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Wordの文字数設定の方法|1行あたりの文字数を設定・制限する方法や、単語数について解説

U-NOTE編集部

2022/02/07(最終更新日:2022/02/07)


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Wordの「文字数設定」は、1ページあたりの文章量を多くしたり少なくしたりと調整したい場合に便利です。

本記事では、Wordでの基本的な文字数設定の方法をご紹介します。併せて間違えやすい単語数についても解説しています。
 

本記事の内容をざっくり説明
  • Wordで文字数設定・制限する方法
  • Wordの行数を設定する方法
  • Wordでの文字数と単語数の違い

Wordで文字数設定・制限する方法

Wordでは文字数を設定したり、制限したりすることが可能。1ページあたりの文字数が指定されている資料を作る際に活用できる機能です。さっそく設定方法を解説します。


まずは、メニューバー内にある「フォーマット」をクリックし、表示されたメニューから「文書のレイアウト」を選択します。


「文書」のダイアログボックスが現れます。「グリッド」の設定欄にある「文字数と行数を指定する」のラジオボタンを選択。下の「文字数」にそれぞれ指定したい数字を入力します。
 

設定対象が「文書全体」になっているのを確認したら、「OK」ボタンをクリックしてダイアログボックスを閉じます。
 

Word本文に戻ったら、下部に表示されているステータスバーの文字が入っていない箇所を右クリック。コンテキストメニューを呼び出します。上から7番目の「文字カウント」をクリックし、ステータスバーに文書全体の文字数がわかるカウントを表示させます。
 

そうしたら、ページ内のどこか1行を選択。その状態でステータスバーに表示されている文字数カウントをチェックしましょう。ダイアログに入力した文字数が反映されていれば設定は完了です。

 

Wordの行数を設定する方法

Wordでは行数の設定も可能。少なくして文章を読みやすくしたり、逆に多くして余白を生み出したりと、作成したい資料に合わせて便利に使えます。


行数を設定するには、まず上部のメニューバーから「フォーマット」を選択。表示されたメニューのうち「文書のレイアウト」をクリックしましょう。
 

「文書」のダイアログボックスが現れます。「文字数と行数」>「行数だけを指定する」の順番にクリックしたら、下の「行数」に指定したい数字を入力。「OK」ボタンをクリックしたら設定は完了です。

 

本文に戻ったら、1ページに入力されているテキストを全選択。
 

ステータスバーに表示されている文字数カウントをクリックします。
 

表示された「文字数カウント」のダイアログボックスで「行数」を確認。指定した数字に相違がなければきちんと設定が反映されています。

 

Wordの文字数設定や行数が合わないときに注意したい3つのこと

文字数を設定したとしても、本文に反映されない場合があります。その際は、3つのポイントをチェック。文字数や行数が合わない原因を確認しましょう。

 

1.文字数のカウント方法

Wordの文字数設定や行数が合わないときに注意したいことの1つ目は、文字数のカウント方法です。

 

ステータスバーに表示されている文字数カウントが合わない場合、カウントの見方を誤っている可能性があります。

単語は文字通り、文書全体の単語数を表示しています。テキスト内に英数字が含まれている場合、文字数とはカウントされる数が異なるため注意が必要です。
 

2.使用しているフォント

Wordの文字数設定や行数が合わないときに注意したいことの2つ目は、使用しているフォントです。 標準の游明朝ではなくメイリオなどのフォントを使っている場合、設定した文字数や行数が反映されない場合があります。1ページに指定の文字数を表示させるには、フォントは標準のものを使用するようにしましょう。

 

3.カーニング機能

Wordの文字数設定や行数が合わないときに注意したいことの3つ目は、カーニング機能です。

カーニングとは、半角英数字や区切り文字などが連なった場合に文字の間隔を詰め、美しく見せるための機能のことです。カーニングが無効になっていると文字間が空いてしまうため、テキストに英数字が含まれていると設定した文字数や行数が反映されないケースがあります。

 

カーニングのオン・オフを設定するには、まずメニューバーから「フォーマット」を選択。表示されたメニューの一番上にある「フォント」をクリックします。
 

「フォント」のダイアログボックスが現れます。「詳細設定」タブを選び、「カーニングを行う」のチェックボックスでオン・オフを切り替えます。

 

Wordの文字数と単語数の違い

Wordで文字数カウントを表示させる際、単語数も同時に確認できます。入力しているテキストがすべて日本語の場合、実は文字数と単語数は同じ数になります。

文字数と単語数の違いが明確にわかるのは、文書内に日本語と英語・数字が混在しているときです。例えば、「Nice to meet you.」という英文が入っている場合、文字数は14、単語数は4と数えられます。Wordは元々アメリカで開発されたソフトウェアなので、文字数と単語数の数え方が異なるのです。

 

Wordの単語数を設定することはできる?

Wordでは単語数の設定はできません。テキストがすべて日本語の場合、文字数カウントでは単語数=文字数になってしまうため、正確な単語数を把握することは困難です。

英数字で文書を作成する場合は、単語数を数えながら作業が可能。こまめにチェックする必要はあるものの、1行あたりの単語数を統一できます。

 

Wordの文字数設定をマスターしよう

本記事のまとめ
  • 「文書のレイアウト」から文字数や行数を設定できる
  • Wordでは文字数の設定はできるが単語数の設定はできない
  • 文字数設定や行数が合わないときにはフォントやカーニング機能を確認する

Wordの文字数設定は、文書を美しく、読みやすくする際に便利な機能です。

1行あたり1〜44の規定はあるものの、範囲内なら自由に設定することができます。

文字数設定をマスターすれば、さまざまな資料作成に活用できます。本記事を参考に、文字数の設定を行ってみてはいかがでしょうか。


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