長引くコロナ禍をきっかけに、時間や場所の制約がない働き方を目指してITフリーランスとして独立した人や、独立準備中の人が増えていることでしょう。しかしフリーランスは会社員と違い、仕事の案件を自分で探さなければなりません。本当に暮らしていけるだけ十分な案件があるのでしょうか。
ITフリーランス専門の案件検索サイト「geechs job(ギークスジョブ)」を運営するギークス株式会社は、案件数と案件を探すITフリーランスの人数から算出した「案件倍率」をまとめた、「ITフリーランス案件倍率レポート」を発表しました。
「案件倍率」とは
「案件倍率」は、「geechs job」にて案件を探すITフリーランス1人に対して、企業案件が何件あるかを算出した数値(小数第三位を四捨五入)になります。
ギークスでは同レポートを、ITフリーランス市場における需給トレンドを表すデータとして四半期に一度発表しているそうです。
2021年10〜12月の案件倍率
このたびのデータは2021年10〜12月の案件倍率を分析したもの。10月は11.66倍、11月は11.01倍、12月は10.13倍と推移し、四半期累計での案件倍率は10.91倍と高水準で推移。前回までは2021年9月に過去最高の案件数を記録していましたが、以降も引き続きITフリーランスの需要が高い傾向にあることが判明したといいます。
また案件数は増加傾向にあり、前年度の10〜12月と比較しても、案件数は純増。ITフリーランスと企業案件との成約数に関しては、前年度の10〜12月と比較して110パーセントになっていたとのこと。大手企業からの「ITフリーランスを活用したい」という問い合わせも増えており、今後も案件数は増加する見込みだとしています。
案件が増えればそれだけ受注の可能性が増えますから、すでに独立している方や副業で頑張っている人はもちろん、これからフリーランスを目指す人にも朗報ではないでしょうか。
昨年後半の「案件」トレンド
案件の内訳としては、システム開発会社やゲーム・教育分野の案件が多く、また、事業やサービスのDX化を進める流れやシステム開発を内製化する動きも。不動産や金融などIT系以外の業界の案件も増えているそうです。
気になるスキルについては、2021年7月〜9月に引き続き「JavaScript」や「PHP」のスキルを持つITフリーランスのニーズが高く、さらに「Python」のニーズも高まっているといいます。
ニーズの高い分野やスキルがわかると、これから身に着けるべきスキルの参考になりますね。
同レポートではそのほか「2022年1~3月のトレンド見込み」と題して、案件推移見込みや求められるITフリーランス像についても知ることができます。
今年こそ副業やフリーランスにチャレンジしたいという人はチェックしてみてはいかがでしょうか。
詳細はプレスリリースで確認してください。
出典元:ITフリーランス専門の案件検索サイト「geechs job(ギークスジョブ)」
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