HOMECareer Runners 度重なる環境の変化にも動じない!ROXX若手エース社員が貫く信念「私は事業を伸ばしたいからここにいる」

度重なる環境の変化にも動じない!ROXX若手エース社員が貫く信念「私は事業を伸ばしたいからここにいる」

白井恵里子

2022/03/10(最終更新日:2022/03/12)


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堆朱彩花さん/提供:株式会社ROXX

「配属ガチャ」に象徴されるように、入社後の配属先や異動先に納得ができず、「こんなはずじゃなかった」「自分のやりたいことはこれではなかったのに…」とモヤモヤしてしまっている若手ビジネスパーソンも多いでしょう。

株式会社ROXXの新卒2年目である堆朱彩花さん(24)は、入社3カ月で6回ほど担当業務の変更を経験し、その後もインサイドセールス、法人営業(リクルーティングアドバイザー)、マーケティングと3回の配属変更を含む、変化の多い環境に身を置いています。

ベンチャーならではのスピード感や環境の変化に振り回されず、どんなポジションでもぶれずに活躍し続けるためには、どんなことを意識して仕事に臨めばよいのでしょうか。堆朱さんを取材しました。

リファレンスチェックサービス『back check』

株式会社ROXXは2019年10月より、オンライン完結型のリファレンスチェックサービス『back check』を開発・提供しています。

『back check』では、「信頼が価値を持ち、信頼によって報われる社会の実装」を目指し、書類選考や面接だけでは分からない採用候補者の経歴や実績に関する情報を、候補者の上司や同僚といった"一緒に働いた経験のある"第三者から取得することができます。

スタートアップから大手企業まで幅広い企業が導入しており、2021年末には累計リファレンスチェック実施人数1.3万人を突破しています。

提供:株式会社ROXX

"事業への共感"を重視した就活

堆朱さんは、2020年4月に同社へ新卒入社。さまざまなポジションを経験した後、現在はback check事業部のマーケティングチームに所属しています。

導入事例記事の取材・執筆やホワイトペーパーの作成、オウンドメディアの立ち上げなど、主にコンテンツマーケティングに従事する傍ら、広報活動にも携わっているといいます。

-----どのような軸で就活していたのですか?

堆朱さん:学生時代、塾講師のアルバイトに力を注いでいたことから「人の可能性を広げること」に魅力を感じ、人材業界を中心に就活をしていました。

軸は「自分が在りたい姿でいられるかどうか」。企業の掲げるミッションと自分のミッションが共鳴するかという点や、キャリアの選択肢や事業の幅広さなどを重視していました。

就活を始めた当初は企業規模の大小にこだわりはありませんでしたが、やはり「とっつきやすい企業」というと大手が多かったので、自然と知名度の高い大手企業を多く受けていましたね。

-----いちど大手企業の内定が決まっていたそうですね。

堆朱さん:はい。とある大手企業に内定をいただき、自分の中でも納得感が高かったので、そこで就活を終えました。そして、同時期にベンチャー企業でインターンをはじめ、そこでベンチャー企業との接点を持つようになりました。

就活のタイミングでは得体の知れない組織だったベンチャー企業という存在も、現場に近い業務に携わることで身近な存在となり、自分自身の性格や志向性、今後のキャリアを改めて考えた際に迷いが生じたのです。

提供:株式会社ROXX

大手からベンチャーへ、キャリア軸を転換

-----そうして、ベンチャー企業を受け直すことにしたのですか?

堆朱さん:いえ、感覚や想像だけで意思決定を変えたくなかったので、実際に数カ月、内定先の現場でインターン生として仕事をさせていただきました。

その結果、自分に合うのはここではないかもしれないと感じ、内定先に相談した上で、別の選択肢を取ろうと決めました。内定承諾後の辞退は企業に迷惑をかけてしまう行為だと認識しているので、とても反省しています。

ただ、よりビジネス現場に近い環境でさまざまな経験を重ねたことで働き方への価値観が変化してしまい、それらに蓋をしたくなかったことも事実です。

-----ROXXに出会った経緯について教えてください。

堆朱さん:back checkというサービスそのものはSNS上で広告を見かけたのがきっかけで、ROXXへ候補者として応募する半年ほど前から知っていました。

候補者目線でもこのサービスに魅力を感じたことに加えて、「人の可能性を広げる」という観点においても共感し、事業に携わりたいと思うようになりました。

そこで運営企業を調べ、当時の人事担当者へSNSでDMを送ったことが始まりでした。

5日間で3人と面接を行うというスピーディーな選考でしたが、具体的なコミュニケーションを重ねる中でさらに「このサービスを広めたい!」と心から思うようになり、入社を決めました。

提供:株式会社ROXX

常に「何のため」を考える

こうして大手からベンチャーへとキャリアの軸を転換し、ROXXでスタートを切った堆朱さん。入社してからこれまで、事業や組織は常に変化し続け、所属部署や担当業務が変わることも珍しくなかったそうです。

-----所属部署や業務内容が変化すると、混乱してしまうことはありませんか?

堆朱さん:それはなかったですね。「私は事業を伸ばしたいからここにいる」と常に考えているので、例えば「自分がやりたいこと」は二の次なんです。

そのため、部署や業務が変わることに納得がいかなければ、それを決定したメンバーに意思決定の背景や意図を聞きにいけばよいと思っていますし、そこで「この変更は事業成長に役立つものだ」と納得ができれば、迷うこともありません。

ベンチャーなので、事業部の変化スピードは目まぐるしいです。変化のたびにモチベーションが左右されたり混乱したりしていては、身がもたないと思います(笑)。

-----「何のために仕事をしているか」に立ち返るということですね。

堆朱さん:はい。塾講師のアルバイト時代でも、「何のため」は常に考えていました。

世の中でよく「きつい」と言われている営業活動も行っていましたが、「地域の子どもたちの学力を上げる」という目的が明確であれば、朝早くからチラシを配ったり、果てしない数のポスティングしたり、といった行動も、「自分がやりたいこと」に紐づき、やる意味や意義を見出すことができました。

上司のために働いているわけでもなく、自分の成長のために仕事をしているわけでもない。ここさえぶれなければ、どこの部署のどんな業務内容でも前向きに仕事ができると思います。成長は、事業を伸ばすためのアクションをし続け、目の前の課題と本気で向き合っていれば、勝手についてくるものだとと考えています。

人の可能性をもっと広げるために

現在、back check事業部は、30人規模の小さな組織。堆朱さんは取締役COOでもある事業責任者と直接やりとりをしながら「自分がやるしかない!」と気持ちを奮い立たせて業務に臨んでいるといいます。

-----これから身につけたい力は?

堆朱さん:自分で決める力です。私はどちらかというと、人にすぐに相談してしまうタイプ。それ自体は悪いことではないのですが、ケースによっては「軸がぶれてしまう」「スピードが落ちてしまう」などのデメリットも感じています。

「新卒だから」「若手だから」とは言っていられないのがベンチャー。何より「自分が決める」ことで責任が生まれ「これは絶対に遂行しよう」と思えるため、ある程度自分で決断できる力を身につけたいですね。

入社してすぐのタイミングでも「意思決定の数だけ成長する」と、先輩から言っていただいたことがあります。当時はあまり実感が湧かなかったのですが、今になって心に響く言葉です。

-----最後に、今後の目標についてお聞かせください。

堆朱さん:今はマーケティングがすごく楽しいので、ここを基軸にキャリアを広げたいと思っています。

しかし、その根底にあるのはやはり「back checkを伸ばしたい、広げたい」という気持ち。

就活生という立場ではありますが、「書類選考で落ちてしまい面談すら受けられない」「面談にさえ進めれば…」と悔しい思いをしたことがあります。

人の可能性をもっと広げるために、また、企業様の採用可能性を広げ、組織を強くし事業を成長させるという役割としても、back checkは世の中に必要なサービスだと信じています。

一方で、現在のback checkでは、多くの企業様が「最終選考まで残った人」を対象にリファレンスチェックを実施しており、まだ全候補者が対象になるわけではありません。候補者にも、ポジティブな気持ちでリファレンスチェックを認知してもらい、書類選考の段階で提出する「履歴書」「職務経歴書」に並んで「back check」が含まれるような、採用文化を実現していきたいと思っています!

提供:株式会社ROXX

ポジションが変わると、もちろん仕事内容も変わります。しかし同じ組織の一員である以上、目指しているものに変わりはないはず。

「配属先に満足がいかない…」「こんな異動は望んでいない」そう思うことがあったとしても、堆朱さんのように常に「何のために働くか」がはっきり見えていれば、迷うことなく前進することができるかもしれませんね。

出典元:株式会社ROXX
出典元:back check

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