若手を含めたメンバー複数人が、自社ミッションについて熱く語り合う【#私たちのミッション】シリーズ。今回は、株式会社Synergy Careerの岡本 恵典さん(代表取締役社長)、森 菜都子さん(Webライター/インターン生)、杉田 海地さん(Webライター/インターン生)が登場します。
同社が運営する就活情報サイト「就活の教科書」のライターは、全員大学生。これから就活を控えている人、就活真っただ中の人、就活を終えたばかりの人…当事者だからこそ届けられる情報があると信じて、日々"就活生に寄り添った"記事の執筆に取り組んでいるといいます。
情報を届けたい人は、自分のように就活で悩んでいる学生。しかし「だからと言って、簡単ではない」「悩むことも多い」と、ライターである森さんと杉田さんは話します。ライターとして奮闘するインターン生たちは、難しい局面に向き合いながらも、どのようにしてそれを乗り越え、成長しているのでしょうか。代表取締役社長の岡本さんがメディア立ち上げに込めた想いも含め、詳しく話を聞きました。
- 就活生に寄り添った情報を届け 大学生を自分らしい生き方に導く
就活生50万人が訪れる「就活の教科書」
「就活の教科書」は、月間就活生50万人が訪れる就職活動の総合情報サイト。
実際に就活を経験した内定者をはじめ、学生自らが自分の経験を含めて記事を企画・執筆しています。
具体的には、エントリーシート・面接対策など定番の記事から、おすすめ就職エージェントなどの情報まで幅広く網羅。WEBサイト以外にも、SNSなどを通じて「どんな情報を信じてよいかわからない」「本当に役立つ情報に出会えない」と悩む就活生の心に寄り添った情報発信をおこなっています。
「就活の教科書」公式SNS:Twitter/Instagram/YouTube/LINE/TikTok
ミッションのココに共感
-----まずは代表の岡本さんから、「就活生に寄り添った情報を届け 大学生を自分らしい生き方に導く」というミッションに込めた想いについて教えていただけますでしょうか。
岡本さん:自分の就活時に抱えていた課題感がきっかけで、このミッションに辿り着きました。
当時、周りを見渡すと、私を含めて多くの学生が、自分と合わない会社を受けてしまったり、性格的に合わない職種に応募してしまったりと、「一方的な情報」に振り回されてしまった結果、就活に苦戦している人が非常に多かったんですよね。
私自身、入社した会社を1年以内で辞めてしまった時に改めて「あんなに就活で苦戦したのはなぜ?」「それをなんとか乗り越えて就職したのに、なぜ?」と疑問が次々と浮かびました。
多くの学生と対話する中で見えてきたのが「客観的な情報」「今の時代に合った、アップデートされた情報」の欠如が原因ではないかと思うようになり、就活生に寄り添った情報を届けるべく「就活の教科書」を立ち上げました。
-----森さんは、大学3年生とのことですが、なぜ「就活の教科書」のライターを始めようと思われたのですか?
森さん:3年生になって就活を視野に入れ始めた時、「一体なにから始めたらよいのだろう」という迷いから、なかなか抜け出せなかったことがきっかけです。
右往左往しながらも、まずはインターンをしてみようと思って色々と探していたところ、Synergy Careerに出会いました。自分自身、「なにをすればよい?」「なにを信じればよい?」とわからないことが多かったので、インターンとして活動しながら就活についても学ぶことができる「就活の教科書」のライターに興味を持ちました。
最終的には「就活生が、就活生に向けて書く」ことに魅力を感じ、インターン開始を決めました。当事者だからこそ届けられる情報があるのではないか、と。
ミッションを意識する場面は?
-----杉田さんは大学1年生と、早い段階からインターンを始められていて驚きました。どんな仕事をしている時に、特にミッションを意識しますか?
杉田さん:記事の内容や構成を考えている時は、常に「これは就活生に寄り添った内容か?」と自問するようにしています。
例えば、内定者が実際に通過した選考で使ったエントリーシートの内容を例文として載せるなど、「うまくいった事例」をそのまま掲載することも多いです。また、就活生・内定者の体験談をリアルなエピソードとして紹介することもありますね。
タイトルやキャッチコピー、画像なども「就活生が見やすいように」という想いでさまざまな工夫をしています。
-----なるほど、「就活の教科書」では成功した実際の事例がたくさん見られるということですね。森さんは、いかがですか?
森さん:私も常に「就活生に寄り添った情報とは何か」を考えているので、例えば例文を紹介する記事では、"そのまま使えること"を意識するようにしています。
自分自身、色々な就活のサイトを見ていて「この型、良さそうだけどそのままでは使えないな…」と思うことが多々あります。「参考」にはなるのですが、「使える」情報ではない、と言いますか…。
そのため、エントリーシートなどの例文を掲載するときには、「ここには、何を入れるのか」を具体的に説明したり、「なぜ、そうするのか」という理由を入れたり、読者である就活生が本当に「使える!」と思える情報を目指しています。
自分が感じた疑問は、他の人が感じる疑問でもあると思うので、自分の視点をしっかり活かすことが大切だと考えています。
ミッションに立ち返ったからこそ乗り越えられたこと
-----困難に直面した時、「ミッションに立ち返ったからこそ乗り越えられた」と感じたことはありますか?
岡本さん:そもそもこのミッションが生まれた背景には、「世の中に役立つものをつくりたい」という私の個人的なビジョンがあります。
独立後、「就活の教科書」を立ち上げる前に実は他のメディアを運営していた時期がありました。多くの人に読んでもらえるメディアではありましたし、読者の方に楽しんでもらえる内容ではあったのですが、正直「世の中の役に立っている」「何か課題を解決できている」実感がほぼありませんでした。
「独立してまでやりたかったことは、本当にこれなんだろうか…」と改めて振り返った時に、「自分が課題に感じていたこと=就活生の悩み」を解決できるメディアをつくろう!と思って立ち上げたのが「就活の教科書」でした。
実はメディア立ち上げから半年ほどは、なかなかPVも伸びず、苦しい時期が続き、辞めようと思ったことも何度もありました。しかし、自分のビジョンや、そこから生まれた会社のミッションがあったからこそ、強い信念で耐えることができ、ここまで続けることができたと思っています。
-----岡本さんの信念があったからこそ「就活の教科書」は、まさに迷える就活生を救ってくれるメディアに育っているのですね。森さんは、いかがですか?
森さん:「コンテンツの質をあげるための施策」を考えるミーティングが定期的に開かれるのですが、最初はどうすればよいか全くわからず、施策を自ら提案することもできませんでした。
でも、徐々に「実際にどんな人が読む?」「何に悩んでいる人が読む?」と読者目線で考えられるようになってから、やりがいも感じられるようになり、ミーティングの発表も楽しんでできるようになっていきました。
ミッションを理解することと、実際に体現することは同一ではないので、難しさもありますが、少しずつ体現できるようになるのは楽しいです!
-----杉田さんも、難しいなと思った場面はありますか?
杉田さん:私の場合は、記事を書く時だけではなく、自分が書いた記事が思ったほど読まれなかった時に「どうしたらいいんだろう…」と悩んでしまうことがありました。
既存の記事を書き直すリライトの仕事も、どこをどう書き直せばよいのか、わからないこともありました。
でも、ミッションに立ち返って改めて考えてみると、「自分が書きたい記事」イコール「読者が求めている記事」ではないことに気づいたんです。
前者だと一方的な内容になってしまうので、後者を書くためにはどうすればよいのかを考えられるようになってから、自分の中での迷いも軽減されたと感じています。
自分らしく成長していくことを楽しめる学生が活躍中
-----最後に岡本さん、インターン生お二人の考えを改めて聞いてみて、いかがでしたか?
岡本さん:嬉しいですね。正直なところ、日々仕事をしている中で私からメンバーにミッションを届ける機会はあまりないのですが、このように皆さんが「就活の教科書」というメディアをより良くしようと考えてくれていることは、確実にミッションの実現に近づいているな、と気づくことができました。
大きな刺激を求めるわけではないけれど、コツコツと着実に成長していくことを楽しめる学生が「就活の教科書」では活躍しています。
これからも、ミッションに向かって一丸となって「就活の教科書」を盛り上げていきたいですね!
「就活の教科書」は、今後さらに発信の場を広げて、より多くの就活生とコミュニケーションをとりながら、ミッションの実現に向かって突き進んでいくといいます。
コツコツと地道に、しかし着実に成長を遂げているインターン生たち。迷った時に立ち返るミッションが明確で、「メディアをより良くするためには」「就活生に寄り添った情報とは」と日々自問しつづけているからこそ、自発的に"自分らしく"ステップアップできているのではないでしょうか。
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