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「"海外で自由に働く"よりも魅力的なことに気付いた」ホットリンク新卒社員に聞く、納得のいくキャリアの見つけ方

白井恵里子

2021/10/13(最終更新日:2021/10/14)


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葛生 圭祐さん/提供:株式会社ホットリンク

働き方が多様化した昨今、選択肢が広がったからこそ「これからのキャリア、どう積み重ねていこうか…」と悩み、なかなか答えが見つからない若手ビジネスパーソンもいることでしょう。

自己分析、キャリアの棚卸、キャリアの軸探し…さまざまなことに取り組んでもなかなか先が見えない時は、どうすればよいのでしょうか。

株式会社ホットリンクの新卒入社2年目として活躍する葛生 圭祐さん(25)は、「学生時代は海外で仕事をしたかったのですが、今は全く違う気持ちです」と言います。

彼の気持ちに変化が生じたきっかけとは?今、日本で充実したキャリアを積み重ねることができているのはなぜなのでしょうか。葛生さんを取材しました。

"売上アップに繋げる"SNSマーケティング支援を提供

株式会社ホットリンクは「ソーシャルメディアマーケティングにスタンダードを創る」をビジョンに、ソーシャルビッグデータとデータ解析技術、独自のメソッドを用いて、"売上アップに繋げる"SNSマーケティング支援サービスを提供しています。

8月には、同社の強みである「SNSビッグデータ」を活かし、インフルエンサーマーケティング支援を本格スタート。成功確率の高いキャスティングと売れる話題化づくりの企画を掛け合わせ、企業の売上向上に貢献しています。

フリーランスとしての道に疑問を抱き、就職

葛生さんは、2019年10月より同社にてインターンを開始。翌年4月に、新卒として正式入社しました。

現在は、SNSコンサルティング業務やSNSの運用代行、SNS広告のディレクションなどを担当。「UGC(クチコミ)を増やすことで売り上げを上げる」ことを目指し、日々邁進しています。

-----ホットリンクでインターンを始めることになった経緯について教えてください。

葛生さん:実は、大学在学中2年間休学をして海外をまわっていたことから、「卒業後はフリーランスとして海外で仕事をしよう」と思っていました。

と言うのも、休学中に35カ国ほど旅行しましたが、その時はほとんどの国で数週間ほどの短期滞在しかできず、「もっといろんな国にできる限り長期滞在して、現地の文化や空気感を肌で感じたい」という気持ちが強くなり、大学卒業後は半年や1年毎に滞在する地域や国を変える生活を送りたいと考えていました。

また、当時は仕事に対するイメージがすごくネガティブで、「なるべく楽できるように」「楽しい環境で、仕事は最低限に」といった気持ちが大きかったんです。

大学卒業後に夢見ていたライフスタイルを実現するために、パソコン一台できる仕事をしようと思い、その準備期間として実際、在学中もフリーランスとして少し仕事を請け負っていました。

しかし、そこでふと「中~長期的に見て、自分のキャリアをこのまま進めて良いのだろうか?」「もっとビジネススキルを磨ける環境に身を置いた方がいいのではないか」という不安に駆られるようになりました。

----そうして、企業で働くことを視野に入れ始めたのですか?

葛生さん:そうです。大学4年の夏から、就職活動を始めました。

「将来的に海外で働けること」「企業の売上向上に貢献できること」といった軸で、主にWEB業界で就職先を探していました。WEB業界ならリモートが他の業界よりも浸透しているため、どこにいても仕事ができるだろう、と思ったんです。

具体的には「Twitter SNSマーケティング」で検索をしたときにホットリンクを見つけました。

「売上アップに貢献するSNSマーケティング支援」という事業の方向性や社風に魅力を感じ、門戸を叩いたことが始まりでした。

インターンでは正社員としての採用前提で、営業の同行、Twitter運用代行、Twitter広告のディレクションなどの仕事を担当し、SNSマーケティングの持つ可能性にどんどん魅了されていきましたね。仕事に対するネガティブなイメージも、徐々に拭い去られていきました。

-----「SNSマーケティングの持つ可能性」とは?

葛生さん:SNSでUGC(クチコミ)を広げていくことで、中小企業でも大企業に勝てる可能性が非常に高くなると実感しています。

例えば誰かが「この料理、おいしい!」と投稿し、それを見た別のユーザーがその料理を食べたいと思い、その連鎖が大きくなればなるほど、その料理を提供しているお店の売上が増えていきます。使い方次第で、大きな可能性を秘めていますよね。

提供:株式会社ホットリンク

仕事の会話は全て録音して活用

企業の売上向上を目指し、今では「この案件は君に一任するよ」と信頼してもらえるほどの人材へと成長を遂げた葛生さん。しかし、時には力不足や経験不足を感じることもあると言います。

-----そんな時、起こしてよかった行動などはありますか?

葛生さん:オンラインで上司からフィードバックをもらう時や商談など、(会話相手の許可を取ったうえで)すべて録音していることです。録音した内容はすべて自分の仕事を振り返る時に活用しています。

「今日の商談は、何が良かったのか?なぜうまくいったのか?」を振り返ることで、使えそうなセンテンスを自分の武器にしていくんです。

また、上司からのフィードバックも、後に改めて聞き返すことで理解が深まります。リモートだからこそ、できることですよね。

-----上司の方からは、どのようなフィードバックを受けるのでしょう?

葛生さん:「考え切らずに、回答を出したでしょ」とよく指摘されます…。

例えばお客様に回答をお返しする時、「なぜこの質問をされているのか?背景は?」を考え、「この考えで本当に良いのか?」と深く思考するというステップが必要だと頭では理解しているのですが、それが不十分な時があるんです。

実は入社間もない頃、Twitterの運用代行業務でミスをしてしまったことがあって、その時にも「何事も深く考えることが大切」だと学びました。今は、この点について改善できるよう、日々意識しています!

-----自分の弱みもしっかり把握されているんですね。録音しておくと、気持ちを奮い立たせたい時に聞き返すといったこともできそうですね。

葛生さん:そうですね。就職せずにフリーランスとしての道を進んでいたら、このようなフィードバックをもらえることもなかったのでは、と思います。

提供:株式会社ホットリンク

「あなただからお願いしたい」と指名してもらえうように

-----仕事をする上で大切していることは何ですか?

葛生さん:お客様に対しても社内でも、「どうすれば価値を提供できるか」を常に考えることです。

また、何かわからないことを聞くときや意見を仰ぐ時は、「どうすればいいですか?」ではなく「自分はこう考えているけれど、よろしいですか?」と質問するようにしています。

なるべく相手が"YES"か"NO"で答えられる方法で聞くこと。「何事も深く考えることが大切」と先にお話した通り、質問するうえでもまずは自分の中でしっかり思考することが大切だと思っています。

-----最後に、今後の展望についてお聞かせください。

葛生さん:20代のうちに、「SNSマーケティングといえばこの人!」と言われるような人材になりたいです。

「ホットリンクの葛生さん」ではなく、個人としても信頼してもらえるようになって、「あなただからお願いしたい」と指名してもらえるようになりたいですね。

長期的にはSNSだけでなくマーケティング全般へと領域を広げていき、例えば将来「起業したい」「独立したい」と思った時にそれが叶うよう、意識を高く持って仕事に臨んでいきます。

提供:株式会社ホットリンク

葛生さんは、「今は海外で働きたい気持ちよりも、今いる場所で成長していきたい気持ちの方が大きい」と話します。それはきっと、今の仕事に出会ったことで自分の中での"優先順位"に変化が生じたからではないでしょうか。

彼のストーリーからは、「今、自分の中にある軸は永遠ではない」「今の軸は、経験の積み重ねによって柔軟に変化していくもの」だと学ぶことができそうです。

これからのキャリアについて悩んでいる人は、まずは何か行動を起こしてみると、その先に進むべき道標が見つかるかもしれませんね。

出典元:株式会社ホットリンク

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