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Wordのページ番号の設定方法|途中から振り分け・表紙以外・位置の変更方法も解説

U-NOTE編集部

2022/01/20(最終更新日:2022/08/25)


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資料作成の際に活用したいWordの「ページ番号」設定。マスターしておけば、資料の内容に合わせて少し複雑な設定も可能です。

基本的な操作方法に加え、途中からページ番号を振り分けたり、表紙以外のページから番号を振ったりする方法を解説。ページ番号の表示位置を変更する方法もご紹介します。

本記事の内容をざっくり説明
  • Wordのページ番号の設定方法
  • ページ番号を入れる位置を変更する方法
  • 表紙や目次以外など2ページ目からページ番号を入れたい場合
  • 途中からページ番号を振り分けたい・開始位置を変更したい場合
  • ページ番号が表示されない、おかしいときに確認する項目

 

Wordのページ番号の設定方法

配布資料の作成をする際、ページ内に番号が振ってあると便利。簡単に操作できるWordのページ番号の設定方法をご紹介します。

STEP1.ページ番号の位置と配置を設定する

Wordページ番号を設定するためには、ページ番号の位置と配置の設定から行います。

上部にあるメニューバーから「挿入」タブを選択し、右側にある「ページ番号」をクリックします。

すると、ページ番号の位置と配置を設定するポップアップが表示されます。位置は、ヘッダー・フッター・ページ中央・ページ内側・ページ外側から選択可能。配置は、左・中央・右・内側・外側から選びます。

STEP2.ページ番号の書式を設定する

次に、ページ番号の書式設定を行います。

「挿入」タブを選び、「ページ番号」をクリック。上から2番目に表示されている「ページ番号の書式設定」を選択します。

ポップアップが表示されるので、番号書式を11種類から選びましょう。これで書式の設定は完了です。

STEP3.設定が反映されているか確認する

書式の設定が完了したら、設定が反映されているかの確認を行います。

文字を打ち込み、いくつかページを作成します。今回はフッターの中央に設定をしましたが、きちんと反映されているのを確認できました。

STEP4.挿入したページ番号を編集する

ページ番号が反映されていることを確認したら、挿入したページ番号の編集を行いましょう。ページ番号を大きくしたり、太字にしたりするのは「ホーム」タブから行います。

まず、挿入したページ番号をダブルクリックして選択します。


選択ができたら、「ホーム」タブにある機能を使いページ番号を編集。太字にしたり、フォントを変更したりします。

 

STEP5.全ページに反映されているかを確認する

最後に、全ページに編集内容が反映されているかの確認です。

ページを新たに作成し、ページ番号が振り分けられているか、同じ編集内容が反映されているかをチェックしましょう。問題がなければページ番号の設定は完了です。

Wordのページ番号を入れる位置を変更する方法

作成する資料によって、ページ番号を入れる位置を変更できると便利です。Wordのページ番号を入れる位置を変える方法を解説します。

STEP1.ページ番号の設定を行う

Wordのページ番号を入れる位置を変更するためには、ページ番号の設定から始めます。

ページ上部の「挿入」タブを選択し、「ページ番号」をクリックします。

ポップアップメニューに「位置」が表示されるので、下のラジオボタンをクリックし、設定を変更します。

STEP2.ページ番号を入れる位置を選ぶ

次に、ページ番号を入れる位置を選択します。

入れる位置は5箇所から選択可能。ページ上・ページ下・ページ中央・ページ内側・ページ外側です。

 

Wordの表紙や目次以外など2ページ目からページ番号を入れたい場合

表紙や目次を用意する場合、ページ番号を入れるページ数を変更すると資料として扱いやすくなります。2ページ目から番号を入れる場合の設定方法を解説します。

STEP1.ページ番号を設定する

Wordの表紙や目次以外など2ページ目からページ番号を入れるためのファーストステップは、ページ番号の設定です。

まず、通常の方法でページ番号を設定します。設定は「挿入」タブから「ページ番号」のメニューを選択。

表示されたポップアップから位置や配置の設定を行い、「OK」でページ番号を反映させます。

STEP2.ヘッダーもしくはフッターを編集する

次に、ヘッダーもしくはフッターの編集を行いましょう。

ページ番号を入れたあと、「挿入」タブ内にある「ヘッダー」もしくは「フッター」をクリック。デザイン一覧の下に「編集」というメニューがあるので選択します。

メニューが「ヘッダーとフッター」に切り替わるので、「先頭ページのみ別指定」をクリックします。これで先頭ページからページ番号が削除されました。

STEP3.ページ書式設定で開始番号を0にする

次に、ページ書式設定で開始番号を0に設定します。

「先頭ページのみ別指定」にしても、2ページ目の番号は「2」のままです。ページ書式設定により、2ページ目をページ番号の振り分けページにする必要があります。

「挿入」タブを選択し、「ページ番号」>「ページ番号の書式設定」の順番で進みます。

「連続番号」の設定欄で「開始番号」を選択し、右の欄に「0」と入力。OKをクリックすれば、開始番号の設定は完了です。

STEP4.2ページ目からページ番号が振られているか確認する

設定が完了したら、2ページ目からページ番号が振られているかの確認を行いましょう。

「表示」タブで複数ページを表示させると確認しやすいのでおすすめ。表示の次のページから1・2と数字が振られているのを確認できました。

 

Wordの途中からページ番号を振り分けたい・開始位置を変更したい場合

作成する資料によっては、Wordの途中からページ番号を振り分けたり、開始位置を変更したりしたい場合もあります。セクションを区切る方法をマスターすればそれも可能です。設定方法をご紹介します。

STEP1.セクションを区切る

Wordの途中からページ番号を振り分けるための1ステップ目は、セクションを区切ることです。

1〜5までのページが振られていますが、3と表示されているページから番号を振り分けていきます。

途中から番号を入れたいページの文頭にカーソルを置き、セクション分けをしていきます。セクション分けは、「レイアウト」タブの「改ページ」から行います。

「現在の位置から開始」を選択してください。


これでセクションが2つに分けられ、それぞれページ番号が振られました。

 

STEP2.セクションごとのページ番号設定を可能にする

次に、セクションごとのページ番号設定が行えるように設定します。

1セクションと2セクションのページ番号設定が同じになっているので、別々に設定できるようリンクを解除します。

「ヘッダーとフッター」タブに移動すると、「前と同じヘッダー/フッター」の機能がオンになっています。セクションごとの設定を行うには、この機能をオフにしましょう。

すると、2セクション目のフッターに表示されていた「前と同じ」の文字が消えました。同じ方法で、ヘッダーにもカーソルを置き、「前と同じヘッダー/フッター」の機能をオフにしてください。

STEP3.各セクションのページ番号の書式設定を行う

次は、各セクションのページ番号の書式設定を行います。

設定を行いたいセクションの文頭にカーソルを置き、「挿入」タブ>「ページ番号」に進んで書式を設定します。

1セクションでは表示に番号を振らない設定にしていたので、2セクションでは1ページ目からページ番号を付けていきます。「最初のページにページ番号を挿入する」にチェックを入れます。

STEP4.各セクションごとに設定が反映されているか確認する

最後に、各セクションごとに設定が反映されているか確認してください。

反映されてない場合は、セクションがしっかりと区切られていない可能性があります。「レイアウト」タブから設定を見直しましょう。

 

Wordのページ番号が表示されない、おかしいときに確認する項目

設定したページ番号が表示されない場合、いくつかの項目を確認しましょう。

先頭ページのみ別指定になっていないか
奇数/偶数ページ別指定になっていないか
開始番号の設定はどうなっているか
セクション区切りが適用されていないか

Wordのページ番号設定は非常に簡単に使える機能ですが、設定の途中で不要な設定にチェックが入っていると、思った通りのページ番号が表示されなくなってしまいます。

セクション分けをしていると設定は通常よりも複雑になるため、上記の点をセクションごとにチェックしていきましょう。

Wordで好きな部分からページ番号を設定しよう

本記事のまとめ
  • Wordのページ番号は入れる位置やページを変更できる
  • ページ番号の指定が意図通りになっていない場合は設定を見直す

作成した資料の枚数が多い場合、見やすさを考慮してページ番号を振るのがおすすめです。

1ページ目から連続した番号を入れたり、表紙や目次を避け途中からページ番号を入れたりと、資料に合わせてさまざまな設定が可能です。特に表紙はページ番号を振り分けないほうが洗練された印象を与えられるでしょう。

本記事を参考に操作方法をマスターして、好きなページからページ番号を設定してみてください。
 

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