HOMEライフスタイル "憧れ"で終わっていない?ワーケーション「実施したことがある」わずか14%|Hotels.com調べ

"憧れ"で終わっていない?ワーケーション「実施したことがある」わずか14%|Hotels.com調べ

白井恵里子

2021/12/06(最終更新日:2021/12/06)


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ワーケーションという言葉をよく耳にするようになり、「自分もいつかは…」と憧れを抱いている若手ビジネスパーソンも多いでしょう。しかし、すぐに行動に起こせない理由は一体どこにあるのでしょうか。

Hotels.comは11月、25歳~40歳の1500人を対象に、ワーケーションに関する意識調査を実施。12月6日(月)にその結果を公開しました。

調査によれば、約7割が「ワーケーション」という働き方を知っていると回答したものの、実際に行ったことがある人は2割に満たない結果に。今注目のワーケーションについて、働く側と雇用する側はそれぞれどのように考えているのでしょうか。

メンタルヘルスの改善など、様々なメリット

約5割の人が、「テレワークの進化系として、ワーケーションがさまざまな問題点の解決策にもなりえるのでは」と回答。

特に「メンタルヘルスの改善(45%)」「集中力と生産性の向上(33%)」「創造性をより引き上げるための刺激になる(31%)」などのメリットがあると認識している人が多かったそうです。

確かに、いつもと違う環境でリフレッシュしながらの仕事は、様々な面でメリットが感じられそうですね。憧れを持っている若手ビジネスパーソンも少なくないのでは。

ワーケーションを実施したことのある人は14%

ワーケーションのメリットを複数認識しているにもかかわらず、実際にワーケーションを実施したことのある人が2割にも満たないのはなぜなのでしょう。

調査結果によれば、「仕事に必要な設備を備えた宿泊施設がどこにあるのかわからない(25%)」「同僚に仕事をしておらず、怠けていると思われたくない(17%)」「お金の無駄遣いではないかと思う(12%)」などの理由が挙げられました。

また、周囲にワーケーションを実施したことのある人が少ないから、自分も踏み出せない…といった面もありそうですね。

雇用する側の約半数が、ワーケーション取得を支持

一方で、雇用する側の44%が、ワーケーション取得への支持を表明。さらに「ワーケーションにはメリットがある」と回答する人も68%と、働く側を上回っているのだそう。働く側と雇用する側の意識のギャップが垣間見える結果となりました。

まずは会社側と、ワーケーション取得について改めて話してみると、双方の考えが明確になり、不安を拭えるきっかけになるかもしれませんね。

ワーケーションを取得してみたいけれど、なかなか一歩を踏み出せない人は、今回の調査結果を参考にしてみてはいかがでしょうか。

なお、Hotels.comでは、ワーケーションにおすすめの宿泊プランの紹介や、ワーケーションの準備の進め方、滞在先での仕事環境の作り方などを紹介する「ワーケーションガイド」を作成。今後、公式サイトで公開していくそうなので、興味がある人は覗いてみては。

【調査概要】
サンプル数:国内計1500人
調査期間:11月2日~9日
調査対象:働く側と雇用する側の2調査、25歳~40歳
調査方法:インターネットリサーチ
調査会社:OnePoll

※調査結果の詳細についてはプレスリリースをご確認ください。

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