HOMEライフスタイル 最近、雑談していますか?「雑談は自身にとってプラスだと感じる」8割以上|一般社団法人日本能率協会調べ

最近、雑談していますか?「雑談は自身にとってプラスだと感じる」8割以上|一般社団法人日本能率協会調べ

前嶋みどり

2021/10/06(最終更新日:2021/10/06)


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イメージ画像:Adobe Stock

新型コロナウイルスの影響を受けて、出勤せず自宅で仕事をするテレワークのスタイルが定着した人もいるでしょう。アフターコロナとなっても引き続き、自宅での仕事が続く若手ビジネスパーソンも少なくないかもしれません。

出勤していた時と変わらず仕事ができているように見えるテレワークですが、テレワークによって失われたものがあります。それは顔を合わせて他愛のない話をする機会、「雑談」です。

全国のビジネスパーソンに対し職場や仕事に対する考えについて意識調査を行っている一般社団法人日本能率協会は8月、「テレワークの実施状況」と「職場メンバーとの雑談機会と効果」についての調査を実施。10月4日(月)、その調査結果を発表しました。

雑談の機会はテレワークの有無に関わらず「オフィス出勤時に対面で」

同調査は、全国の20歳~69歳までの正社員を対象に行われました。

『あなたは、仕事中に職場メンバーとどのように「雑談」していますか』という質問に対しては、7割以上が「オフィス出勤時に対面で」と回答しています。

ただし「テレワークを行っている人たちが雑談をしていない」わけではなく、オンライン会議システムやチャットツール、メールなど様々な方法で仕事中に雑談をしていることがわかりました。

テレワークによって雑談は「減った」

 『あなたは、この1週間を振り返って、職場のメンバーとどれぐらいの頻度で「雑談」をしましたか』という質問に対しては、全体の約6割が「変わらない」と回答しているものの、「減った」人は35%を超える結果となっています。テレワークを週5日以上行っている人に限っては、雑談の機会が「減った」と感じている人の割合が、56.9%にものぼるのです。

オフィスに出勤していれば気負わずにすれ違っただけでできていた「雑談」の機会が、仕事をする場所が分断されたことによって少なからず失われていることがわかります。

「雑談は業務の創造性を高める」と感じる人は少なくない

 『職場メンバーと「雑談」することは、あなた自身の業務の生産性を高めることにつながっていると思いますか』という質問に対しては、全体の6割を超える人が「そう思う」と回答し、テレワークを行っている人に限っては、約7割もの人が「雑談が業務の創造性を高める」と回答しました。

「雑談は人間関係を深め、自身にとってプラスである」

『職場メンバーと雑談することは、あなた自身の職場における人間関係を深めることにつながっていると思いますか』という質問に対しては、全体の7割以上の人が「そう思う」と回答しています。

また「雑談があることは、あなた自身にとってプラスだと感じますか」という質問では、全体の約8割の人が「プラスになる」と回答しました。

テレワークで仕事を行う人にとって「雑談の機会」が減ってしまったことは、会社にとっても痛手と言えるかもしれません。とはいえまったく雑談の機会がなくなったわけではないでしょう。

「雑談の機会が減った」と感じているなら、オンライン会議システムやチャットツールなどを利用して、日常的に雑談できる機会を自ら作ってみてもよいのではないでしょうか。一人で悩んでいた業務に対するヒントなども、得られるチャンスとなるかもしれませんね。

【調査概要】

調査名称:2021年「ビジネスパーソン1000人調査 」【雑談機会と効果】
調査期間:8月13日~2021年8月23日
調査対象:全国の20歳~69歳までの正規の就業者
調査方法:「モニターリサーチ・システム」を活用したインターネット調査
回答数:1000人

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