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「働くことは、地道さの積み重ね」Bizibl Technologiesインターンに聞く、長期インターンだからこそ得られる経験

和泉ゆかり

2021/10/07(最終更新日:2021/10/07)


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佐藤大介さん/提供:株式会社Bizibl Technologies

最近では、数多くの企業が学生向けに長期インターンの募集をしています。しかし、中には「長期インターンとアルバイトって、結局何が違うのだろう…」と思っている学生もいるのではないでしょうか?

限られた学生生活。せっかくなら有意義な時間の使い方をしたいものですよね。

今回は、長期インターンとして株式会社Bizibl Technologiesの採用活動に携わっている、大学生の佐藤大介さん(22歳)へ取材。長期インターンとして働くことの魅力をお聞きしました。

オンラインイベントの告知から開催、分析までできる「Bizibl」

株式会社Bizibl Technologiesは、「機会や出会いを物理的制約から解放する」をミッションとして掲げているスタートアップ企業です。

同社が展開する『Bizibl(ビジブル)』は、採用イベントや営業セミナーなどのユースケースを想定した、オンラインイベントの開催プラットフォーム。イベントに最適化されたビデオ画面および会場画面により、オンライン開催でも参加者のエンゲージメントを高めることが可能です。また、開催を通して参加者の行動や属性ビッグデータを蓄積できるため、参加者情報の資産化や、詳細なイベント分析をすることができるといいます。

提供:株式会社Bizibl Technologies

働くイメージを明確するべく、長期インターンを開始

-----佐藤さんが、長期インターンを始めようと思った理由を教えていただけますか?

佐藤さん:「働くイメージを明確にする」ために始めました。

実はもともと大学4年次は休学して1年間留学する予定でしたが、コロナ禍であきらめざるを得ない状況になったんです…。空いた1年間をどう過ごそうかと考えた時に思い浮かんだのが、長期インターンでした。

Bizibl Technologiesでインターンすることを決めたのは、自分で事業を動かす手触り感を得たいと思ったからです。スタートアップ企業で少人数で仕事をしているため、KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)も自ら決め、製品を広めていくことができます。

-----具体的な仕事内容を教えてください。

佐藤さん:新規顧客開拓と既存のお客様のサポート、そして一緒に事業拡大を目指して働いてくれる長期インターン生の採用を担っています。ただスタートアップということで、毎日決まった仕事をやるというより、事業環境の変化に伴い、日々仕事は変わります。このスタートアップだからこそ味わる毎日の変化を楽しんでいます。

代表と意見交換をしながら仮説を立て、トライ&エラーを繰り返すことで響く施策を打ち出すことができるよう努力しています。このように自ら提案し、行動に移しやすいこともスタートアップで働くことの魅力のひとつです。

長期インターンを経験したからこそわかったこと

-----長期インターンと、アルバイトとの違いはどこにあると思いますか?

佐藤さん:もちろん働く場所にもよると思いますが、アルバイトは作られた仕組みの中で働くことが多いのかなと感じます。一方で、長期インターンは、特にBizibl Technologiesのようなスタートアップ企業の場合、仕組みを作るところから携わることができます。

-----長期インターンの目的だった「働くイメージを明確にする」ことはできましたか?

佐藤さん:だいぶ明確になりつつあると思います。まだまだ経験していないことが多くありますが、その中でも今感じているのは、「働くことは、泥臭いことの積み重ねである」ということ。今までは、「働くって、キラキラしていてかっこいいな」と漠然とイメージしていましたが、それは氷山の一角に過ぎないことを学びました。一つひとつ積み重ねがあっての結果であり、だからこそお客様の役に立ち、成果を上げられたときの喜びもひとしおなのだと感じています。

仕組みを自ら作り、製品を広めていくことのやりがいを感じる一方で、先輩方が作ってきた"今あるもの"を学ぶことも忘れません。型を習った上で、自分の型を作っていきたいと思います。

これらは、長期インターンとして実際に働いたからこそ、わかったことです。今の僕のキャリアの軸は、長期インターンや13年間ほど続けてきた野球部での経験など、さまざまなことから成り立っていると思います。

-----普段仕事をする上で意識していることを教えてください。

佐藤さん:即対応することです。対応を必要とされているお客様がいたら、できる限り即対応します。このように丁寧な対応を重ねることが、信頼関係の構築にもつながっていくと信じています。実際にお客様から「すぐ対応してくれたから予定を組みやすかった」と商談につながったこともあります。

自分の可能性を広げるべく留学

一時はコロナ禍で留学をあきらめた佐藤さんでしたが、この9月にカナダ・アルバータ州メディシンハットに渡航し、現在は現地で勉強しています。

佐藤さん:自分の可能性を広げるため、挑戦することをあきらめたくありませんでした。時間がたくさんある学生のうちに留学は経験したかったですし、そもそも大学に入学した目的のひとつが留学することでした。

現在は、どこにいてもオンラインで海外の大学の授業を受けたり、様々な人たちとコミュニケーションをとったりできますが、やはりコミュニケーションの量や文化の感じ方など、実際に留学することで得られるものは大きいと感じます。勇気を出して留学して本当によかったです。

勉強に集中するため、現在インターンの活動は採用サポートの仕事のみに絞っています。僕の希望を受け入れてくれた代表には感謝しています。帰国後はまたインターンの活動にもっと携わっていく予定です。

-----最後に今後の展望を教えていただけますか?

佐藤さん:皆から頼られるビジネスパーソンになりたいです。他の誰かから頼られることが、僕のモチベーションアップにつながります。

課題として感じていることは数多くあるのですが、ひとつ挙げるとすれば視野の狭さです。周りが見えにくくなっていることがあるので、立場の異なる人の見方を想像できるようになりたいです。視野を広く持つことは、円滑なコミュニケーションや良い施策を思いつくことにつながると思います。視野を広げるため、積極的にさまざまな人たちと対話をするようにしています。これは留学で異なる文化を持つ人たちと一緒に生活する中で、学んだことでもあります。

そして、どんな状況でもあきらめないで挑戦し続けること。今回の留学もそうですが、これから社会人になっても、環境や他人のせいにすることなく、自分の可能性を広げるためにいろいろなことに挑戦していきたいです。

佐藤大介さん(オンライン取材の様子)

「自分が、事業の拡大に直接携わっている」という実感を得られているという佐藤さん。スタートアップ企業で代表の側で働けることも、大きな魅力の一つでしょう。だからこそ、お客様に対する日々の対応を丁寧にすることの大切さや、どのような状況でも挑戦することの必要性を学べたのではないでしょうか。きっとこの先どこで働くことになっても活かされる経験でしょう。

「長期インターンに興味がある」「働くイメージができない」という学生は、佐藤さんの経験をぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

出典元:Bizibl

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