HOMECareer Runners 1社目の"違和感"は必要だった!フルカイテン若手CSが、転職後にようやく出会えた「自分だけのキャリア軸」

1社目の"違和感"は必要だった!フルカイテン若手CSが、転職後にようやく出会えた「自分だけのキャリア軸」

白井恵里子

2022/01/26(最終更新日:2022/01/26)


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内舘 梨花子さん/提供:フルカイテン株式会社

新卒入社した会社で働き始めたものの「思っていたのと少し違ったかも…」「本当に自分がやりたかったことは、果たしてこれだろうか?」とモヤモヤしてしまう時、ありませんか?

その気持ちを今後のキャリアにどう活かすかは、あなた次第かもしれません。

フルカイテン株式会社に中途入社した内舘 梨花子さん(24)は、1社目で抱いた違和感や感じた課題を大切に、現在まったく新しい業界・職種で楽しく前向きに仕事をしています。

どのような経緯で転職活動を行うことになったのか?転職後に出会った内舘さんの新たな目標とは?詳しく話を聞きました。

在庫分析クラウドシステム『FULL KAITEN』

フルカイテン株式会社は、「世界の大量廃棄問題を解決する」をミッションに掲げ、在庫の効率を上げる在庫分析クラウドシステム『FULL KAITEN』を小売企業等向けに開発・提供しています。

従来の「売上第一」ではなく、無駄な在庫を持たずに利益とキャッシュフローを増やしていく「粗利経営」が必要不可欠であるという意識をベースに、FULL KAITENでは少ない在庫で売上・粗利・キャッシュフローの最大化を実現することができます。

同社は今年1月、合計7億円のシリーズB資金調達の完了を発表。今年はFULL KAITENを導入する小売企業を大きく延ばすことで、「在庫分析ツール」市場でのシェア拡大を目指すとしています。

入社後のモヤモヤから、CSを目指し転職活動をスタート

内舘さんは、2019年に大手IT商社へ新卒入社後、思うところあって転職活動をスタートし、2021年11月にフルカイテン株式会社へ中途入社しました。

現在は、未経験ながらカスタマーサクセス(CS)担当として、オンボーディング(導入支援)からアダプション(活用支援)まで一気通貫した幅広いサポート業務を担うほか、新入社員向けの研修プロジェクトや、CS業務の仕組みづくりに関するプロジェクトにも参画しています。

-----就活ではどのような軸で企業を探していたのですか?

内舘さん:就活の時も、転職活動でも、軸は変わっておらず「お客様のために働きたい」ということでした。

大学時代の部活で、自分が他メンバーに指導したことでメンバーの成長やチームの勝利に繋がったことがとても嬉しかったので、「人のために何かをして、人が喜んでくれることが自分にとって幸せ」だと考えるようになりました。

この軸で就活をして、大きいIT商社ならそれができると思って入社したのですが、どちらかというと「この製品を売りましょう」が先行している気がして、本当にそれがお客様のためになるのかどうかわからない時があり、モヤモヤを抱えてしまうことに…。就活時の軸の深堀が足りなかったのかもしれません。

-----それで転職活動を?

内舘さん:はい。お客様の成果が自分の評価に繋がる仕事がしたい!と改めて思うようになって、色々と調べていくなかで、CSという職種を知りました。

仕事内容を見てみると「まさに、私がやりたいことはこれだ!」「これをやろう!」と一念発起。CS希望で転職活動をするようになりました。

-----そのなかでフルカイテンに入社を決めた理由は?

内舘さん:まず「お客様の成果に貢献する人を評価する」という人事理念に自分の軸がピタッとはまったことです。

また、CSは例えば「オンボーディングのみ」「アダプションのみ」など限定的な役割を任される会社も多いなか、フルカイテンでは仕事内容が幅広いので、CSとして成長するならここだ!と思いましたね。

-----色々な面に惹かれて入社されたんですね!

内舘さん:そうなんです。自分が人生の終わりに過去を振り返った時「誰と何をしたのか」が一番大切だと感じているので、転職の際にはカルチャーフィットも重要視していました。

「一緒に働きたい」「この人たちと同じ目標に向かって成長したい」そう思えた場所が、私にとってはフルカイテンだったんです。

提供:フルカイテン株式会社

荷が重い仕事こそ、挑戦する価値がある

こうして転職を決意し、CSとして新しい一歩を踏み出した内舘さん。

しかし業界としても職種としても、初めてのことばかり。経験不足や知識不足を痛感し、焦ってしまうこともあったと言います。

-----どのような時に経験不足や知識不足を感じますか?

内舘さん:FULL KAITENは小売業界の企業に向けたサービスなので、業界未経験の私にとって、商談で出てくる専門用語すら分からないことが多いんです。

お客様や社内メンバーが当たり前のように使っている言葉の意味がわからない。これは、けっこう焦ります…。

でもある時、先輩から「焦らないで引き出しを増やすことに集中したほうがいいよ」と言ってもらって、少し心が軽くなりました。

-----引き出しを増やすために、具体的にどのようなことをしたのですか?

内舘さん:まず意識したことは、「荷が重いと思ったこともやってみる」。

入社2カ月目に、"お客様がFULL KAITENを通じてどう成果を出すか"のロードマップである「成果支援計画書」の作成作業をやってみよう!ということになりました。

正直「え、まだ2カ月目なのに…」「まだ業界理解も十分ではないのに…」と戸惑いましたが、色々と教えてもらいながら作ってみたら、自分のなかで顧客理解がぐっと進んだ感触がありました。

もちろん大変ではありましたが、「荷が重いかも」と思う仕事こそ、挑戦する価値があるのではないかと気が付きましたね。

-----なるほど!業界に関する知識などはご自身で勉強しているのですか?

内舘さん:自分で勉強したり、商談や仕事を通して学んだり、少しずつインプットしています。

実は、私のように業界未経験で入ってきた新入社員に向けて、社内で研修や勉強に関する仕組みづくりのプロジェクトを進めており、現在その担当も務めています。

-----仕組みがない状態から、ゼロから内容を考えているということですか。

内舘さん:そうですね。例えば、個人的に「自分がインプットしたものをアウトプットできる場があればもっと理解が深まるだろう」と思ったことがあります。

自分が過去に感じたことなどを、担当者としてどんどん盛り込んでいきたいですね。

提供:フルカイテン株式会社

チームの属人化を防ぐ仕組みもつくりたい

内舘さんは、CS業務を効率化するプロジェクトの担当も担っています。特に、チーム内でナレッジの共有を行うなど、業務の属人化を防ぐ取り組みを行っているのだそう。

-----社内の「仕組みづくり」に積極的に関わっていらっしゃるんですね。

内舘さん:仕組みづくりに関わることができるのは、スタートアップの醍醐味でもあると思います。

私の場合、前職で仕事がかなり属人化しており、「自分がやるしかない」といったプレッシャーに押しつぶされそうになったことがあるので、当時の"違和感"や「こうだったらいいのに」といった気持ちを無駄にしないよう、フルカイテンでは属人化を防ぐ仕組みを作っていけたら…と考えています。

属人化は非効率なだけではなく、お客様のためにもならないですよね。これに気が付けたという意味でも、前職の経験は決して無駄ではなかったと思います。

-----最後に、キャリアにおける今後の目標についてお聞かせください。

内舘さん:まずはCSとして一人前になることが直近の目標です。

フルカイテンの「今のフェーズでなければできないこと」もたくさんありますので、そういった業務にも積極的に関わって、経験を増やしていきたいですね。

また、実は最近「CS OPS(カスタマーサクセスオペレーションズ)」という職種を新たに知りました。CSのチームが、目標達成に向けて活動に集中できるような支援を行う職種のようです。

今後はこの職種を目指してスキルアップしていきたい、と思い始めています!

提供:フルカイテン株式会社

前職で抱いた違和感や疑問を見逃すことなくキャッチして、確実にセカンドキャリアに活かしている内舘さん。転職を通じて「自分の軸」をより深堀し、具体化することができたようです。

一歩踏み出したその先に、新たな目標を見つけ、また次の一歩を踏み出そうとしている彼女の姿に、勇気づけられる同世代もきっと多いことでしょう。

今もし、自分の勤めている会社や日々の業務にモヤモヤを感じているのなら、「なぜそう感じるのか」「自分は何がしたいのか」を改めて見つめなおす絶好のチャンスかもしれませんね。

出典元:フルカイテン株式会社
出典元:FULL KAITEN

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