Wordの行数設定をする方法｜行数を表示させたり、幅を変更する方法も解説

Wordの「行数設定」は、ページごとの見やすさを高めるために活用できる機能です。

設定方法は非常に簡単です。文書全体に適用させたり、一部の文書に反映させたりと細かく設定できます。

本記事では基本的な操作方法に加えて、行数を表示させる方法や、行の幅を変更させる方法も画像付きで解説します。

Wordの行数設定・行数を指定する方法

Wordでは、1行ページあたりの行数を指定することができます。さっそく行数の設定をする方法を紹介します。

まずは、上部のメニューから「フォーマット」をクリック。「文書のレイアウト」を選択します。

「文書」のダイアログボックスが表示されるので、「文字数と行数」>行数だけを指定する>行数の順番に設定を行います。

1〜45の間で行数を設定したら「OK」ボタンをクリック。これで行数設定・指定は完了です。

Wordの行数を表示させる方法

行数をカウントしながら作成・編集作業を行いたい場合は、行番号を表示させておくと便利です。

まずは、タブを「レイアウト」に変更します。

「行番号」のボタンをクリックし、「連続番号」「ページごとに振り直し」「セクションごとに振り直し」の3つから、どのように番号を振りたいのかに合わせて選択します。

今回は「連続番号」を選択。このように行数が振り分けられました。

Wordの行の幅の変更方法

Wordの行の幅の変更方法は主に2つあります。1つは文書全体に適用させる方法で、もう1つは一部のみ行の幅を変更させる方法。作成する資料に合わせて使い分けてみてください。

方法1．文書全体の行間を変更する

Wordの行の幅の変更方法1つ目は、文書全体の行間を変更する方法です。

まずはタブを「デザイン」に切り替えてください。

右側の方に「段落の間隔」というボタンがあるのでクリックします。規定の行間以外に、段落間隔なしや狭い、やや狭いなど7種類の設定が表示されるので、このなかから設定したいものを選びましょう。

方法2．段落ごとに行間を変更する

Wordの行の幅の変更方法2つ目は、段落ごとに行間を変更する方法です。

まずは、行の幅を変更したい段落をすべて選択します。

次に、段落を選択したまま右クリックでコンテキストメニューを表示させます。そのなかにある「段落」のメニューをクリックしてください。

「段落」のダイアログボックスが表示されます。「インデントと行間隔」のタブを選択し、行間を設定します。設定値に数字を入力し「OK」ボタンをクリックします。

選択した段落のみ行間が変更されました。

Wordの行数が合わなくなるときのチェックポイント

設定しても行数が合わない場合、設定が反映されるための条件が揃っていない可能性があります。次に、3つのチェックポイントを解説するので、1つずつ設定を見直してみてください。

1．行間の設定

Wordの行数が合わなくなるときのチェックポイント1つ目は、行間の設定です。「段落」のダイアログボックスで行う行間設定が「1行」になっていない場合、行数が合わないトラブルが発生します。

行数設定を行いたい段落を選択し、右クリックでコンテキストメニューを呼び出し。「段落」のメニューを選びます。

「段落」のダイアログボックスが現れます。タブを「インデントと行間隔」に切り替え、行間を「1行」に設定。これで「OK」ボタンをクリックしてWord本文に戻れば、行数が会わなくなる問題を解決できます。

2．標準フォントを利用する

Wordの行数が合わなくなるときのチェックポイント2つ目は、標準フォントを利用することです。

行数設定や指定を行う場合、使用しているフォントによってはその内容が反映されず、行数が合わなくなることがあります。そうしたトラブルを避けるためには、標準フォントを選ぶのがポイントです。

フォントを変更したい段落を選択し、「ホーム」タブ >フォントの順番にクリック。「本文のフォント」として表示されている「游明朝 Regular」に変更しましょう。

3．1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる

Wordの行数が合わなくなるときのチェックポイント3つ目は、「1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる」ことです。

まずは文書すべてを選択します。

その状態のまま右クリック。コンテキストメニューを表示させ「段落」を選びます。

「段落」のダイアログボックスが現れます。タブを「インデントと行感覚」に切り替え、「1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる」にチェックを入れ、「OK」ボタンを押したら設定は完了です。

Wordの行数設定を行い理想通りの原稿を作成しよう

行数の設定を行えば、見やすい原稿を作成可能です。全体の行数を統一させたり、文書の一部のみ行数を変更したりと、2つの設定方法があります。

設定が反映されない場合は、本記事で紹介した3つのポイントをチェック。行数の設定方法をマスターして、理想通りの原稿作りを行ってみてください。