とっつきにくいというイメージが強い哲学。そんな哲学が、実はビジネスに必要なスキルを秘めているとしたら、知りたくはありませんか?
川瀬和也『ヘーゲル哲学に学ぶ 考え抜く力』が、光文社新書より1月19日(水)に発売されました。
全く関わりのなさそうな哲学とビジネス。十九世紀ドイツのヘーゲル哲学が、二十一世紀のビジネスに“効く”理由とは一体なんなのでしょう。
ヘーゲル学会理事の川瀬和也氏による著書
著者の川瀬和也氏は、宮崎公立大学人文学部准教授。専門はヘーゲル哲学、行為の哲学で、日本ヘーゲル学会理事を務めています。
著書に『全体論と一元論――ヘーゲル哲学体系の核心』、『ヘーゲルと現代思想』などがあり、2017年には、論文「ヘーゲル『大論理学』における絶対的理念と哲学の方法」(『哲学』第六十八号)にて日本哲学会若手研究者奨励賞受賞するなどの実績の持ち主です。
ヘーゲル哲学に魅了された川瀬氏の言う、ビジネスとの関わりをぜひとも知りたいものです。
「正解」のない哲学を読み解くことの意義
ヘーゲル哲学は、その難解さゆえに敬遠されがち。どんな思想だったか知らないという人も少なくないはずです。そんなイメージを払拭すべく、ヘーゲル哲学の神髄をわかりやすい言い回しに還元し、哲学の基礎知識のない読者にもわかるよう軽やかに解き明かしたのが同書です。
ただし、これを読めばなんでも解決するというような「正解」は書いていないそう。安易な結論に飛びつかず、ギリギリまで考え続けることを重要視しているといいます。これこそが社会人に必要な基礎力なのかもしれませんね。
ヘーゲル哲学って何?と思っていた人も、同書を読み終える頃には、人生100年時代の「社会人基礎力」に必要なものがなにであるかを感じることができるはず。
また、1月下旬〜3月の間、川瀬和也氏によるオンラインイベントも複数回開催予定です。ヘーゲル哲学の魅力に取り込まれたビジネスパーソンは是非参加してみては。
書籍やイベント情報など、詳しくはプレスリリースでご確認ください。
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