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Wordの段落番号の追加方法・ずれるときの対処法|インデント・解除などの方法も解説

U-NOTE編集部

2022/03/07(最終更新日:2022/03/07)


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Wordでは段落に番号を振り分ける「段落番号」という機能があります。

本記事では、基本的な使い方を解説。番号がずれてしまった場合の対処法に加えて、解除したい場合の操作方法もご紹介します。段落番号機能をより活用したい方は、インデントとの併用もおすすめです。画像付きで操作方法を解説します。

本記事の内容をざっくり説明
  • Wordの段落番号の追加方法
  • Wordの段落番号の書式を変更する方法
  • Wordの段落番号のインデントを変更する方法

Wordの段落番号の追加方法

 Enterキーで改段落した箇所に割り振れる段落番号。段落の塊をひと目で把握できるので非常に便利な機能です。さっそく段落番号の追加方法を解説します。

STEP1.改段落で段落分けする

最初のSTEPは改段落で段落分けすることです。段落番号はEnterキーで改段落した箇所にしか割り振れないので、Shift+Enterで行う改行が入ってしまっていないかを確認しておくことが大切です。

まずは「ホーム」タブに切り替え、「段落記号」のボタンをクリック。Enterでの改段落とShift+Enterでの改行がわかるように記号を表示させます。

 

Enterによる改段落の場合の記号は「↩︎」。Shift+Enterによる改行の場合の記号は「↓」です。段落番号を振りたい箇所に「↩︎」の記号が入っているかを確認してください。

 

STEP2.段落番号を割り振る

改段落の箇所に問題がなかったら、段落番号を割り振りましょう。

まずは段落番号を振りたいテキストを選択します。

 

選択した状態のまま「ホーム」タブ>「段落番号」の右側の三角マークの順番にクリック。「番号ライブラリ」が表示されるので、使用したい番号書式を選びましょう。

 

これで段落番号が割り振られました。一文ごとにすべてEnterで改段落を行っている場合は一文すべてに段落番号が振られ、Enterでの改段落とShift+Enterでの改行が混在している場合は、改段落の箇所のみに番号が付きます。

 

Wordの段落番号を途中から振り分けたい場合の追加方法

連続した段落番号を振り分ける以外に、間を開けて途中から振り分けることもできます。

まずは、選択範囲を指定します。Mac版Wordでは、commandを押しながらカーソルを移動させることで離れた位置にあるテキストを複数選択することができます。

 

あとはその状態で「ホーム」タブ>「段落番号」ボタンの順番にクリック。表示されたギャラリーから番号書式を選択します。

 

これで途中から段落番号を割り振ることができました。

 

Wordの段落番号の書式を変更する方法

一度設定したWordの段落番号は書式を変更することが可能。簡単な操作方法をご紹介します。

方法1.既存の書式設定に変更する

Wordの段落番号の書式を変更する1つ目の方法は、既存の書式設定に変更することです。

最初に、すでに段落番号を振っていて書式設定を変更したい箇所を選択します。

 

次に、選択した状態のまま「ホーム」タブに移動。リボンメニューのなかから「段落番号」の右横に表示されている三角マークをクリックします。

 

「番号ライブラリ」にすでに用意されている書式から選択すれば、書式の変更は完了です。

 

方法2.新しい番号書式を定義する

Wordの段落番号の書式を変更する2つ目の方法は、新しい番号書式を定義することです。

まずは、書式変更をしたい段落番号を振っているテキストを選択します。

 

次に、「ホーム」タブ>「段落番号」>「新しい番号書式の定義」の順番にクリックします。

 

「段落番号の書式設定」というダイアログボックスが現れます。フォント・番号スタイル・開始番号・番号の配置・字下げとぶら下げなどの設定を行い、「OK」ボタンをクリックしてダイアログボックスを閉じましょう。
 

これで自分が設定した番号書式に変更されました。

 

Wordの段落番号のインデントを変更する方法

Wordの段落番号とインデント機能は併用可能。その際、インデントのみ設定を変更する方法を解説します。

STEP1.ルーラーを表示させる

まずは、「ルーラー」を表示させます。メニューバーで「表示」を選択し、「ルーラー」をクリック。

 

これでテキストの上部にルーラーが表示されます。

 

STEP2.ルーラーで左余白を調整する

表示させたルーラーを使い、2行目以降の行頭を調整します。

使用するのは、ルーラーの左側に表示されているボタンのうち「△」の部分。ちなみにボタンは上から、「▽」は1行目のインデント、「△」は左余白、「□」は左インデントを変更できます。

 

インデントを変更したい1行目にカーソルをおきましょう。

 

その状態でルーラーの「△」をクリックし、下の文書での動きを見ながら2行目以降の行頭を調整します。

 

あとは2つ目の段落番号以降のテキストも同様の作業で統一していけば、インデントの変更作業は完了です。

 

Wordの段落番号の解除方法

設定した段落番号は簡単に解除することができます。

最初に、段落番号を解除したいテキストを選択します。

 

次に、テキストを選択した状態のまま、「ホーム」タブ>「段落番号」ボタンをクリックします。

 

これで選択していた範囲の段落番号は解除されました。

 

Wordの段落番号がずれるときの対処法

Wordで段落番号を振る際、ずれて番号が表示されることがあります。その際の対処法を解説します。

例えば、章ごとに1から番号を振り分けたい場合に重宝します。
 

まずは、段落番号を1から振り分けしたい箇所にカーソルを置き、右クリック。現れたコンテキストメニューから「番号を振り直す」を選びます。

 

これで第二章では改めて1から番号が割り振られました。同じ方法で第三章も番号を割り振れば、段落番号のずれを解消できます。

 

Wordの段落番号が空白になる・消えるときの対処法

段落番号が空白になってしまったり、消えてしまったりする際、段落番号の設定方法に誤りがある可能性が高いです。段落番号は、必要な内容をすべて入力したあとに振り分けるのが基本です。最初の段落番号は手入力であとはオートコレクト機能を使う方法もありますが、トラブルが起きやすいので注意しましょう。

手入力で段落番号が空白になったり、消えてしまったりする場合は、一度すべての段落番号を削除。「ホーム」タブ>「段落番号」ボタンで新たに番号を振り分けるようにしてください。

 

Wordの段落番号を自由自在に設定しよう

本記事のまとめ
  • 「ホーム」タブ>「段落番号」で段落番号を振り分け可能
  • Enterによる改段落の場合の記号は「↩︎」
  • Shift+Enterによる改行の場合の記号は「↓」と表示される

資料内に箇条書きしている箇所がある場合、段落番号の割り振り機能は非常に便利です。複数の書式テンプレートが用意されているので、スムーズに設定を行えます。

インデント機能との併用も可能で、より見やすく工夫することも可能。本記事を参考に、使い方をマスターし、段落番号を自由自在に設定してみてください。 


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