「挑戦してみたいことがあるけど、なかなか行動に移せない」と悩んではいませんか?キャリアチェンジや転職など、新しい挑戦をしている若手ビジネスパーソンは、その一歩をどのように踏み出したのでしょうか。
LAPRAS株式会社の髙田圭佑さん(23)は大阪から上京してライターのインターンをしていましたが、自分の進む道を考え直し、プログラミングを学んで正社員のITエンジニアになりました。
新しい挑戦をするにあたって、どのように決断しているのでしょうか。また、新たな環境で仕事にどう向き合っているのでしょうか。話を聞きました。
すべての人に最善の選択肢をマッチング「LAPRAS」
LAPRAS株式会社は、「すべての人に最善の選択肢をマッチングする」というミッションのもと、AI技術やクロール技術などのテクノロジーを用いて既存のマッチングモデルを変革するマッチングテック・カンパニー。
エンジニア向けキャリアマッチングプラットフォーム「LAPRAS」やフリーランス・副業エンジニア採用サービス「LAPRAS Freelance」など、個人に対して最善の選択肢をマッチングする採用関連サービスを提供しています。
ライターからエンジニアに転身
髙田さんは、社会人としてのスタートを切るにあたって上京。地元を離れる決断をした背景には、仕事の数が多い東京のほうが幅広い選択肢を持てると思ったことに加えて、“地元を離れて甘えの利かない環境に身を置くことで、自分自身に追い込みをかけたい"という想いがあったそうです。
上京後は、インターンとしてライター業務を担当していましたが、ライティングを仕事にしてコンスタントに成果を上げ続けることに壁を感じ、自分の進む道を再考。次の選択肢としてプログラミングを学び、2019年に受託開発会社でエンジニアとしてのキャリアをスタートしました。
その後、働く中で芽生えた「チームとして開発に取り組む環境に身を置きたい」「より深くプロダクト・サービスに関わりたい」という目標を実現すべく転職を決断し、LAPRASに業務委託としてジョイン。
現在は、正社員として企業向けのスカウトサービス「LAPRAS SCOUT」に関わるスクラムチームで開発を担当しています。
-----ライターの次の選択肢としてプログラミングを選んだのはなぜですか?
髙田さん:小学生の時に触れたロボットやプログラミングが楽しかった思い出や、普段からスマホなどのガジェット類に触れて遊ぶのが好きだったことから、「これが仕事になったら楽しいかもしれない」と思いました。
-----数ある企業の中から、LAPRASで働くことを選んだ決め手は?
髙田さん:転職活動では「ひとつのサービスにエンジニアとして深く向き合えること」と「自分がユーザーとして魅力を感じているサービスを提供していること」を軸に転職先を探しました。
LAPRASで業務委託を始めたきっかけは、LAPRASの前身である「scouty」にユーザーとして魅力を感じていたことと、会社と自分の目指している方向性が一致していたことです。
僕自身が進学や転職の際に感じた、「世の中にあるいろいろな選択肢の中から、自分に合ったものを上手く見つけることができるサービスが存在しているといいな」という想いを叶えてくれるサービスに魅力を感じました。
挑戦すると、さまざまなものが得られる
-----LAPRASにジョイン後、どのように仕事に向き合いましたか?心がけていたことは?
髙田さん:前職では担当している領域の業務を個人で進めていく形でしたが、LAPRASでは複数人でチームを組んで一つのプロダクト・サービスを進めていくスタイルでプロジェクトが進みます。
そのため、メンバーの意見をよく聞いて、互いの認識や方向性を擦り合わせながら仕事を進めることを心がけていました。
-----キャリアチェンジ後に大変だったことは?
髙田さん:自分を取り巻く環境や関わる人々、求められる技術などが変わるため、自分がそれまで持っていたものだけでは通用しなくなります。
そのため、新しいことを学んでキャッチアップしていく必要に迫られたことが、楽しくもあり困難でもありました。
-----新しい挑戦をするにあたって何をモチベーションにしていますか?
髙田さん:「自分のできることが増えること」「自覚していなかった自分の可能性に気づけること」「新しい視点を獲得できること」など、挑戦によって得られるさまざまなメリットがモチベーションになっています。
周囲に意見を求め、多様な視点を取り入れる
-----これまでを振り返って「これをやって良かった」「あの経験が仕事に活きている」ということは?
髙田さん:自分の行動や考えについて、周りの人に積極的に意見を求めることです。
もともとはあまり積極的に周りの意見を聞きにいくタイプではなかったのですが、自分では気づけなかった誤りや考え方を他の方の指摘で発見できた経験が何度かあり、周囲に意見を求めて自分以外の視点を取り入れる大切さに気付くことができました。
-----今も、そのことを意識しているのですか?
髙田さん:はい。困ったことや気になったことがあるときはもちろん、何もない時でも「僕の進め方についてどう思いますか?」と周りの人に意見を聞きに行くようにしています。
自分では何も問題ないと思っていることでも、他の人の視点で見ることで問題や改善点が見えてくることがあるかもしれないからです。
アイデアを形にできるエンジニアが目標
-----これから実現したいこと・挑戦したいことなど、ビジョンを聞かせてください。
髙田さん:今後数年間のビジョンとしては、仕事を信頼して任せていただけるような存在になりたいです。
そして、それが実現した先のビジョンとして、自分の責任外のことに対しても手を伸ばしていくアクションができるようになりたいと思っています。
-----エンジニアとして作りたいものはありますか?
髙田さん:普段の生活の中で「こういうものがあったら便利だな」「これをもっと効率化できたらいいな」と思うことがあったら、すぐにそれを実現するプロダクトをつくれるようになりたいです。
失敗した場合の“着地点”を考えてみる
-----「挑戦し続けて前向きに仕事を楽しみたい」と考えている同世代に向けてメッセージをお願いします。
髙田さん:まずはいろいろなことに挑戦してみて、もし、それに納得できない場合は納得できる視点を探したり、納得できることを新しく探したりしてみるといいのではないでしょうか。
また、挑戦するにあたっては、「何かあったとしても、最悪ここくらいには着地できる」「失敗しても、リカバリーできる」という着地点を考えてみると、一歩踏み出せることが増えるかもしれません。
-----なるほど。失敗したとしてもリカバリーできる着地点が見えていれば挑戦にあたってのハードルが下がるのですね。
髙田さん:そうですね。僕も挑戦する際にリスクを考えてしまうタイプなのですが、失敗した場合にどうなるかを突き詰めて考えてみると、実は最悪の結果になったとしてもどうにかなるケースも多いです。
例えば、僕は社会人として働くにあたって、地元・大阪を離れて東京で仕事をする道を選びました。
貯金も心もとない中でその決断をすることができたのは、「もし一文無しになったとしても、10円玉さえあれば公衆電話から連絡して実家に帰ればいいだけだ」という着地点を考えたからです。
そのように失敗した場合の"着地点"を考え、リカバリーできる挑戦だと分かれば、攻めの姿勢になれるのではないでしょうか。
地元を離れて上京、ライターからエンジニアに転身、ステップアップのための転職など、新しい挑戦に果敢に踏み出している髙田さんの今後の成長が楽しみです。
「興味がある」「挑戦してみたい」ということがあるのなら、漠然と不安がるのではなく、成功した場合と失敗した場合、それぞれの着地点をじっくりと考えてみてはいかがでしょうか。
もしかすると、思っていたよりも挑戦によるリスクが少ないことに気づき、一歩踏み出す勇気が出るかもしれませんよ。
出典元:LAPRAS株式会社
出典元:LAPRAS
出典元:LAPRAS SCOUT
出典元:LAPRAS Freelance
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