2021年は、コロナ禍のため就活がオンライン化。説明会や面接の多くが非対面となり、従来の就活とは大きく形式が変化しました。そのような中で、就活生はどのように企業を評価し、企業選びをしているのでしょうか。
DX関連情報サイト「まるごとDX」は、2018年~2021年に就活をした若手社会人600人に「コロナ禍における新卒採用プロセスのオンライン化」に関する調査を実施。その結果を公開しました。
「説明会に参加した」企業数は減少傾向に
2020年度は、過去3年間のうち説明会に参加した企業数が8.8社と、例年よりも少ないこと分かりました。
一方で、2020年度の就活生がエントリーシートを提出した企業数は8.5社。例年よりも増加傾向にあることが判明しました。
そして、「就職活動をしていて良かったことは」という質問に対しては、2020年度の就活生の55%が「いろいろな業界や職種を知ることができた」と回答。
コロナ禍で説明会に参加できないかわりに、企業研究に時間をかけることができたことで、エントリー自体は増やすことができたのかもしれません。
就活がオンライン化した今、必要なのは"積極性"
「就職活動をしていて不満だったことは」という質問に対し、2020年度の就活生47%が「この会社が自分に合っているのか判断が難しい」と回答。また、29%が「企業の求める人材像が分からない、分かりづらい」と回答しています。
「コロナ禍での就職活動状況についてどう感じたか」の質問に、29.5%もの就活生が「採用担当者やOB・OG、他の就活生など人に会う機会が制限された」と答えているように、対面機会が減ったことで企業で働く社員の様子を見ることができず、選考に影響したようです。
しかし実際は、企業によってはコロナ禍でも、オンラインでの説明会やインターンの機会を増やしています。むしろオンラインであるからこそ、企業に足を運ぶ必要なしに、企業へアプローチしやすくなったのではないでしょうか。
オンラインであることを積極的に活かせば、企業の様子をより詳しく知ることができるはず。就活で不安を抱える学生は、オンラインをうまく活用してさらに企業と関わる機会を作っていってみては。
【調査概要】
調査対象:2018~2021年に就職活動を行なった若手社会人
調査方法: インターネット調査
調査期間:2021年7月5日~7月8日
有効回答数:600人
その他調査結果について詳しくは、プレスリリースでご確認ください。
出典元:まるごとDX調べ
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