進学や就職、転職など、大きな決断をするときに、他の誰かから影響を受けたという人もいるのではないでしょうか?決して"振り回される"という意味ではなく、その人の発する言葉や姿勢を見て、新たな気づきを得た人もいることでしょう。
株式会社ログシーの新卒1年目社員である宇野桃さんも、人との出会いの大切さを実感している一人。人との出会いによってやりたいことを見つけた結果、現在は人材業界に従事するようになった宇野さんへ、詳しく取材しました。
「人材採用から育成・定着まで」ワンストップで支援
株式会社ログシーは、「ヒト」の課題を解決する人材コンサルティングファームです。『人材』に関するあらゆる課題やニーズに向き合い、「人材採用から育成・定着まで」戦略的かつ実行可能な支援をワンストップで提供しています。
同社は8月、人事評価内の指標《コンピテンシー》とリンクさせることで従業員が自分事化して主体的にキャリア開発ができ、人材育成ビジョンのさらなる具現化の後押しができる「キャリア開発プログラム」をリリースしました。
「誰かの力になれる仕事がしたい」
宇野さんは同社で採用支援の営業職として活躍しています。
-----宇野さんは、もともと人材業界を希望していたのですか?
宇野さん:最初は特に業界を絞らず、さまざまな業界の企業を見ていました。周りの人たちよりも就活を始めるのが遅かったことに対する焦りや、「自分が何をしたいのかよくわからない」漠然とした不安でいっぱいでした。
軸がわからずモヤモヤしていたことや、コロナ禍でオンラインがメインの就職活動だったこともあり、やっと内定をもらっても納得できないなど、何を目指しているのかわからない状況で…。そのような手探りの状態が続いていたときに出会ったのが、就職活動を支援するエージェントの方でした。ビジネスライクに一方的にサポートを提供するのではなく、親身に寄り添ってもらえ、二人三脚で就活を進めてきました。
そこで「私も他の誰かの力になれる仕事がしたい」と、人材業界に興味を持ったんです。その過程で出会ったのがログシーでした。
-----ログシーに入社を決めた理由を教えてください。
宇野さん:大きな決め手になったのは「人」です。選考で直属の上司となる予定の方をはじめ、社員の方と話すうちに「この人たちとだったら頑張れる。一緒に働きたい」と思うようになり、入社を決めました。具体的にどう表現すればいいか悩むところですが、上司の言葉を借りるなら、「もしお互いに学生だったら、この人たちとなら友達になれる」という感じがしたんです。
採用支援を通じて、組織活性化に貢献
宇野さんは、2021年4月に株式会社ログシーへ新卒入社。東日本営業二課に配属され、現在は採用支援の営業活動に従事しています。
-----具体的な仕事内容を教えていただけますか?
宇野さん:規模や業界問わず、様々な企業様へアルバイトを中心とした求人広告掲載のご提案をしています。営業活動から出稿後の応募状況に合わせたご提案まで、幅広くサポートする仕事です。
例えば、お客様の中には「他の媒体で求人広告を掲載したものの、どうしても特定のエリアだけ人が集まらない」という課題を持たれている方もいます。そこで、「このような見出しや写真を入れた方が心に響くのではないか」「タイトルを変えてみては」といった提案をしたところ、希望の人材を採用できたとのこと!「現場のスタッフも、私も大変うれしいです。ありがとうございます」と、満足していただけました。このようにお客様の声を直接聞けることが、やりがいにつながります。
-----顧客の採用課題に一緒に向き合っているのですね。
宇野さん:組織は「人」の集まりです。採用は、これからの組織を作っていく人との出会いでもあります。採用支援をさせていただくことで、お客様の組織の活性化に貢献していると考えます。求職者にとっても、自分に合う職場で働くことは、人生においてプラスになるはずです。
-----ところで、宇野さんはログシーにとって初めての新卒社員だそうですね。新卒社員だからこそ発揮できる強みはありますか?
宇野さん:社内に新しい風を吹かせることができていると思います。例えば、ログシーでは新卒採用向けの支援もしているのですが、そのようなときに「学生にはこのようなメッセージが響くだろう」「学生のときに、こんなサービスがあればよかった」などと、提案することもあります。大学を卒業してから日が浅い、新卒社員だからこそできることでしょう。
お客様に信頼してもらうには、まず自己開示から
-----顧客とのコミュニケーションで、意識していることを教えていただけますか?
宇野さん:お客様との会話を楽しもうとすること、そして自己開示をすることです。新規のお客様に少しでもログシーのサービスに興味を持っていただくためには、まず私という人間を信頼してもらわなければいけません。信頼できるかわからない、どんな人なのかわからない人間に、自社の課題は話してくれないと考えるからです。そのため、私の人柄が伝わるような自己紹介をしたり、持っている情報をお伝えしたり、自己開示を積極的に行うようにしています。
-----仕事をする上で、大切にしていることを教えてください。
宇野さん:現在の自分の力を受け止め、謙虚に向上心を持って仕事に向き合うことです。やりがいを持って仕事をしていると同時に、私にはもっと改善していくことがまだまだあると実感する毎日です。どこができていて、どこをもっと頑張るべきか、自分を見つめることを大切にしています。
また、「抱え込みすぎない」ことも意識しています。もちろん、お客様や仲間のために頑張るべきところは頑張ります。でも、自分に負荷をかけすぎると、結果的に誰のためにもならないのではないかとも考えます。「これ以上は難しい」という自分の声にきちんと耳を傾けることで、コントロールできるようになりたいです。
そして、抱え込まずに相談できる場所を増やしていくこと。ログシーは少数精鋭で活動していることもあり、一人ひとりの距離が近く話しやすい雰囲気です。年齢や肩書き関係なく、フラットに話せるので、そういう意味で相談しやすい環境にあると感じます。「新卒だからこうしなければならない」ということもないですしね。
-----謙虚であることと、抱え込みすぎないこと。どちらもご自身をきちんと見つめているからこそ、できることですね。
「絶対にこうでなければならない」が取っ払われた
就職活動時代から新卒1年目の今に至るまで、宇野さんの中には大きな変化があったと言います。
宇野さん:「絶対にこうでなければならない」という思い込みが取っ払われたと感じます。それまでは気づかないうちに「こうでなければならない」といった思い込みにとらわれ、それが叶わない自分と他人を比べて焦ることもありました。
しかし、就活や現在の仕事を通して様々な経験をし、いろいろな人のお話を聞くにつれて、人生の選択肢や価値観は人それぞれで正解はないことを学びました。焦らなくても、他人と比べなくても大丈夫、自分は自分なんだと。
-----そのような経験が、人材と徹底的に向き合う今の仕事へのモチベーションにつながっているのかもしれませんね。最後に、今後の展望をお話しいただけますか?
宇野さん:まず、今従事している採用支援の仕事を通して、お客様やログシーにもっと貢献していきたいです。また、現在、来年度入社予定の新卒採用活動にも携わっています。もし来年度後輩ができたら、頼りになる先輩になりたいです。
このように今目の前にある仕事で着実に成果を出し、経験を重ねながら、将来的には人材紹介など、「人」に関わるより広い仕事ができるようになることを目指しています。
人との出会いを重ねることによって、自分を変え、今も成長し続ける宇野さん。出会いによって未来が変わるのは、きっと個人間だけでなく、個人と組織の関係にも当てはまるのではないでしょうか。
現在、宇野さんが自信を持って顧客に人材採用の提案を行うことができるのは、自分自身が人が秘めている可能性を実感しているからかもしれません。
出典元:株式会社ログシー
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