若手ビジネスパーソンの多くが様々な悩みを抱えているでしょうが、中でも職場の人間関係の悩みは深刻ですよね。思うように友好な人間関係が築けなかったり、相手からの不当な扱いに憤ったりと、日々の業務で少なからず思い悩む場面があるのではないでしょうか。
人間関係の悩みの原因を解決する心理学的アプローチがあると聞けば、心強く思う人も多いはず。職場での悩み解消の一助になりそうな書籍が登場したので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
株式会社大和書房は『「本当の自分」がわかる心理学 すべての悩みを解決する鍵は自分の中にある』(シュテファニー・シュタール氏著、繁田香織氏訳)を10月15日(金)に発売しました。
人間関係のトラブルの多くが「内なる子ども」が原因
ドイツで4年連続年間売上1位となり、ドイツ国内で150万部を突破したという同書。世界30か国で刊行されたベストセラーが日本に上陸しました。「人間関係の悩みの原因が一気に解決する画期的心理学」だというので心強いですね。
同書によると、子ども時代に刷り込まれたことや、当時負った心の傷は、私たちの性格と自己肯定感に大きな影響を与えるとか。
心理学ではその影響を受けた人格部分を「内なる子ども」と呼び、無意識に私たちに作用するそうで、人間関係のトラブルの大半は「内なる子ども」が原因としています。
そのため、トラブル解消のためには、自身の「内なる子ども」を理解し向き合うのが先決だと言えそうです。同書で、心理学的アプローチから「内なる子ども」を理解し、自分自身を受け入れるという、新たな考え方を身に付けてみてはいかがでしょうか。
目から鱗が落ちる体験ができるかもしれませんし、職場や取引先での人間関係の悩みも軽減されるかもしれません。
ありのままの自分を受け入れる方法とは?
「自分は頑張っているのに正当に評価されていない」「上司からもっと認められたい!」など、何らかの欲求不満を抱えている若手ビジネスパーソンも多いでしょう。
人には、結びつき欲求・コントロール欲求・快感獲得欲求・承認欲求の4つの基本的欲求があり、どれもが満たされないと欲求不満になるとか。この4つの心理的な基本的欲求から自分自身の問題を考えると、その問題の原因が明らかになり、自己認識と問題解決に大きく近づけるとしています。
ぜひその方法を知りたいものですね。同書で自己認識と問題解決に近づくための方法を学ぶことができるでしょう。また、こうした欲求不満を解消する際も、前述のとおり、自分自身の「内なる子ども」と向き合って、心の中にある傷を受け入れ、癒すことが必要としています。
同書を片手に、自身の子ども時代を振り返り、人間関係がこじれる原因や欲求不満の原因を探り、解決の糸口を見つけられたらよいですね。
【目次抜粋】
1章 「今の自分」を生み出したのは“子ども時代の経験”
2章 心の中には「子ども時代の自分」と「大人の自分」がいる
5章 自分を振り返らないと、どうなる?
6章 心が求めるものは歳を重ねても変わらない
7章 四つの心理的な基本的欲求
8章 子ども時代の経験が「今の自分」にもたらす影響
10章 信念はどれほど日常生活に影響を与えるのか?
13章 自己価値に対する「影子」の思いと「大人の自分」の考えの相違
17章 「本当の自分」が心地良くいられるための黄金戦略
19章 具体的な黄金戦略
価格は1980円(税込)。著者紹介など、詳細についてはプレスリリースをご覧ください。
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