに「やってよかったんだ」と初めて思えましたね。

-----イベントには横山さんも登壇されたそうですね。どんなことを意識して話されたのですか?

横山さん:過去に登壇したときの失敗経験から「あれもこれも伝える」のではなく「伝えたいことを予め絞っておく」ことを意識し、しっかり練習して臨みました。

初めて登壇した時は、話している途中で「これも話したい」「あれも話したい」と思ってしまって、結果「一番伝えたいこと」がうまく伝えられませんでした。この時の教訓が、ブランド育成のセミナーでは活かせたように思います。

セミナー準備の様子/提供:株式会社アイスタイル

複数の視点を持つことを意識

イベントの企画・運営のみならず、メルマガの配信も日々行っている横山さん。「1対n」のコミュニケーションにおいて、何を大切にしているのでしょうか。

-----発信やコミュニケーションにおいて、うまくいかなかったこともありますか?

横山さん:過去に、メーカーの方々に向けたメルマガを配信した時、私の意図がしっかり伝わらず営業のメンバーが補足してくれたことがありました。

特にメルマガでは、最後までお目通しいただける保証もありませんので、「いかに端的に伝えたいことを伝えるか」が大切です。そのため、今は「配信前に読み返す」「他の人にも読んでもらう」ことはもちろんのこと、「冒頭で一番伝えたいことを伝えられているか」「削れる部分はないか」も吟味するようにしています。

-----なるほど。そういった経験を踏まえて、いま仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?

横山さん:相手の気持ちや立場を想像することです。

具体的に意識していることは「複数の視点で言葉を紡ぐこと」。例えば、私は@cosme for BUSINESSのメンバーであると同時に、コスメを使うエンドユーザーでもあり、自社の魅力を発信する立場の人でもあります。

そのように、持てる視点はすべて持ったうえで発信することが、さまざまな立場の人の気持ちを想像することに繋がると思っています。

-----複数の視点を持とうと思ったきっかけは?

横山さん:営業部に所属していた時、新ブランドのお客様とお話する機会が多かったのですが、そういった方々は「@cosmeの人としての意見」と同時に「いちユーザーとしての意見」も求めていらっしゃることに気が付いたんです。

その時に初めて「自分の視点はひとつではない」「もっとユーザー視点も活かしていこう」と思えるようになりました。

-----イベントでも複数の視点は役立ちそうですね!

横山さん:そうですね。次回はもっと「エンドユーザーとして体験したこと」も伝えたいと思っていますし、ブランドの皆さまの"悩み別"で複数の企画を立てるなど、それぞれのニーズに合わせてターゲットを限定したうえで「@cosmeでできること」をご提案できればと考えています。

ワクワクできる挑戦に飛び込んでいきたい

-----最後に、今後の目標についてお聞かせください。

横山さん:現在、バナーやLPなどのデザイン制作やコピーライティングといったクリエイティブ業務や、数字を使った分析や検証の業務にも関わっています。

今後は、ひとつひとつのスキルだけを切り取っても自信を持って仕事ができるよう、それぞれを磨いていきたいです。ゆくゆくは各スキルを掛け合わせて、自分が考えた企画を形にしていき、ワクワクできる挑戦にどんどん飛び込んでいきたいです!

提供:株式会社アイスタイル

過去の失敗から学んだ教訓もしっかり活かし、「伝える力」を着々と育んでいる横山さん。

さまざまな経験を積み、スキルを磨くことによって、今後さらに"持てる視点"を増やしていくことでしょう。

「1対n」のコミュニケーションに難しさを感じている人は、まずは今の自分が持てる視点を思いつく限り洗い出してみるなど、さらに視点を増やすために新たなことに挑戦してみてはいかがでしょうか。

出典元:株式会社アイスタイル
出典元:@cosme
出典元:@cosme for BUSINESS

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