真剣に向き合った就活を経て、晴れて社会人デビューしたものの、「本当にこの道が自分に合っているのだろうか」といったモヤモヤが心の中で渦巻いてしまい、どうすればよいか迷っている人はいませんか?
第二新卒で株式会社ココペリに入社した佐藤 直人さん(25)は、「転職してから思いっきり楽しんで仕事ができている」「気づいたら、転職活動の時のモヤモヤがなくなっていた」と話します。
ファーストキャリアとして選んだ前職はメガバンク。彼は一体、どのような気持ちで転職の道を選んだのでしょうか。そして、転職後に思い切って仕事ができている理由とは?佐藤さんを取材しました。
中小企業向け経営支援プラットフォーム『Big Advance』
株式会社ココペリは「中小企業にテクノロジーを届けよう」をビジョンに掲げ、中小企業向け経営支援プラットフォーム『Big Advance』等を提供しています。
Big Advanceを導入した金融機関を通じて会員となった地域企業は「Big Advance会員」となり、プラットフォーム上で全国の企業とビジネスマッチングが可能になります。
2021年11月末時点の会員企業数は全国約6万5000社。「販路拡大の方法がわからない」「経営に関する相談相手がいない」などの悩みを持つ中小企業がBig Advance会員になると、ビジネスマッチングのみならず、ホームページ作成、補助金・助成金情報、福利厚生、士業相談など様々なサポートを受けることができます。
「やりたいことがわらない」迷子状態の中、転職
佐藤さんは、2019年4月にメガバンクへ新卒入行。法人営業担当として勤務した後、今年1月に株式会社ココペリへ転職しました。
現在はBig Advanceのフィールドセールスをメインに担当するほか、カスタマーサポートやカスタマーサクセスの仕事にも従事しています。
-----転職の経緯について教えていただけますでしょうか。
佐藤さん:まずファーストキャリアとしてメガバンクを選んだのは、業務内容が幅広く、企業に対して広い支援ができると思ったからです。その中でも特に「お客様目線」が強く感じられた銀行に就職を決めました。
入行後は法人営業として奮闘していましたが、「よりお客様目線で仕事がしたい」と思うようになり、転職を考え始めました。
-----そうして「お客様目線」を軸に転職活動を始めたのですね。
佐藤さん:はい。でも正直なところ「自分が本当にやりたいことって何だろう」と、転職活動中は迷子状態になっていました。
そんな中、出会ったのがココペリです。まず、他社とは比べ物にならないほどラフな面接に衝撃を受けましたが(笑)、それ以上に、「自社の成長」よりも「私自身の成長の可能性」を考えてくれていると感じたことが大きな決め手となり、「ここで、もう一度がんばってみよう」と転職を決意しました。
-----ココペリでは、銀行での仕事経験も活かせそうですよね。
佐藤さん:まさに、そうですね。営業として全国の金融機関を訪問する機会がありますが、「金融機関側は、こう感じるだろうな」「ここが不明点かもしれない」と、先方と同じ目線で考えることができる点は自分なりの強みだと思っています。
自由な環境で、伸び伸び挑戦ができる
ココペリに転職してからの日々を振り返ってもらうと、「毎日が楽しい」「仕事が嫌だと思ったことが一度もない」と、とてもポジティブな佐藤さん。
-----そこまでポジティブに仕事に向き合えている理由は何だと思いますか?
佐藤さん:第一に、自分がやりたいことに挑戦できる自由な環境が挙げられると思います。
自由な分、もちろん責任も伴いますが、自分の挑戦に対して周りもサポートしてくれるといった体制がココペリには整っています。
そのため、「とにかく行動」「躊躇していたらきりがない!」といった自分の性格が最大限活かせていると感じます。
-----行動力を大切にしているのですね。
佐藤さん:私が成長するうえで大切にしていることの一つとして、多動力があります。
わからないこと、経験したことのないことばかりの若手のうちは、とにかく行動量を増やすことが大切だと思っているからです。
しかも、できれば他の人がやらないようなことに積極的にチャレンジしたい。そうして自分だけの新たな道を切り拓いていきたいと考えています。
-----時には失敗してしまうこともありますか?
佐藤さん:それが、今のところありません(笑)。いつも「怒られてから考えればいい」といった思考で躊躇せず動いていますが、怒られた記憶もありません。
と言うのも、「怒られる状況」になる前に周りがサポートして軌道修正してくれているから。報連相はもちろんのこと、常に腹を割って話し合える環境があるからこそ、思いっきり走り続けることができています。
全国を飛び回る出張も楽しい
ポジティブに仕事に取り組めているもう一つの理由として、「全国を飛び回る出張がとにかく楽しい」と佐藤さんは続けます。
-----全国の金融機関や中小企業をまわっていらっしゃるんですね。
佐藤さん:はい。約1年間で400社弱は訪れていると思います。
現地の一次情報に触れられる楽しみもありますが、それ以上に、訪問先の中小企業の方から「このサービス、すごくいいね!」などすごくポジティブな言葉をかけていただくことが多いのも、大きな励みとなっています。
Big Advanceを通じて自分が人の役に立てている実感が持てると、仕事もより一層楽しくなりますよね。
コロナ禍において、なかなか思うように移動ができない状況ではありますが、今は真剣に「全国制覇」を目指しています!
"これだ!"と思えるものを常に探し続けたい
-----お話を伺っていると、転職活動時の「やりたいことがわからない」というモヤモヤはすでに消えてしまったのではないかと感じます。
佐藤さん:消えていますね、完全に。今はこの場所で、この仕事にコミットしたいと強く思うようになり、現時点では迷いもありません。
自分の経験から学んだことですが、仕事や人生に納得いかないのであれば、そのモヤモヤをずっと抱えているのではなく、"これだ!"と思えるものを常に追い続けることが大切だと思います。
先ほど「怒られてから考えればいい」と話しましたが、キャリアについても同じ。「失敗してから考えればいい」という考え方で、私自身もまずは自分から行動しながら、今後も"これだ!"と思えるものを常に探し続けていきたいです。
-----最後に、今後の目標についてお聞かせください。
佐藤さん:今はBig Advanceを広めるために必要なスキルをコツコツと身につけていきたいです。例えばBig Advanceの中には「ホームページの制作支援」も含まれているため、SEO関連の資格を最近取得しました。これにより、どのようなホームページを作ればその企業にとって良い影響をもたらすことができるのか、より具体的にご提案できるようになったかなと思っています。
このように、これからも自社サービスにとどまらず中小企業の方々の悩みを解決できるようなご提案ができるよう、日々精進していきます!
「自分が本当にやりたいことは何だろう」と悩む時期があったとは想像できないほど、今の仕事を心から楽しんでいる様子の佐藤さん。躊躇する時間も惜しんでとにかく行動量を増やし、伸び伸びポジティブに成長している姿が印象的でした。
今はまだなくても、"これだ!"と思えるものを探し続けていけばよい。彼のメッセージは、今まさに「やりたいことが見つからない」「この仕事を続けていてよいのだろうか」とモヤモヤしている人に希望の光を届けてくれるのではないでしょうか。
出典元:株式会社ココペリ
出典元:Big Advance
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