HOMECareer Runners 入社半年で社内売上の記録更新!インバウンドテクノロジー新卒社員が本気で取り組む、"自分事化"の意識醸成

入社半年で社内売上の記録更新!インバウンドテクノロジー新卒社員が本気で取り組む、"自分事化"の意識醸成

白井恵里子

2021/11/02(最終更新日:2021/11/02)


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建部駿太さん/提供:インバウンドテクノロジー株式会社

「なるべく自分事化して考えよう」とよく言われますが、その本質を理解し、かつ体現することができている人はどれぐらいいるのでしょうか。

外国籍人材を専門にした人材紹介事業を行うインバウンドテクノロジー株式会社の1年目社員・建部駿太さん(23)は10月、社内売上の記録を更新。自身が紹介した外国籍候補者に対する、企業からのオファー金額が過去最高となりました。

建部さんは、なぜ入社半年で社内の記録を塗り替えるほどの実績をつくりあげることができたのでしょうか。詳しく話を聞いていくと、"自分事化"というキーワードが浮かび上がってきました。

外国籍採用プラットフォーム

インバウンドテクノロジー株式会社は、「外国人にとって、なくてはならないインフラサービスを起こす」を事業ミッションとし、外国籍人材を専門にした人材紹介事業を展開。人材不足にあえぐ日本企業に、世界約100カ国以上の人材を紹介しています。

同社は10月、「work without borders」をコンセプトに『外国籍採用プラットフォーム』をリリース。これに伴い、外国籍人材を初めて採用する企業、日本人人材の母集団形成に苦戦している企業、効率よく採用活動を行いたい企業が無料で求人情報を掲載することができるようになりました。

「日本人の、外国籍の人たちへの価値観を変えたい」

建部さんは、今年1月より内定者インターンとして活動をスタートし、4月に新卒社員として正式入社しました。

現在は外国籍人材を紹介するチームの営業担当として、新規受け入れ企業の開拓や候補者の選考フォローなどを行っています。

-----インバウンドテクノロジーに入社された経緯について教えてください。どのような軸で就活を行っていたのですか?

建部さん:私には「日本人の、外国籍の人たちへの価値観を変えたい」というビジョンがあり、就活では「いろいろな国の人たちと働けるグローバルな環境で働きたい」という軸がありました。

これまで生きてきた中で、日本語が不自由なく使えて日本文化にも馴染んでいるのに、外国籍だからといって受け入れてもらえない人を何度も見てきて、とても違和感を覚えていたからです。

外国籍の人たちへの価値観やマインドセットを、どうすれば変えられるのだろう…。そう問い続けた結果、外国籍人材と、彼らが活躍できる場の架け橋的存在であるインバウンドテクノロジーに出会ったのです。

実際はさまざまな理由から外国籍人材を受け入れることができない企業も数多く存在しますが、私はそういった企業をひとつでも減らしていくことで、自分のビジョン実現に近づくことができると考えています。

-----グローバルな環境で働きたいと思ったきっかけは何ですか?

建部さん:大学在学中、オーストラリアの語学学校に留学していた時の経験が大きく影響しています。

ある日、生徒がそれぞれ将来の夢について語る授業があり、私は「立派なビジネスパーソンになる」のような薄い内容しか語れず、5分ほどのスピーチで終わってしまいました。しかし他の国の生徒たちは、それぞれ切なる想いや夢があり、それについて熱く語っていたんです。

その時「同世代なのにこんなに違いがあるのはなぜなんだろう」「自分は、これではだめだ…」と強い衝撃を受けました。当時の焦燥感や衝撃を忘れないためにも、さまざまな国の人たちと一緒に働く環境に身を置きたいと思うようになりました。

提供:インバウンドテクノロジー株式会社

「仕方なかった」で終わらせないことが大切

「自身のビジョンや軸にピタっとはまったのがインバウンドテクノロジーだった」と話す建部さん。しかし社内記録更新までの道のりは険しかったそうです。

-----入社当初にはどんな悩みや困難がありましたか?

建部さん:まず、初めて売上を立てる(=自分が紹介した候補者の就職が決まる)までに、インターン期間含めて半年かかりました。

入社当初は1日100件ほどテレアポをおこなって、アポの取得率はほんの1~2%という状態。そもそも、どのような企業が、どのような技術を求めているのか?といった業界に対しての知識や理解が全く出来ていなかったんです。

-----そこから、建部さんご自身はどう変化していったのでしょう?

建部さん:年次が一つ上の先輩が、根気強く毎日フィードバックしてくれたり、自分なりに業界に対しての知識をインプットしていったり、地道な努力が徐々に実を結ぶようになっていったのだと思います。

特に、「量だけではなく質も求めなくては」と途中で気が付けたことは大きかったですね。

-----質、というのは?

建部さん:例えば、自分が紹介した候補者が、企業の選考に落ちてしまった時。

「残念だった」「仕方なかった」で終わらせるのは簡単ですが、「数打てば当たる」では決してない。この結果をどう次に活かせるか?この候補者を受からせるために他にどんなことができたのか?と、徹底的に"自分事化"して考える必要があります。

これは、例えば企業との面談をセットしていたにもかかわらず、面談2日前に候補者から「他のエージェント経由で紹介してもらった別企業に受かったので、2日後の面談は辞退します」と言われた時も同じです。

この結果になってしまった理由は何だろう?そうならないために出来たことはなかったか?そう突き詰めると、「候補者との密なコミュニケーション」「チーム内のキャリアアドバイザーとの連携」など自分に関係する課題が浮かび上がってきます。

-----チーム内にキャリアアドバイザーのメンバーもいらっしゃるのですね。

建部さん:はい。キャリアアドバイザーのメンバーは皆、外国籍なので、会話はすべて英語です。中には海外在住のフルリモートメンバーもいます。

特にリモートとなると、コミュニケーションが本当に難しいですね。自分が「言わなくてもわかるだろう」と思い込んでいたことも、通じない場面が多いです。

言語によるニュアンスのズレ、文化の違いによる認識のズレなどが生じないよう、なるべく細かく自分の気持ちを伝えるようにしています。

キャリアアドバイザーのメンバーは、ある意味候補者の方と一番近い存在なので、私がこのメンバーと密に連携することは、候補者を理解することにも繋がると考えています。

提供:インバウンドテクノロジー株式会社

半年後に後輩を迎えるための土台作りも

建部さんは将来、国内外問わずどこに行っても活躍できるよう、個人の力をもっと高めていきたいと言います。

-----「個人の力」とは具体的にどのようなことでしょうか?

建部さん:「この会社に属しているから」「有名ブランドで働いているから」ではなくて、肩書がなくてもどこでも通用するような自分自身のスキルを高めていきたいと考えています。

ひとつひとつの行動に対して目的意識を持ち仕事に臨み、徹底的に"自分事化"して考えることが、このような力を育んでくれると信じています。

------半年後には後輩を迎える立場になりますね。そのために、今どのようなことに取り組みたいですか?

建部さん:これまで自分が苦労したことや抱いた違和感などをしっかり言語化し改善して、次に繋げていきたいです。

加えて、例えば自分が半年かかってできるようになったことを、どうすれば後輩が3カ月でできるようになるのか?といった視点も持ちながら、これからはマネジメントについても意識を高めていきたいですね。

提供:インバウンドテクノロジー株式会社

自分のビジョン実現に向けて、"自分事化"を徹底的に意識しながら日々の仕事に臨む建部さん。

彼のように何か物事がうまくいかなかった時、「もっと他にできることがあったのではないか」「自分に落ち度はなかったか」を常に考えるようにし、次に繋げていくことこそが、成長の秘訣でもあるのではないでしょうか。

出典元:インバウンドテクノロジー株式会社

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