ビジネスやキャリアにおける重要な要素の一つである行動力。「もっと行動力を身に着けて、前向きに仕事に取り組みたい」と思っている若手ビジネスパーソンは少なくないのでは?
株式会社オープンエイト 新卒2年目の鈴木琴子さん(24)は、入社半年で月間MVPに選出され、商談獲得数1位・行動量部門2位を獲得。現在もフィールドセールスとして、日々前向きに仕事に向き合っています。
どのような行動が成果につながったのでしょうか。また、その行動力はどのような考え方に基づいているのでしょうか。話を聞きました。
ビジネス動画クラウド「Video BRAIN」のオープンエイト
株式会社オープンエイトは、「人の気持ちを動かす質の高い情報を体験できる世界を創造する」をミッションに掲げるコンテンツテクノロジーカンパニー。
ビジネス動画クラウド「Video BRAIN(ビデオブレイン)」などを通じて、企業活動におけるあらゆる領域で動画を軸としたコミュニケーションDXを支援しています。
「人の心を動かす仕事がしたい」
鈴木さんは、オープンエイトが運営している動画メディアで同社を知り、企業説明会に参加。
高松代表が語る多様な動画テクノロジーの魅力や同社のビジョン・ミッションに共感し、「動画がコミュニケーションDXにおけるキードライバーになり得る」という想いのもと入社を決断したそうです。
コロナ禍のため、入社式・OJT研修ともにオンラインでの実施だったそうですが、インサイドセールスグループに配属後およそ半年で月間MVPを獲得。現在はフィールドセールス部で商談などを主に担当しています。
-----就活で「これだけは譲れない」とこだわったことは?
鈴木さん:二つあります。
一つ目は「働く人」です。
選考でお会いした社員の雰囲気などを見て、どういう人がどのような雰囲気で働いているのかといった社風を見ていました。
二つ目は「働き方の自由度」です。個性を重んじて自由に和気あいあいと働ける環境かどうかを判断軸にしていました。
-----動画テクノロジーに秘められた事業ポテンシャルに具体的にどのような魅力を感じたのですか?
鈴木さん:動画に興味を持ったのは、6歳の頃からピアノを続けていて、“音で表現すること”にずっと取り組んできたことがきっかけです。
「表現すること」や「人の心を動かすこと」を仕事にしたいと考えていた時に、代表・高松の話を聞き、情報発信をスムーズに行うことができ、リッチなコミュニケーションも可能な動画に可能性を感じました。
オンラインでも積極的にコミュニケーション
-----入社式もOJT研修もオンライン開催だったそうですが、不安は感じませんでしたか?
鈴木さん:不安はありましたが、先輩と1on1をする機会が設けられていましたし、チャットで気軽に周りの方に相談したり、同期とオンラインで連携したりできる環境も整っていたので、そこまで困難を感じることはありませんでした。
-----オンラインのやり取りが広がる中、会社での人間関係構築のために工夫したことは?
鈴木さん:チャットで積極的にコミュニケーションを取ることや、社内のオンラインイベントに積極的に参加し、部署の垣根を越えて様々なメンバーと交流することを重視していました。
当初はオンラインでのやり取りに戸惑いもありましたが、日ごろからコミュニケーションを取ることを心がけ続けた結果、今では自分から質問をしたり話題を提供したりすることができるようになりました。
どれだけ慣れても基礎をないがしろにしない
-----2位を獲得した「行動量部門」とは、どのような部門ですか?
鈴木さん:当時所属していたインサイドセールスにおいて、電話やメールを通じてクライアントへのアプローチを行った営業活動量を評価する部門です。
-----どのように仕事に向き合ったことが、MVP受賞・商談獲得数1位・行動量部門2位という結果につながったと思いますか?
鈴木さん:仕事をするにあたって、次の3点を重視していました。
まず心がけていたのは、クライアントと向き合う上での基礎的なことをないがしろにしないことです。
メールを送る際にはクライアント動向やご担当者の部門などに応じてメッセージ全体をカスタムする、電話では明るく話す、表情を声で伝える、話すスピードを相手に合わせるなど、クライアントの貴重な時間を頂いていることをわきまえ、基礎的なことを忘れないように心がけています。
2つ目は、日々、その日の活動を振り返ってPDCAを回していくことです。
週に1度行われるメンバー全員での振り返りに加えて、個人的に日々の活動の振り返りを行って改善につなげています。
3つ目は、「月間MVPに必ずラインクインする」と決めて仕事に取り組んだことです。
もちろん、きちんと成果を出すことが一番の目標ですが、それが難しい場合でも「行動量部門だけでも絶対にランクインする」と目標を掲げて行動量を増やし、効率を上げて取り組むようにしていました。
自分の長所・短所を聞き、改善していく
-----これまでを振り返って「これをやって良かった」「あの経験が仕事で役立っている」ということは?
鈴木さん:ピアノを通して、一つの目標に向かって努力を継続して結果を出す経験をしたことがとても良かったと思います。
地道な練習を長時間続ける集中力・舞台に一人で立つ度胸・努力し続ける継続力など、ピアノをする中で得た全ての経験が仕事においても役立っています。
また、常に自己分析する姿勢を持ち続けていることも、仕事に良い影響を与えています。
-----どのようなことですか?
鈴木さん:「自分はどういう環境や方法だったら、努力しやすいのだろう」といったことを、常に考えるようにしています。
また、1on1の際には、自分が周りからどう見えているのか良い点も悪い点もすべて聞いて、目指す姿との乖離や不足点などを自覚し、改善するように努めています。
-----これから実現したいこと・挑戦したいことなど、ビジョンを聞かせてください。
鈴木さん:ビジネスパーソンが日頃当たり前に利用するwordやpowerpointなどと同じ感覚でVideo BRAINが使われ、ビジネスシーンにおけるコミュニケーションに当たり前に動画がある未来を創っていきたいです。
1分間の動画はWebサイト3600ページにも相当する情報量と伝えることができると言われています。圧倒的な情報伝達力を持つ動画をもっと活用できるようになるようVideo BRAINを通じて支援していきたいと思っています。
行動による“後悔”は経験につながる
-----「行動力を身につけたい」と考えている同世代に向けてメッセージをお願いします。
鈴木さん:何かをやりたいと思ったら、それを迷わずやってみる選択をする癖づけをしておくと良いと思います。
新しいことを始める時に「怖い」と感じることもあると思いますが、とりあえず計画を立てるだけでもいいので、何かしら行動に移してみることが重要なのではないでしょうか。
オープンエイトの行動指針である“08Value”の中に“Keep moving(まず動く・動き続ける)”という言葉がありますが、仕事ができる人はそれを実践されている方が多いように感じています。
そのため、まず行動する力を身に着けておくことが大切だと個人的に考えています。
-----行動するにあたっての怖さや不安をどのように切り替えていますか?
鈴木さん:"行動したことによる後悔"と"行動しなかったことによる後悔"を天秤にかけてみると、前者は後悔したとしても経験になりますが、後者の場合は得るものはゼロです。
そのため、私は行動する方を選びます。「失敗したとしても経験を得たい」と強く想っているからです。
行動し続けることで獲得した"経験"や“継続力”などをもとに、力強く成長している鈴木さん。「失敗したとしても経験を得たい」と前向きに行動し続ける姿に勇気をもらいました。
行動した結果が"失敗"だったとしても、長い目で見ると、それが自分の成長や成功につながっていくかもしれませんね。
さまざまな経験を積み重ねて力強く成長するために、まずは自分の「やってみたい」という気持ちに素直に従って行動してみてはいかがでしょうか。
出典元:株式会社オープンエイト
出典元:Video BRAIN
出典元:Insight BRAIN
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