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「好きであればあるほど辛いこともある」夢を叶えたfree web hope若手社員が、それでも頑張り続けられる理由

瑞姫

2021/12/28(最終更新日:2021/12/28)


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榊はるかさん/提供:株式会社free web hope

「好きなことを仕事にしたい」そう心のどこかでは思いつつも、「自分にはきっと無理だ」と夢を諦め、別の道へと進む人も多いのではないでしょうか。

株式会社free web hopeで活躍する榊はるか(24)さんは、未経験ながら夢だったWEBデザイナーとして一般大学在学中に正式入社しました。 

美大に行くことを諦めて一般大学に進学するも、WEBデザインの仕事をする夢が諦めきれず、努力と行動力、そして一歩ずつステップアップを重ねていくことで夢を掴んだ榊さん。

夢を叶えた彼女のストーリー、そして夢を仕事にしたからこそ感じた苦労について、話を聞きました。

ランディングページに強みを持つ会社

株式会社free web hopeは、マーケティングの戦略を描き、事業のPL設計からプロモーションまでをプロジェクトチームを組成して支援している会社。ダイレクトレスポンスマーケティング事業ではインターネット広告の運用とランディングページを中心に据えて前後工程を一気通貫型で支援しています。


また2021年3月より、オンラインスクール事業であるWebデザインスクール「Cucua」、財務会計スクール「Venture Accounting School」を展開しています。

提供:株式会社free web hope

「デザイナーになれると思っていなかった」一般大学からの就職

榊さんは大学3年生の4月にインターンとして同社へ入社。そこで広告とデザインの面白さを知り、1年間のインターン終了後はアルバイトとして半年間働きました。そして大学4年生の12月、卒業をまたずして学生社員として正式に入社しました。

現在はランニングページやWEBサイト、印刷物など多岐に渡るデザインを担当。クリエイティブチームのリーダーとしても活躍しています。

-----最初にインターンとして入ったきっかけを教えてください。

榊さん:元々デザイナーになりたいという思いはあったのですが、美大に通っている訳ではなかったので、どこかでそれは諦めていたんです。

最初はデザイナーのキャリアパスとして、印刷オペレーターから印刷物のデザイナーを目指そうかなと思っていて、大学在学中に別の会社で印刷オペレーターのアルバイトをやっていたのですが、どうしてもデザインをやりたいという気持ちが諦めきれなくて…。

それで、デザイナーとしてインターンできる会社を探していたんですが、美大専門卒が条件である会社ばかりで…。そこで唯一見つけたのが、"一般大学でも可"というfree web hopeでした。「ここしかない!」と思って必死でしたね。

榊はるかさんの担当されたランディングページ/提供:株式会社free web hope

-----なるほど。インターン期間中、何か心掛けていたことはありますか?

榊さん:当たり前ではありますが、インターンの課題提出期限を絶対に守ることや、きちんとしたクオリティで出すことなど、基本的なことを徹底してやりました。正社員として入れることが決まった時は凄く嬉しかったですね。

-----大学生のうちから学生社員として入社することを決めた理由はありますか?

榊さん:社長から「春まで入社を待つ必要はないよね」というお言葉をいただき、私自身も「確かにそうだな」と思ったので、卒業前に入社しました。

卒業に必要な単位も取り終わっていて授業もなく、アルバイトの時から週3〜週4で会社に行っていたので、特に抵抗はなかったです。

指摘は成長のきっかけ


-----入社後に最も印象に残っていることはありますか?

榊さん:アルバイトから正社員に変わった時に、制作するデザインをイラストから全部まかせていただいたことがあったのですが、スムーズに進めることが出来ずに何度も何度も修正を重ねていくうちに「"分かりました"と返事するのが早い」と指摘されたことがあったんです。

-----どういった意味での指摘だったのでしょうか。

榊さん:私は「分かりました」と言うけど、その人が言っている言葉の意味を、きちんと理解出来ていなかったんです。言葉には色々な意味があるので、例えば「可愛い」という言葉一つとっても、「何が可愛いのか」は人それぞれ違う。それをきちんと深堀して理解しなければならないことに気づきました。

「デザインはただ自分が思うままに作るものではなくて、コミュニケーションの中で作っていくものなんだな」と強く意識するようになったので、その人が言っている言葉の意味をコミュニケーションの中でしっかりと聞き出せるようになりました。

そこからはデザインの提案も自分から積極的に行えるようになったので、こだわりが強いお客様にも満足していただけたときは嬉しかったですし、成長も感じられましたね。

榊はるかさん/提供:株式会社free web hope

-----力不足や経験不足を感じた時にやってよかった行動や思考の転換はありますか?

榊さん:経験不足を感じることはよくありますが、過去にあまりにもデザインが進まなかった時に、ベテランのデザイナーさんが叩きを作ってくださったことがありました。それが凄く悔しかったんですよね。

-----悔しさというのは、どういったものに対してでしょうか?

榊さん:同じ情報や条件の中で、出すアウトプットの量が全然違ったので、そういった部分の悔しさでした。そこからは自分だけで考えていても抜け出せないから、そもそも進まないということに気づいて、色んな人のアドバイスを一旦素直に受け入れるようになりました。

あとは、自分が興味がなかった分野のことも積極的に勉強するようになって、色んな展示会を見にいくようにもなりました。その作品を作った人が何を考えて作ったのか、そう言った"思考の部分"を考えるようになりましたね。

大切にしているのは「デザインは思いやり」という言葉

-----仕事をする上で大切にしていることはありますか?

榊さん:私が大切にしているのは、本に書いてあった「デザインとは思いやり」という言葉。「デザインは人を幸せにするためにある」というと、綺麗事のように感じるかもしれませんが、その綺麗事を忘れてはいけないなと思っているんです。

それを実践する上で、メンバーとのコミュニケーションにおいても、相手がなるべく楽にコミュニケーションできるように気をつけています。
 
また、小さいことでも「ここで経験を積んでいくしかない!」という時には、しっかりとこなすことを大事にしています。

夢を諦めてしまいそうになっている人へ

-----では最後にやりたいことや夢があっても諦めてしまいそうになっている人に、何かメッセージをお願いします。 

榊さん:仕事において、大抵のことは最初出来ないものなので、「出来るまでやる」というのは大切にして欲しいです。

「出来ないから」「やったことがないから」で身を引いてしまうのはとても勿体無いですし、どんなに小さい壁でも1つずつ越えて、成功体験を重ねれば、絶対に辿りつけるところがあるかなと思います。

1つ壁を乗り越えるという経験をすると、"壁を乗り越えられた"という事実が背中を押してくれる。一度挑戦してみて上手くいかずに悔しい思いをすることもあるかもしれませんが、やらずに終わる後悔の方が絶対に大きいので、諦めることだけはして欲しくなと思います。

榊はるかさん/提供:株式会社free web hope

-----挑戦することの大切さですね。

榊さん:そうですね。「やりたいことを仕事にすれば楽しいのか」と言われればそうではないですし、好きであれば好きであるほど辛いこともあるはずです。

ただ、それをやっていることに対する後悔は絶対にないので、好きなことを仕事にするのは大事だなと思っています。

辛い時や躓いた時に「これは自分がやりたかったことだ」と自然に思うことが出来て頑張れるところが、好きなことを仕事にする強みかなと思いますね。

-----ありがとうございました。

榊はるかさん/提供:株式会社free web hope

 同社でデザインを学ぶ前から独学で勉強を重ね、WEBデザインの技能検定にも合格していた榊さん。「夢を諦めない」という強い意思だけではなく、絶え間ない努力と行動力で一歩ずつ、そして確実に進んできた結果が、夢に結びついたのだと強く感じられました。

そして、入社後も経験不足で問題に直面するたびに、思考の転換を繰り返しながら成長してきた彼女の姿は、夢を叶えることが終わりなのではなく、学ぶことへの貪欲な姿勢を持ち続ける大切さを教えてくれます。

心のどこかで夢を諦めた人にとって、榊さんの夢を叶えたストーリや言葉は一歩踏み出す勇気となるのではないでしょうか。

出典元:株式会社free web hope Webデザインスクール「Cucua」

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