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気持ちが見えていれば、自然と体は動く。IPPO若手社員が、転職して初めて「負けず嫌いを発揮できている」理由

白井恵里子

2022/02/24(最終更新日:2022/02/24)


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利根川公紀さん/提供:株式会社IPPO

新卒入社した会社で仕事をし始めたものの「もっとちゃんと自己分析をしていればよかった」「この会社は、もしかしたら自分には合わないかもしれない」と感じ、ネガティブな気持ちになってしまう人も実はいるのではないでしょうか。

株式会社IPPOの利根川公紀さん(25)は、大手インテリア企業に新卒入社しましたが、その後「このままでいいのだろうか」と考え直し、転職活動をスタート。未経験の業界・職種にもかかわらず、同社へジョインを決めました。

「今は日々成長が感じられている」「プライベートも充実できている」と楽しそうに語る利根川さんに、転職の経緯や、なぜ今ポジティブに働くことができているのか、詳しく話を聞きました。

スタートアップ・ベンチャー企業に特化したオフィス仲介

株式会社IPPOは、「不動産業界の商慣習を再定義し、これからのあたりまえを創る」ことをミッションに掲げ、オフィスビルのあり方や取引方法について価値創造を追求する不動産テックカンパニー。

メイン事業のスタートアップ・ベンチャー企業に特化したオフィス仲介、創業初期のスタートアップ支援の取り組みとしてVCと提携した移転成約時特典サービス「VCパッケージ」、居抜きオフィス情報プラットフォーム「ハイッテ」を運営しています。

また、今年2月にはオフィスビル内に入居の就業者を対象としたイベント企画運営プロジェクト「タテヨコ」を始動。オフィスビル内でのコミュニティ形成を促進させ、「入居してよかった」と感じてもらえるような施策を立案していくといいます。

就活を後悔し、IPPOへ転職

利根川さんは学生時代、アメフト部に所属。当時は部活動に集中していたため、就活に思うように時間がかけられず、リクルーターの人柄の良さに惹かれたという理由で大手インテリア企業に新卒入社しました。

しかし入社後、モヤモヤした気持ちや就活の後悔を感じることが多くなり、転職活動をスタート。友人の紹介がきっかけでIPPOに出会い、未経験の不動産業界で、初めての営業職として再スタートを切ることにしたといいます。

現在はスタートアップやベンチャーに特化したオフィス探しのサポートをメインで担当しており、2月に始動したばかりの「タテヨコ」の担当者でもあります。

-----就活に後悔が残っているのですか?

利根川さん:はい。アメフトに集中しすぎて、自己分析や企業選びに真剣に向き合えていなかった気がします。

その結果、本当は社会人になってからも土日はアメフトに充てたいのに、「土日勤務もあるシフト制」になってしまいました。

自分にとって「譲れない部分」「大切にしたいこと」は何なのか、もっと真剣に考えてから入社を決めればよかったなと後悔しています。

-----転職を考えたのは、シフト勤務が理由だったのですか?

利根川さん:それだけではありませんでした。

「ここで働き続けることで、"どこでも活躍できる"ようなスキルのある人材になれるのだろうか」と疑問に感じるようになってしまったんです。

もちろんその会社の中で成長して、どこでも活躍できるような人材になっている社員もたくさんいると思うのですが、自分に当てはめた時にイメージが湧かなくて…。

-----なるほど。将来の自分の理想像と照らし合わせた時、違和感を覚えたんですね。

利根川さん:はい。「このままではダメだ!」とすぐに腰を上げ、退職を決め、転職活動をスタートしました。思い切って環境を変えることで新しい発見もあると思い、転職活動をしていましたね。

-----その後、どのような経緯でIPPOに入社を決めたのですか?

利根川さん:転職活動では「アメフトと両立できるよう土日休みであること」「どこに行っても活躍できるよう"営業"のスキルを身につけられること」の2点を大切にしていました。

IPPOには友人の紹介がきっかけで出会いましたが、実はその当時、自分の中で「不動産業界」のイメージがあまり湧かなかったんです。

でも面接で代表の関口やシニアセールスのメンバーと話をしてみると、いろいろな気づきや発見があり、次第に興味を持つようになりました。

-----具体的にどのような?

利根川さん:「スタートアップやベンチャーに特化しているので、お客様は経営者」という話を聞いた時に、とても面白そうだと思いました。

経営者の方とお話できる機会は、普段過ごしている生活の中ではほとんどありません。そのため、「起業の経緯や、その人の考え方などを聞くことで、自分の視野や可能性を広げることができるのではないか」と考え、入社の決め手になりました。

提供:株式会社IPPO

前職では発揮できなかった「負けず嫌い」

こうしてIPPOの営業職として再スタートを切った利根川さん。初めての商談ではお客様の求める提案ができないなど、悔しい想いをしたこともあったのだそう。

-----そのような時には、どんな行動を心がけていますか?

利根川さん:わからないことがあるのは当たり前なので、どんどん上長に聞いたり相談したりして、アドバイスをもらうようにしています。

直属の上長は、相談すると必ず「どこの部分がよくなかったのか」「なぜ失敗したのか」を考えたうえで、私に的確なアドバイスをしてくれるのでとても頼りにしています。

-----例えばどのようなアドバイスが印象に残っていますか?

利根川さん:「失敗してもいいから、挑戦してみたほうがいい」という言葉です。

一度失敗すれば、それが教訓になって次に活かせるので、失敗を恐れずに行動を起こした方がいいと、常に言われています。

これまで私はスポーツを通して「自分はやれる」「自分は大丈夫」という"根拠のない自信"を持っていましたが、ビジネスパーソンとして"根拠のある自信"を持つためには、経験を積み重ねるしかないと考えています。

前職では、なかなか自ら挑戦したいと思えることが見つかりませんでしたが、今は違います。どんどん挑戦して、失敗することが、今の自分の成長には必要不可欠だと心から思えています。

-----転職してはじめて、ビジネスパーソンとして向上心を持てたということでしょうか。

利根川さん:そうかもしれないですね。私はもともと負けず嫌いなところがあって、今は「上長の売上を抜きたい!」「やると決めたらやる!」といった気持ちで仕事に臨んでいます。

アメフトのチームでは、100人ほどのチームメンバーの中から、試合に出られる選抜メンバーはたった4人。倍率がものすごく高いので、周囲と同じことだけをやっていては勝ち抜くことができません。

そのため、プラスアルファで自主練をする努力が必要。ビジネスにおいてもアメフトと同じような心構えで取り組みたいと思うようになったのは、IPPOにジョインしてからですね。

提供:株式会社IPPO

納得できる道が見えているなら、自然と体は動く

-----利根川さんのように、ファーストキャリアに納得できずモヤモヤしている同世代が目の前にいたなら、どのような声をかけたいですか?

利根川さん:後悔しない選択をしてほしいと伝えたいです。

ただ、本当に「このままではダメだ」と思うなら、自然と身体は動くと思います。

収入面など様々なことを天秤にかける必要はありますが、一番自分が納得できる道が見えているなら、自然とそちらの方へ一歩踏み出せるのではないでしょうか。

まずは「なぜモヤモヤしているのか」「どういう状態になればモヤモヤしなくなるのか」を突き詰めてみるとよいのかもしれません。

-----最後に、今後の目標についてお聞かせください。

利根川さん:5年以内に、社内売上1位になります!

そのために、今は種まきをたくさんしておきたいです。「オフィス移転を考えている/いない」にかかわらず、色々な経営者の方とつながりを持っておくことで、その方がゆくゆくオフィスのことを考える時に「そういえば利根川という人がいたなぁ」と、思い出していただけたら嬉しいですね。

そして将来は、どこに行っても活躍できる営業パーソンになっていたいです。

提供:株式会社IPPO

自分が抱いたモヤモヤをそのままにせず、すぐに行動を起こしたからこそ、負けず嫌いな性格を存分に活かして全力で仕事に臨めている利根川さん。

今は土日もアメフトに熱中することができ、オンとオフの切り替えもうまくできているそうです。

かならずしも転職だけが選択肢ではありませんが、もし今の仕事にモヤモヤを抱えているのであれば、そのモヤモヤの正体を突き止めることから始めてみると、踏み出すべき一歩が見えてくるかもしれませんね。

出典元:株式会社IPPO
出典元:タテヨコ

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