コロナ禍で、テレワークの導入など在宅の時間が増えた昨今。「家にいる時間で他になにかできないか?」「空き時間で副業をしてみたい!」と考えている若手ビジネスパーソンもいるのではないでしょうか。
総合転職エージェントの株式会社ワークポートは、全国の20代〜40代のビジネスパーソン539人に、「副業経験」についてアンケート調査を行いました。
2018年1月に働き方改革の一環として、モデル就業規則から副業・兼業を禁止する規定が削除されてから約4年。副業はどのくらい広まったのでしょうか。
副業の普及率は会社の方針に影響される
調査の結果、副業を経験したことがある人は全体の32.7%でした。さらに、現在も副業を続けている人はわずか18.0%と少ない結果に。これは、勤務先が副業可能である人が、36.4%と4割を切ったことが原因と考えられます。
副業不可の会社に勤めている人のうち、75.5%が「可能なら副業したい」と答えていることから、副業があまり定着しないのは、会社の方針が反映されていると言えそうですね。
在宅でできるWEB関連の副業が人気
副業経験者によると、WEBライターやブログ、動画編集などの副業をしたという人が多く、在宅でもできるWEB関連の仕事が人気となっています。他には、デザインやコンサルティングなど、現職を活かした仕事に取り組む人も多いようです。
「経済面のゆとりができ、精神面にもゆとりができた」(20代・女性・クリエイター)という意見もあるように、副業した理由は「収入を増やしたい」が77.3%と圧倒的に多い結果に。この30年、日本人の給与はほぼ上がっていないという状況も大きな要因の一つなのかもしれませんね。
新型コロナウイルスの影響で、将来の仕事や生活への不安が大きくなったことや、在宅時間が増えたことで、副業したいと思うようになった人が多いと推測されます。
こうした状況下で、今後会社側が多様な働き方を推進する動きが高まれば、副業もより広がっていくのではないでしょうか。副業をしたいと思っている人や、もうすでに副業をしているという人も、今回の調査をきっかけに自身の将来を見つめ直してみては。
調査結果など詳しくはプレスリリースでご確認ください。
【調査概要】
調査内容:副業経験について
調査対象:同社サービス利用者の全国のビジネスパーソン(20〜40代男女)
有効回答:539人
調査期間:1月27日〜2月3日
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