HOMEビジネス 就活生が最も気になる情報は?「非対面の選考」による就活意識の変化|リクルート調べ

就活生が最も気になる情報は?「非対面の選考」による就活意識の変化|リクルート調べ

綱嶋直也

2021/12/26(最終更新日:2021/12/26)


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コロナ禍で、就活の説明会や面接の多くがオンライン化。それにより、大学生の会社に対する見極め方や仕事への価値観は変化してきたと言います。

株式会社リクルートマネジメントソリューションズは、就職活動を行った2022年卒予定の大学生1287人に対し、「大学生の就職活動調査2021」を実施。学生が今、どのような視点で企業を選んでいるのか、実態を公表しました。自身の就活の参考にしてみてはいかがでしょうか。

87.2%が「Web面接」を経験

今年度の就活の特徴の1つが、非対面の選考が進んだ、ということです。

「本選考で面接がWEB形式の企業は何社ありましたか?」という質問に対し、87.2%の学生が「1社以上」と回答。1次面接〜最終面接のいずれかのフェーズで、ほとんどの学生がWeb面接を経験したことが分かりました。

「協調性」や「親和性」を会社に求める

「働く上で重視したい社風」について、「協調性と親和性」を特に重視していることが分かりました。

一方で、非対面の選考の中だけでは会社の「協調性と親和性」は掴みづらいですよね。実際、内定後であっても半数以上の学生は1社以上の会社を辞退しています。

選考後も、会社がいかに継続したフォローを取ってくれているのか。そこまでを含めて、学生は会社の社風と理解しているようです。

就活中に「本当に知りたかった」情報は?

「就職活動中に、強く知りたいと思っていた情報」について、「社内の人間関係」や「具体的な仕事内容」など、会社で働く自分をイメージしやすい情報を求めていたことが分かりました。

その一方で、「採否の基準や理由」、「社員の会社への不満・会社の弱み」も強く知りたい情報としてあげていますが、実際には多くの学生がそれら情報を得ることはできなかったという回答も。

非対面の選考が増えても、「インターン・1day仕事体験」のように、社員と直接関わる機会は作れます。そこで「本当に知りたかった」情報も得られるはず。このような時代だからこそ、就活ではより一層の積極性が大切になってくるでしょう。

【調査概要】
調査対象:2022年卒に向け就職活動を行なった、大学4年生・修士2年生
調査方法: インターネット調査
調査期間:7月14日~7月19日
有効回答数:1287人

その他調査結果について詳しくは、プレスリリースでご確認ください。

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