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Wordでの数式の使い方|挿入方法・ショートカットキーなどを解説

U-NOTE編集部

2022/02/15(最終更新日:2022/02/26)


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Wordでは文章以外に数式も挿入できます。使い方は非常に簡単で、ショートカットキーなどを覚えれば、より短時間でWord本文にさまざまな数式を挿入可能です。

本記事では、Wordで数式を使う方法について、基本的な操作方法を画像付きで解説します。

 

 Wordで数式を挿入する方法

Wordで数式を挿入する方法は主に3つです。テンプレートを利用する方法と直接打ち込む方法、数式タブから数式の形のみ挿入し、後から数字を入力する方法があります。それぞれの設定方法を解説しましょう。

方法1.テンプレートを利用する

Wordで数式を挿入する1つ目の方法は、テンプレートを利用することです。

まずは、メニュータブを「挿入」に切り替え、右側に表示されている「数式の挿入」をクリックします。

 

すると、数式のテンプレート一覧が表示されます。このうち、使用したい数式を選択しましょう。

 

ページ内に数式が表示されたら挿入は完了です。

 

方法2.キーボードと記号を使用する

Wordで数式を挿入する2つ目の方法は、キーボードと記号を使用することです。

「挿入」タブ >「数式」の順番にボタンをクリックします。

 

すると、ページ中央に数式プレースホルダーが表示されます。同時に、「数式」タブ内のメニューに数式で使える記号一覧が現れるので、この2つを使って数式を作りましょう。

 

複雑な数式に対応はできないものの、簡単な数式であればすぐに作ることができます。
 

方法3.数式タブを利用する

Wordで数式を挿入する3つ目の方法は、数式タブを利用することです。まずは、「挿入」タブ >「数式」の順番に移動します。

数式を挿入するページに変わったら、メニュー内にある「数式タブ」を利用しましょう。

 

例えばべき乗根の場合、上には数字が入っていない状態の数式が4種類用意されています。下には頻繁に利用される分数が表示されています。

 

自由に数字を変更するには、数字が入っていない数式を選びます。

Wordのページ内で選択した数式が挿入されます。あとは、空白に数字を当てはめるだけです。

 

Wordの数式を挿入するショートカットキー

Wordの数式は、ショートカットキーで数式プレースホルダーを挿入できればより簡単に操作できます。Mac版Wordのショートカットキーは「control+shift+-」。これで数式プレースホルダーをページ内に呼び出すことができます。

 

Wordの数式で分数を挿入する方法

Wordの数式では、分数の挿入も可能です。基本的にはテンプレートや数字の部分が空白になった分数式を利用するので操作は非常に簡単。その方法を解説します。

STEP1.数式プレースホルダーを挿入する

まずは、「control+shift+-」のショートカットキーで数式プレースホルダーを挿入します。

 

STEP2.数式タブを利用する

次に、数式タブを利用します。

数式プレースホルダーを挿入すると、メニューが「数式」タブに切り替わり、上部に数式の操作メニューが表示されます。そのなかの「数式タブ」を利用して分数を入力します。

頻繁に利用される数式ではなく、自身で数字を変えたい場合は、数字の部分が空白になっている分数式を選びましょう。

 

STEP3.空白に数字を入力する

最後に、空白に数字を入力します。

数字が入っていない空白の分数式を選ぶと、Wordのページ内に数式が挿入されます。あとは、空白の部分に数字を入れるだけで操作は完了です。

 

Wordの数式で記号を挿入する方法

Wordの数式では、記号を自由に挿入したり変更したりもできます。Word内に収録されている記号であれば使用可能なので、キーボードで手入力したり辞書登録する必要もありません。簡単な操作方法を解説します。

STEP1.数式プレースホルダーを挿入する

まずは、「control+shift+-」のショートカットキーを利用し、Word本文内に数式プレースホルダーを表示させます。

 

STEP2.記号一覧から記号を挿入する

次に、記号一覧から使いたい記号を選び、Word本文内に挿入します。

数式プレースホルダーを挿入すると、「数式」タブに切り替わり、記号一覧が表示されます。このなかから使用したい記号をクリックすれば、数式を作成したり、テンプレート内の記号を変更したりできます。

 

Wordの数式で改行する方法

作成する数式によっては、複数行に分けたい場合があるはずです。Wordの数式の改行は非常に簡単。文頭を揃えず改行する際のステップと、文頭を揃えて改行する際のステップの両方を解説します。

STEP1.改行したい数式を1行で入力する

まず、改行したい数式を1行で入力しましょう。「control+shift+-」のショートカットキーで数式プレースホルダーを呼び出し、テンプレートや記号を使用して数式を作ります。

 

STEP2.改行したい箇所にカーソルを置き、shift+enterで改行する

数式が完成したら、改行したい箇所にカーソルを置いて改行します。この際、enterキーのみ押すと改行後の文頭の位置がバラバラになってしまいます。
 

文頭の位置を揃える場合は「shift+enter」で改行。これで綺麗に改行ができました。
 

Wordの数式に式番号を追加する方法

1ページに複数の数式を挿入する場合、式番号を振っておくと資料として見やすくなります。少し複雑ですが、式番号を追加する方法を解説します。

STEP1.数式の末尾に「#」を入力する

まずは、式番号を追加したい数式の末尾に「#」と入力します。

 

STEP2.図表番号の設定を行う

次に、図表番号の設定を行います。

数式の末尾に「#」を入力し、カーソルを数式プレースホルダー内の一番右に移動。そうしたらメニューを「参照設定」タブに切り替え、「図表番号の挿入」というボタンをクリックします。

 

「図表番号」のダイアログボックスが表示されるので、設定を行います。ラベルは「Equation」を選び、「ラベルを図表番号から除外する」のチェックボックスをオンにしてください。設定が終了したら「OK」ボタンをクリックします。

 

STEP3.式番号を確認する

Word本文に戻ったら、すぐにenterキーを一度押します。すると、先ほど追加した式番号が右端に移動し、わかりやすくなりました。これで式番号の追加は完了です。

 

Wordの数式の書式・フォントを変更する方法

完成した数式は、書式やフォントの変更も可能です。複数の数式を1ページにまとめている場合、それぞれ設定を変えておくとわかりやすいのでおすすめ。数式の書式・フォントの変更方法を解説します。

STEP1.書式・フォントを変更したい箇所を選択する

まずは、書式・フォントを変更したい箇所を選択します。

 

STEP2.数式用フォントに変更する

次に、数式用フォントに変更します。

数式では、通常使用しているようなフォントはほぼ使用できません。「数式」タブに移動し、メニュー内にあるUnicode・テキストのみ選ぶことができます。

 

STEP3.「ホーム」画面で書式を変更する

書式の変更は、「ホーム」タブから可能です。通常のテキストの書式を変える際に使用する、太字や斜体、下線やフォントの色などほとんどの機能を数式に反映させられます。

 

Wordの数式のショートカットを利用する方法

Wordでは数式プレースホルダーを挿入するショートカット以外に、数式のショートカットも利用可能。分数や上付き文字、下付き文字などを使った数式をすぐに作れて便利です。数式のショートカットを利用する際の操作方法を解説します。

STEP1.数式プレースホルダーを挿入する

まずは、「control+shift+-」のショートカットキーを使い、数式プレースホルダーを本文内に挿入します。

 

STEP2.数式プレースホルダー内で数式のショートカットを利用する

挿入した数式プレースホルダー内にカーソルを置き、数式のショートカットを利用します。

Mac版Wordで利用できる数式のショートカットは数が多いので、頻繁に利用しそうな分数や上付き文字、下付き文字だけでも覚えておくと便利です。

  • 分数:x/y=
  • 上付き文字:x^y=
  • 下付き文字:x_y=

※x・yには数字を当てはめてください

 

Wordの数式エディタが使えないときの対処法

Wordの数式エディタが使えないときの対処法は、Wordを最新の状態に更新することです。

Mac版Wordを使用している場合、「ヘルプ」>「更新プログラムをチェック」の順番に移動。「Microsoft AutoUpdate」のダイアログボックスを表示させます。
 

「Microsoftのアプリを自動で常に最新の状態にする」にチェックを入れ、更新プログラムの確認が終了するのを待ちます。すべてのアプリが最新の状態になったら、再度Wordで数式エディタが動作するかを確認してください。

 

Wordで思い通りに数式を挿入しよう

本記事のまとめ
  • Wordで数式を挿入する際はテンプレートや数式タブを利用して挿入する
  • ショートカットキーを覚えておくと便利
  • 改行や記号、式番号を追加することも可能

数学の授業で使う資料や提出物を作成する場合に重宝する「数式」の挿入機能。テンプレートや記号が用意されているほか、ショートカット機能も使用でき、非常に便利です。

基本的な使い方をマスターして、思い通りに数式を挿入してみてください。 


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