コロナ禍でリモートワークを取り入れている会社が多くありますが、対面でのコミュニケーションができなくなり、不安を抱えている若手ビジネスパーソンもいるのではないでしょうか。
Institution for a Global Society 株式会社の行った調査によると、コロナ禍でリモートワークが始まって以降、約4割の若手部下が転職を希望することがわかりました。
上司と部下の双方が感じる意思疎通のしやすさの低下
転職を希望する若手部下の4割が抱えているのが「成長に対する不安」。その背景にあるのが「上司との意思疎通のしやすさ」の低下でした。
実はこの意思疎通のしにくさは、上司も感じていることが同調査によって判明しています。リモートワークによって、対面のコミュニケーションが減ったことが要因となっているのは想像に難くありません。
コミュニケーションに関する認識のズレが根本の問題
しかし一方で、360度AI評価ツール「GROW360」のデータによると、上司のコミュニケーション能力に関し、「外交力」「寛容力」「表現力」は他者評価より自己評価が高い結果となりました。つまり、上司と若手部下の間でコミュニケーションにおいて認識のズレがあるのです。仕事においてコミュニケーションは非常に重要なため、この乖離を埋めるのは必須と言えそうです。
解決のためには当然、上司の自己認識の改革も必要ですが、双方の歩み寄りによって成り立つのがコミュニケーション。ここは、若手部下も上司に相談や話を持ちかけるなどして、積極的に関わりを持つことで改善できるのではないでしょうか。
今回の調査結果はおそらくどの会社にも通ずることと言えそうです。コロナ禍以降の自身のコミュニケーションについて振り返るきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
■調査概要
<アンケート調査>
・調査対象:1000人以上規模の組織に勤務し、コロナ禍でリモートワークを始めた人。
20歳~35歳の若手部下:205人、20歳以上の上司:427人
・調査対象エリア:全国
・調査時期:2021年12月17日-24日、12月28日-30日
・調査方法:インターネット調査
<「GROW360」データ>
・対象:GROW360を受検した、1000人以上規模の組織に勤めているマネジメント層
n=1032
・データ取得方法:GROW360の受検データ
その他調査結果について詳しくは、プレリリースでご確認ください。
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