HOMEビジネス 20代の転職、コロナ禍でどう変わった?組織に依存しないキャリアを求める若者が増加|UZUZ調べ

20代の転職、コロナ禍でどう変わった?組織に依存しないキャリアを求める若者が増加|UZUZ調べ

長澤まき

2022/01/23(最終更新日:2022/01/23)


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イメージ画像:Adobe Stock

長引くコロナ禍により、社会の在り方や働き方が大きく変わっている昨今。「自分はこのままで良いのだろうか?」「将来を見据えて、キャリアップしたい」と考えている若手ビジネスパーソンも少なくないのでは?

株式会社UZUZはこのたび、「20代若者の就職・転職活動に関する実態調査」の結果を発表。コロナ禍によって、組織に依存しないキャリアを求める若者が増えている状況が見えてきました。

同世代の若手ビジネスパーソンは、何を目指して転職活動をしているのか。これからのキャリアを考える参考にしてみてはいかがしょうか。

キャリアの納得度、66%が「4以下」

既卒・第2新卒として就活中の20代男女に、“今の自分のキャリア納得度”を10段階評価で聞いたところ、66%が「4以下」と回答しました。

キャリアの納得度を4以下と答えた人からは、「勤続年数に対して、技術や知識が足りていないと思う」「今のスキルで、他の同年代の人と比べたときに不安だから」など、現在の仕事で身に付くスキルへの不満・不安が複数寄せられています。

転職理由1位「将来の目指す方向に近づく」

転職を考えている理由においても、1位は「将来の目指す方向性に近づくため」、2位は「スキルが身に付かない環境のため」となっています。

また、20代若手に特化した人材紹介事業・教育事業を運営する同社は、現場でキャリア支援を行う中で、「コロナ禍以前は“やりたいこと”を追い求める若者も多かったが、コロナ禍によって“安定性”や“手に職”の優先度が向上していることを強く感じる」と話しています。

先行き不透明な時代において、自分自身のスキルを高めるためにキャリアチェンジも視野に入れて行動している若者が増えているようです。

同社は、今後の流れについて「アフターコロナに適したキャリアプランの再構築」が1つのテーマになるとコメント。

「将来の不安が高まったこともあって、組織に依存しないキャリアを求める若者が増えており、現状を変えるために転職活動に踏み出している」と指摘し、転職活動を行うにあたってはキャリアの棚卸しやキャリアプランの設計が必要となることから、転職支援やキャリアコーチングの必要性が高まると予想しています。

詳細は同社プレスリリースを参照。

スキルを高める方法は転職やキャリアチェンジだけではありませんが、先行き不透明な時代を力強く生きるために、自分のスキル・キャリアの方向性を見つめ直してみても良いかもしれませんね。

■調査概要
調査の方法:キャリア面談の予約時にアンケート実施
調査の対象:既卒・第二新卒として就職活動中の20代男女
有効回答数:902人(既卒者:297人、第二新卒者:605人)
調査実施日:2021年10月10日~12月17日

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