取引先とのコミュニケーションや、部署を超えての連携において、あなたが大切にしていることは何ですか?
特にトラブルが起きてしまった時や難しい案件を引っ張らなければならない時、その状況をスマートに乗り切るためには何が必要なのでしょうか。
株式会社BitStarの新卒2年目・堅田小夜子さん(24)は、若手でありながらコンテンツ制作プロデューサーとして活躍中。今年7月からはチームのマネジメント業務も担っています。
クライアント企業と折衝し、部署を横断して案件全体を引っ張っていく役割を担う堅田さんに、「仕事をするうえで大切にしていること」をテーマに取材しました。
コンテンツスタジオ「BitStar Studio」
株式会社BitStarは、「その輝きを、加速させる。」をタグラインに掲げ、YouTuberやTikTokerを中心としたエージェントクリエイター支援事業やコンテンツ制作事業を展開しています。
コンテンツ制作事業にあたるBitStar Studioでは、YouTube番組企画制作、YouTubeコンサルティング・広告運用・内製化支援、ライブ配信企画・制作・運営の3つの柱でサービスを提供しています。
「アドベンチャー的な環境が自分に合っている」と感じ、入社
堅田さんは学生時代、新聞社にて報道動画のカメラマン・編集のアルバイトをしており、「人に伝えることが楽しい」「アドベンチャー的な場所が自分に合っている」と思うようになったことがきっかけで、2020年4月に同社へ入社しました。
現在はBitStar Studioの制作プロデューサーとしてクライアント企業と現場(制作)を繋ぐ役割を担っており、予算周りやキャスティングなど案件全体の方向性にかかわっています。
-----なぜ新聞社でアルバイトをしようと思ったのですか?
堅田さん:子ども時代から12年間クラシックバレエを習っていたり、バンドサークルに所属して毎月のようにライブハウスでライブをしたり、自分にとって「表現すること」「人に伝えること」が当たり前だったので、その流れで「伝える」という側面を持つ職種に興味を持ち、新聞社でアルバイトを始めました。
最初は総務の仕事をしていたのですが、同じフロアにあった「写真報道局」の中の動画推進室に興味を持ち、特にアルバイト募集はしていなかったのですが「やらせてください!」と自らお願いして、そこで仕事をさせていただけるようになったんです。
-----動画推進室では具体的にどのようなお仕事をしていたのですか?
堅田さん:報道系のYouTubeチャンネルで、動画を撮影したり編集したりする仕事に携わっていました。
新聞社というと「写真」「保守的」などのイメージが強いかもしれませんが、動画推進室だけは新聞社の中でも"ベンチャー的"な異色の雰囲気があり、私はそこが肌に合っていると感じていました。
-----就職先に新聞社ではなくBitStarを選んだのも、そこに要因がありそうですね。
堅田さん:そうですね。動画推進室では毎回最前線の現場で、毎日違う人と出会うことがとても楽しかったと同時に、「このようなアドベンチャー的な環境が自分に合っている」と感じていました。この感覚をもとに就活をしていた中で、BitStarに出会ったんです。
オフィスを訪れた時、目の前を大好きなYouTuberの方が通り過ぎて…「ここなら毎日ワクワクしながら働けそう!」と感じたことが決め手になりました(笑)。
自分の気持ちを素直に伝えた結果、制作プロデューサーに
そうしてBitStarに入社を決めた堅田さんですが、入社当初は同社運営メディアのマンガ動画制作チームに所属。その後、自ら希望を出して制作プロデューサーに転身したといいます。
-----制作プロデューサーを希望した理由は何ですか?
堅田さん:制作プロデューサーを希望したと言うより、マンガ動画制作チームでは制作フローがすでに決まっている中で運用していく形だったので、非連続的な業務がなく物足りなさを感じていたことから、上司に「自分はこういう仕事がしたい」「会社の売上に直接的に貢献したい」と素直に伝えたことがきっかけでした。
その話を聞いて、その上司が「それがやりたいなら、制作プロデューサーだね」と、私の希望する仕事内容に導いてくれたんです。若手なのに制作プロデューサーとして扱ってくださることに驚きつつも嬉しくて、それからは「信頼して任せてもらえたんだから、不安があっても堂々と振舞おう!」と自分を奮い立たせることができています。
-----制作プロデューサーに転身して、やりたい仕事が叶ったという実感はありますか?
堅田さん:はい!クライアント企業と折衝しながら、「どういう企画がいいか?」「予算は?」などを決めていく仕事なので、受注できた時の達成感や、クライアント企業の課題をどうすれば解決できるかを一緒に考えていくことができるのは醍醐味です。
ただ、複数部署を横断してひとつのコンテンツを制作することも多いので、非常に難しさも感じます。他部署の仕事内容を把握することは簡単ではないですし、部署横断で進める制作業務は社内でも新しい取り組みのためセオリーもなく、苦労することも多いですね…。
-----そんな時、堅田さんが大切にしていることは何ですか?
堅田さん:「想像力を働かせること」です。これは、非現実的なイメージを膨らませることではなく、相手の業務内容や、相手が追っているものの本質など、現実的なことをしっかり想像して接するということです。
例えば、何かトラブルが起きた時。「なんでやってくれなかったんだろう?」と相手へ不満を募らせてしまいがちだったのですが、ある時、それは間違っているんじゃないかと気づいたんです。
人それぞれ、業務内容や仕事への向き合い方が異なれば、追うべき数字も違います。そのため、相手のことを現実的に想像すると「自分が相手に求めていることは、その人にとってはあまり関係ないことなのかもしれない」と気づくことができます。
-----そう気づくことができて、変化はありましたか?
堅田さん:部署を超えて人を動かすには?自分はどう変わったらいいのか?が見えてくるようになったので、部署間のコミュニケーションも以前よりスムーズに行えるようになりました。
「想像力を働かせ、相手を理解する努力」は欠かさない
堅田さんは今年7月より、5人程のチームのマネジメントも任されるように。この場面においても、"相手のことを理解する努力"を大切にしているのだそう。
-----マネジメントにおいて一番大変なことは何ですか?
堅田さん:例えばカメラマンや動画編集者など、全く異なる職種の人たちが集まった組織なので、「このメンバーは何が得意?」「このメンバーは何を目指しているの?」といったことを理解するのが大変です。
-----それを乗り越えるために、どんな工夫をしていますか?
堅田さん:メンバーとの対話を多く行うようにしています。
その際、目標となる数字は簡潔に伝えてもらって、それよりも「プロセス」「目標にどう向き合ったのか」「そこから得られた学び」などに重点を置いて話をしています。そうすると、各メンバーの特色が見えてくるからです。
-----なるほど、マネジメントにおいてもメンバーのことを理解するよう努めているんですね。最後に、今後の展望についてお聞かせいただけますでしょうか。
堅田さん:BitStarはサービスの幅が広く、インフルエンサーに多面的に関わることができるので、まずはインフルエンサー業界を目いっぱい楽しみたいです!
また、今後は「営業」にも挑戦してみたいです。制作視点を持った営業として、自分なりの価値を提供できたらと考えています。
さまざまな立場や職種の人と関わる仕事だからこそ、「想像力を働かせて、相手を理解する」ことを大切にしている堅田さん。
毎日、現場で楽しく仕事をする彼女の姿が目に浮かぶようなインタビューとなりました。
今まさに難しい局面にいる人は、「相手への不満ばかり募らせていないか?」「相手を理解する努力をしているか?」と、改めて振り返ってみてはいかがでしょうか。
出典元:株式会社BitStar
出典元:BitStar Studio
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