コロナ禍で入社することになった新社会人の中には、「仕事上の出会いが少ない」「社会人って、もっと人との出会いや関係が広がるものだと思っていた…」と感じている人もいるのではないでしょうか。
Sansan株式会社は、20〜50代のビジネスパーソン1000人を対象に「今年の出会いとビジネスに関する調査」を実施。11月22日(月)、その結果を公表しました。
仕事における新しい出会いが減ったことを実感しているビジネスパーソンが多くいることが判明した一方で、6割以上が「来年の仕事での出会いが増える」と期待を持っていることがわかりました。
6割以上が、出会ったあとの関係構築に不安
「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションに掲げる同社は、2021年においてビジネスにおける出会いはどうだったのか、またビジネスへの影響はどの程度あったのかを明らかにするため、東京と大阪に在住するビジネスパーソンを対象に同調査を行いました。
調査結果によれば、「今年一年、仕事で初対面の社外の人と出会う機会に変化があったか」との問いに対し約7割が「とても減った」「少し減った」と回答。6割以上が、出会ったあとの関係構築に不安を抱えていることがわかったといいます。
「確かにオンラインで出会ったとしても、その後継続的にコミュニケーションを図れているかと言うと…」と、心当たりがある人もいるのではないでしょうか。
約半数が「行動制限は、仕事に支障をきたした」
行動が制限され、新しい出会いが難しくなったことで仕事に支障をきたしたと感じた人は、約半数にものぼりました。
具体的には、「なかなか現場に行くことができず、さまざまな事象の把握に難儀した」「オンライン会議では会議のテーマしか話題にならない。テーマ以外のヒントや初対面の人の関係構築が難しい」などの声が挙がり、物理的な距離を乗り越えてつながりを作ることの難しさを実感していた人が多いようです。
オンラインコミュニケーションでは自分の伝えたいことが言いきれていないと自覚している人も、東京では22.4%、大阪では32.6%という結果に。
特に上司や先輩とのオンラインコミュニケーションについて、同じ課題を抱えている新社会人も少なくないでしょう。
来年は新しい出会いが「増える」「少し増える」6割
しかし、最近は徐々に制限が緩和される状況にあり、来年の仕事における新しい出会いについて「増える」「少し増える」を回答した人は合計64.4%と、半数を上回る結果になりました。
新しい一年を期待し、前向きな姿勢を持つビジネスパーソンが多いことは、新社会人にとっても希望の光となりそうですね。
今年、新しい出会いや人とのつながりをなかなか構築できなかった…と感じている人は、この調査結果を励みにしてみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
調 査 名:「今年の出会いとビジネスに関する調査」
調査方法:オンライン上でのアンケート調査
調査地域:東京都、大阪府
調査対象:社外の人と、月に1度以上打ち合わせをする20~50代のビジネスパーソン1000人(各500人)
調査期間:10月21日~10月25日
調査企画:Sansan株式会社
※詳細についてはプレスリリースをご確認ください。
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