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Wordでの参考文献の書き方|文献目録・WebのURL・番号・スタイル変更・管理方法などを解説

U-NOTE編集部

2022/03/14(最終更新日:2022/03/14)


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Wordで論文やレポートを作成する際、Wordには参考にした文献を本文内に挿入する参考文献の挿入機能があります。参考文献として登録しておけば、簡単な操作で楽に文献を入れられます。

本記事では、参考文献の書き方から管理方法までを解説。脚注機能を使った番号の付け方やスタイル変更の方法も併せてご紹介します。

本記事の内容をざっくり説明
  • Wordでの参考文献の書き方
  • Wordに文献目録を挿入する方法
  • Wordに入れた参考文献にWebのURLを挿入する方法
  • Wordに入れた参考文献に番号を付ける方法
  • Wordに入れた参考文献の管理・並べ替え方法
  • Wordの参考文献のスタイルの変更方法

Wordでの参考文献の書き方

論文やレポートを作成する際に使用した文献は、Wordの機能を使って登録しておけば簡単に挿入可能です。まずは、参考文献の書き方をご紹介します。

 

STEP1.参考文献の情報を登録する

文献を挿入する際に、まず参考文献の情報登録から始めましょう。

 まずは「参照設定」タブに移動し、リボンメニューから「引用文献の挿入」ボタンをクリックします。

 

「資料文献の作成」というダイアログボックスが現れます。

  • 資料文献の種類
  • 言語の選択
  • APAの文献目録のフィールド

上記の情報すべてを登録し、「OK」ボタンをクリックしてダイアログボックスを閉じましょう。これで一覧内に新たに文献が登録されました。

 

STEP2.一覧から参考文献を挿入する

すべての文献を登録し終わったら、一覧から参考文献を挿入しましょう。

 「参照設定」タブ >「引用文献」の順番にクリックします。

 

すると画面の右側に、登録した文献の一覧が表示されます。あとは、挿入したい箇所にカーソルを置き、参考文献をダブルクリック。

 

これで選択した参考文献が挿入されました。

 

Wordに文献目録を挿入する方法

論文を執筆している途中で引用した文献目録を挿入したい場合、Wordでは「文献目録の登録」という機能を使って、簡単に本文内に差し込めます。

 

まずは、「参照設定」のタブを表示させます。リボンメニューから「文献目録」ボタンをクリック。

 

「引用文献」と「文献目録」の2つの選択肢が現れるので、「文献目録」を選びましょう。

 

これですでに参考文献として登録していた文献の目録が挿入されます。

 

Wordに入れた参考文献にWebのURLを挿入する方法

Wordで論文やレポートを作成する際、書籍以外にWebサイトのページを参考にする場合があります。その場合にURLを挿入する方法をご紹介します。

 

「参照設定」タブ >「引用文献の挿入」の順番にクリックすると、「資料文献の作成」というダイアログボックスが表示されます。

「資料文献の種類」を「Webサイト」に変更し、「Webページの名前」と「Webサイトの名前」、「URL」などを設定して「OK」ボタンをクリック。ダイアログボックスを閉じます。
 

参考文献としてWebページの情報が挿入されました。参考文献の機能では、登録された情報はURLとして表示されないため、脚注として挿入する必要があります。

 

挿入した参考文献に番号を割り振ります。「参照設定」タブ >「脚注の挿入」の順番に選択し、「脚注と文末脚注」のダイアログボックスを表示させます。

 

各設定を行い、「挿入」ボタンをクリック。ダイアログボックスを閉じてください。

 

文末に脚注が挿入されたら「参照サイト名「参照文書名」URL(参照した日付)」の形で書き入れます。

 

URLの部分を選択し、右クリックでコンテキストメニューを表示。「ハイパーリンク」を選び、リンクを挿入しましょう。これで作業は完了です。

 

Wordに入れた参考文献に番号を付ける方法

Wordに参考文献を挿入する場合、番号を振って典拠を示したいケースもあるでしょう。次に、参考文献に番号を付ける操作方法を解説します。

 

STEP1.番号のスタイル設定を行う

まずは、挿入した参考文献に番号を付ける前にスタイル設定を行います。

上部のメニューバーから「挿入」をクリックし、現れたメニューから「脚注」ボタンを選びます。

 

「脚注と文末脚注」のダイアログボックスが表示されます。番号書式や任意の脚注記号、番号の付け方などを設定したら「適用」ボタンをクリック。ダイアログボックスを閉じます。これで挿入される番号の書式設定は完了です。

 

STEP2.脚注機能を使って番号を割り振る

次に、脚注機能を使って挿入した参考文献に番号を割り振っていきます。

「参照設定」タブを選択したら、リボンメニュー内にある「脚注の挿入」もしくは「文末脚注の挿入」を選びます。

 

「脚注の挿入」では、カーソルを置いた場所に番号が振られ、ページ下部に脚注を書き込む箇所が挿入されます。

 

「文末脚注の挿入」では、名前の通り文末に脚注を入れる箇所が挿入されます。

 

Wordに入れた参考文献の管理・並べ替え方法

Wordに登録した参考文献は、管理・並べ替えを行うことで文書内への挿入が楽になります。

 

参考文献を管理するには、まず「参照設定」タブ >「引用文献」ボタンの順番にクリックします。

 

すると画面の右側に引用文献の一覧が表示されます。その一覧の下部にある「…」のマークをクリックし、「資料文献の管理」ボタンを選びます。

 

「参考文献の管理」というダイアログボックスが現れるので、マスターリストから現在のリストに文献をコピーしたり、あるいは新規作成や編集したりして管理を行います。

 

Wordの参考文献のスタイルの変更方法

文書内に挿入した参考文献はスタイルの変更が可能。論文やレポートで使用している言語に合わせてスタイルを決めましょう。

 

スタイルを変更するにはまず、「参照設定」タブ >「引用文献」ボタンの順番に選択します。

 

右側に「引用文献」の一覧が表示されます。「引用文献スタイル」のメニューがあるので、プルダウンボタンをクリックしてください。

 

スタイル一覧が現れるので、変更したいスタイルを選びましょう。すでに挿入している参考文献にスタイルの変更が反映されていたら、操作は完了です。

 

Wordの「参考資料」を使いこなそう

本記事のまとめ
  • 参考文献は「参照設定」の「資料文献の作成」から情報を登録することから始める
  • 資料文献の作成から登録しておくと一括で情報を変更できる
  • 挿入した参考文献は番号を割り振ることもできる

参考文献が多い場合、手入力よりも簡単なのが「参考資料」の挿入機能です。基本的な使い方は非常に簡単なので、最初に情報を登録しておくと後で変更したり、別の箇所に追加したりする際に非常に便利です。

「参考資料」の機能を使いこなして論証の論拠を明確にし、正確性の高い論文・レポートを作りましょう。 


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