コロナ禍で将来の見通しが立ちにくくなった現在。企業に務める多くの若手ビジネスパーソンも、働き方が変化する中で、キャリアやビジョンを改めて考える機会が増えたのではないでしょうか。
アデコ株式会社は、ビジネスパーソン3951人に「コロナ禍における転職活動」に関する意識調査を実施しました。「コロナ禍で転職者は増加したのか」「それはコロナの影響によるものなのか」など、調査結果から転職活動に対するビジネスパーソンの意識変化について、確認していきましょう。
54.9%がコロナ禍に転職活動をしたと回答
「あなたは、2020年4月以降に転職活動をしましたか」という質問に対し、おおよそ半数の54.9%が「転職活動をした」と回答しました。そして、その内91.7%が実際に転職したことが分かりました。
一方で、「転職を決めた背景には、新型コロナの影響がありましたか」という質問に対し、「影響があった」と回答したのは33.4%に留まりました。ここから、必ずしもコロナが転職活動に影響を与えたわけではないと言えるでしょう。
転職した理由、最も多いのは「勤務先の将来性に不安があった」
「2020年4月以降に転職した」人に「転職した理由は何ですか」と質問したところ、最も多い回答が「勤務先の将来性に不安があった」でした。
在宅ワークの機会が増えたことで、仕事との向き合い方を1人で考える時間が増えている昨今。会社のビジョンと自身のライフビジョンを照らし合わせ、「この仕事のままでよいのだろうか」と不安になる人は多いようです。
ビジョンやパーパスに共感できる企業選びをしよう
先が見通しづらい今こそ、自身のライフビジョンやキャリアビジョンを考えることを優先してみては。それらが明確となれば、ライフビジョンやパーパスに共感できる企業を選びやすくなるはずです。
将来性に共感できる企業を選ぶことは、自分の今後に合うスキルを磨くチャンスにもなります。これから社会で活躍していくためにも、ビジョンを振り返り、想いのマッチする企業にコミットしていきたいですね。
その他詳細については同社プレスリリースを参照ください。
【調査概要】
調査対象:20代〜40代の正社員
調査方法: インターネット調査
調査期間:10月7日~10月12日
有効回答数:3951人
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