Googleスプレッドシートに画像を追加する方法や、画像をコピーする方法などがわからず悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
本記事では、Googleスプレッドシートの挿入や保存、トリミング、コピーなどの画像の取り扱いについて詳しくご紹介します。
- Googleスプレッドシートに画像を追加する方法
- Googleスプレッドシートの画像をセル内に挿入する方法
- Googleスプレッドシートの画像をコピーする方法
Googleスプレッドシートに画像を追加する方法
Googleスプレッドシートに追加する画像は、どのようなものでも挿入できるわけではありません。
まずは、どのような種類の形式やサイズの画像がGoogleスプレッドシートに画像を追加できるか確認しておきましょう。
追加できる画像の形式・サイズ
Googleスプレッドシートには「PNG」「JPG」「GIF」形式の画像を貼ることが可能です。
このように画像ファイルの下に「.jpg」とあるので、自分の貼りたい画像の形式を確認しましょう。
また、Googleスプレッドシートには「50MB未満の画像」しか貼ることができません。
画像のサイズが大きすぎる場合は、画像を圧縮する必要があります。パソコンに入っているソフトを利用したり、圧縮ができるサイトなどを利用して、アップロードできるサイズまで画像サイズを小さくしましょう。
例えば「COMPRESS JPEG」では、JPEGやJPGなどの形式のものを圧縮できます。
セルに埋め込むか、セル外に挿入するかの2つの方法がある
Googleスプレッドシートには、画像をセル内に埋め込む方法とセル外に挿入する方法があります。
セル内に埋め込むと、セル内から出ることなく固定されます。セル外に挿入すると自由に画像の場所を変更できることがポイントです。では、それぞれの方法について確認していきましょう。
Googleスプレッドシートの画像をセル内に挿入する方法
まずは、Googleスプレッドシートの画像をセル内に挿入する方法についてご紹介します。
セル内に挿入する方法は、メニューから行う方法とIMAGE関数を使って行う方法の二通りあります。
メニューから行う方法
まずは、メニューから行う方法について紹介していきます。
STEP1.挿入したいセルを選択し画像を挿入する
まずは、画像を挿入したいセルを選択します。
次にメニューバーにある「挿入」>「画像」>「セル内に画像を挿入」を選択します。
STEP2.画像をアップロードする
上記の画像の画面が出てくるので、画像を好きな方法でアップロードします。
MacBookの場合は、参照をクリックするとこのような画面が開きます。挿入したい画像をクリックして右下の「開く」を選択しましょう。
画像が正常に挿入できると、上記の画像のようにセル内に画像が挿入されていることが確認できます。
STEP3.画像のサイズや位置を変えてみる
そのままでは画像が小さいので、セルの大きさを変えてみましょう。セル内に挿入された画像は、セルの大きさを変えることで自動的に大きさが変更されます。
また、上記の画像の赤枠で囲まれたところをクリックすることで、画像を中央揃えにしたり、左・右寄せをすることが可能です。
画像の位置や大きさを変更して見やすいGoogleスプレッドシートにアレンジしましょう。
IMAGE関数を使って行う方法
IMAGE関数と呼ばれる関数を使用することでも、画像をセル内部に挿入することは可能です。
「=image(画像のURL)」とするだけで簡単に挿入できますが、URLを入手するのに手間がかかってしまいます。
IMAGE関数で画像を挿入するメリットは、「=IMAGE(URL, [モード], [高さ], [幅])」と追加で画像のサイズや高さ、幅が指定できることです。
以下では、実際にIMAGE関数を使って挿入を行う方法をご紹介します。
STEP1.Google Driveに画像をアップロードする
まずは、Google Driveに画像をアップロードします。上記の画像の画面右上にある赤枠で囲まれた正方形の点をクリック。
上記の画像の赤枠で囲まれた「ドライブ」をクリック。
画像をアップロードするために画面左上にある「新規」をクリック。
ファイルアップロードを選択しましょう。
好きな画像を選択して画像をアップロードしましょう。
アップロードした画像の上で左クリックすると、上記の画面が出てくるので「リンクを取得」をクリック。
デフォルトでは「制限付き」になっている場所を「リンクを知っている全員」に変更します。
「リンクを知っている全員」に変更できたら、リンクをコピーしましょう。
STEP2.固有IDを抜き出す
コピーしたリンクから固有IDを抽出します。固有IDとは、連続する33文字の記号や英数字からなるIDのことです。
通常「https://drive.google.com/file/d/必要な固有ID/view?usp=sharing」「https://drive.google.com/open?id=必要な固有ID」となっています。
STEP3.テンプレに固有IDを入力する
「=image(“https://drive.google.com/uc?export=download&id=必要な固有ID“)」に先程抽出した固有IDを入力しましょう。
Enterボタンを押すと、上記の画像のように画像が挿入できます。
Googleスプレッドシートの画像をセル外に貼り付ける方法
Googleスプレッドシートの画像をセル内に挿入する方法をご紹介しました。
セル内に挿入する方法と比べてセル外に挿入する方法は自由に画像を移動できるのがポイントです。
以下では、Googleスプレッドシートの画像をセル外に貼り付ける方法をご紹介します。
STEP1.「挿入」>「画像」>「セル上に画像を挿入」をクリック
メニューバーにある「挿入」>「画像」>「セル上に画像を挿入」をクリックしましょう。
STEP2.画像をアップロードする
画像の挿入の画面が出てくるので、好きな方法を選んで画像をアップロードしましょう。
MacBookの場合は、アップロードから参照をクリックすると、上記の画面が出てきます。
画像をクリックして、「開く」を押します。
正常に動作が完了すると、上記の画像のように選んだ画像が画面の真ん中に挿入されます。
STEP3.挿入した画像の大きさや位置を変える
画像をクリックしてマウスカーソルで大きさを変更してみましょう。
また、「やっぱりセル内に挿入したい」となった場合は、「選択したセルに画像を置く」をクリックしましょう。
Googleスプレッドシートの画像をコピーする方法
Googleスプレッドシートの画像をコピーして貼る方法はとても簡単です。
上記の画像のように、一度画像をクリックしてMacの場合は「command+C」Windowsの場合は「Ctrl+C」をして、コピーします。
Macの場合は「command+V」、Windowsの場合は「Ctrl+V」をすると、簡単に画像を貼り付けられますよ。
Googleスプレッドシートの画像をトリミング・回転させる方法
画像をトリミングや回転をしてから挿入したい人もいるのではないでしょうか。
以下では、Googleスプレッドシートの画像をトリミング・回転させる方法についてご紹介します。
STEP1.図形描画に画像をアップロードする
まずはメニューバーにある「挿入」>「図形描画」をクリックします。
図形描画にある「画像」をクリックしましょう。
好きな画像を選んでアップロードしましょう。
画像をアップロードできると、上記の画像のように画像が正常に表示されます。
STEP2.トリミングする
メニューバーにある「画像を切り抜く」をクリックすることでトリミングができます。
黒い枠の部分が画像が残される部分です。マウスで黒枠の大きさを自由に変更しましょう。
STEP3.画像を回転させる
画像を回転させる場合は、画像の中央部分にある円をクリックしながら動かします。
好きなように回転させてみましょう。
Googleスプレッドシートの画像が表示されないときの対処方法
Googleスプレッドシートで画像が表示されないこともあるのではないでしょうか。
Googleスプレッドシートで画像が表示されない場合のおすすめの対処法は、「リロードする」「Chromeの拡張機能を確認する」ことです。
特にChromeの拡張機能を追加したばかりの場合は、影響を及ぼしていないかオフにして確認してみましょう。
Googleスプレッドシートの画像を保存する方法
Googleスプレッドシートの画像を保存する場合は、一度ダウンロードしてから保存する必要があります。
以下では、Googleスプレッドシートの画像を保存する方法について詳しくご紹介します。
STEP1.ファイルをダウンロードする
メニューバーの「ファイル」>「ダウンロード」>「ウェブページ」と、まずはファイルをダウンロードします。
STEP2.ファイルを開く
上記の画像のように、お使いのパソコンのファイルが保存されている場所を開きましょう。
ウェブページで保存すると、「.zip」形式で保存されます。「.zip」形式で保存されているファイルをダブルクリックして開きましょう。
「.zip」ファイルを開くと、新しくフォルダーが追加されます。
「.html」と書かれたファイルを開きましょう。
STEP3.画像URLを開く
html形式のファイルを開くと、上記の画像のように画像の下にURLが表示されます。
URLをクリックして開きましょう。
STEP4.画像を保存する
URLをクリックすると、上記のような画面が自動的に開きます。赤枠で囲まれたダウンロードボタンを押すと、画像を保存できます。
Googleスプレッドシートの操作方法を覚えよう
- アップロードできるファイルの形式はPNG・JPG・GIF
- アップロードできない場合は画像サイズが50MB以下であるか確認す
- 「挿入」>「画像」から画像の挿入方法を選ぶ
- 画像を保存する場合はファイルをウェブページでダウンロードする
本記事では、Googleスプレッドシートの画像に関するよくある悩みについて詳しく解説しました。
Googleスプレッドシートへの画像のアップロードやダウンロードはそれほど難しくありません。何度も繰り返し同じ操作をすることで、いつのまにか覚えられるのでゆっくりと時間をかけて習得しましょう。
本記事を参考にGoogleスプレッドシートの操作方法を学んでみてはいかがでしょうか。
【関連記事】
Googleスプレッドシートのセル内で改行する方法|改行を置換や関数で削除する方法も紹介
Googleスプレッドシートを使用するときに、セル内の改行の仕方がわからず困っている人もいるのではないでしょうか。 本記事では、Googleスプレッドシートのセル内で改行する方法や、関数で...
Googleスプレッドシートの日付の表示方法|ショートカットや自動入力、曜日のやり方紹介
Googleスプレッドシートに日付を記入する機会が多い人もいるのではないでしょうか。一つずつ日付を記入するのは時間がかかりますが、ショートカットキーや関数を使って日付を記入する手間を省けると日々...
Googleスプレッドシートの曜日を自動的に表示する方法|関数・表示形式の変え方・色をつける方法も合わせて紹介
Googleスプレッドシートで日付の管理をすることが多いのではないでしょうか。その際に曜日を自動で表示できるように調節することで、より作業を効率化できます。 以下では、Googleスプレッ...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう