「将来的に人の役に立つ仕事をしたい」と思っている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、人の役に立つ仕事の特徴や人の役に立つ仕事などを詳しく紹介します。
自分のなりたい仕事を決めたい人はぜひ参考にしてください。
- 人の役に立つ仕事とは?役に立ったと感じやすい仕事の3つの特徴
- 国家資格・試験が必要な人の役に立つ仕事
- 「人の役に立つ仕事をしたい!」志望動機を伝えるポイント
人の役に立つ仕事とは?役に立ったと感じやすい仕事の3つの特徴
人の役に立つ仕事をしたいと強く思っている人もいるのではないでしょうか。
どの仕事でも人の役に立つ仕事であることはもちろんですが、以下では特に役に立ったと感じやすい仕事の特徴をご紹介します。
自分はどの特徴を重視するのかを考えてみて、なりたい仕事を決める参考にしてください。
特徴1.人と直接的・間接的に関わる仕事
人の役に立ったと感じやすい仕事の1つ目の特徴は、人と直接的・間接的に関わる仕事です。
例えば接客業のように人と直接的に関わる仕事は、感謝の気持ちを伝えてもらったり、笑顔を見れたりすることで「人の役に立った」と感じやすいです。
接客業に興味がある人は「接客業とは?種類と特徴・やりがい・身につくスキル・向いている人の特徴・資格などを紹介」を参考にしてください。
また、人と直接関わることなく、間接的に人々の生活を支える仕事も人の役に立ったと感じやすい仕事です。例えば電気やガスなどのインフラを管理している人は、普通の生活をしている人を見るだけで「役に立っている」と自負できるでしょう。
特徴2.社会的な貢献度が高い仕事
人の役に立ったと感じやすい仕事の2つ目の特徴は、社会的な貢献度が高い仕事です。
例えば、苦しんでいる人を助けてあげたり、悲しんでいる人を幸せにしたりする仕事は、マイナスの状態からプラスの状態への変化が見られるため、貢献がわかりやすいでしょう。
自分は、どのような人のために仕事をしたいのかを考えてみるのも、数ある人の役に立つ仕事からなりたい仕事を選ぶ際のポイントとなるでしょう。
特徴3.やりがいを感じられる仕事
人の役に立ったと感じやすい仕事の3つ目の特徴は、やりがいを感じられる仕事です。
「やりがい」をどの仕事に感じるかは人それぞれです。例えば、仕事自体の楽しさにやりがいを感じる人もいれば、人の役に立つことにやりがいを感じる人もいます。
自分がどのようなことをするとやりがいを感じるのか、自分の好きなことは何なのかを考えることで自分にあった職業が見つかるでしょう。
自己分析をまだ行っていない人や更に深く自己分析をしたい人は「【就活生向け】自己分析のやり方を徹底解説!5つの方法・進め方・注意点などを紹介」を参考にしてみてはいかがでしょうか。
国家資格が必要な人の役に立つ仕事
これからは、実際に人の役に立つと感じやすい仕事を紹介していきます。
まずは、国家資格が必要な仕事から紹介。国家資格を持っていると、手に職がつくだけではなく、転職が有利になったり、結婚や妊娠などでの再就職もしやすくなったりします。
人の役に立つ仕事1.医者
人の役に立つ仕事の1つ目は、医者です。
病気や怪我を治すことで人の命を救える医者は、人の役に立つと感じやすい仕事ではないでしょうか。医者とひと括りにいっても、その進路は様々で、衛生行政に関わったり専門医になったりなどの働き方ができます。
医者になるには6年生の医学部に入学し、国家試験合格後に臨床研修医として2年間働かなければいけません。
「自分はもう社会人だから医者になるのは無理……」と諦めている人もいるのではないでしょうか。医者や看護師、薬剤師などは社会人経験を積んだ後に目指している人も少なくなく、大学でも20歳以上の人がいることも珍しくありません。
心の底からなりたいと思った人は、0から勉強を始めてみるのも一案です。
人の役に立つ仕事2.看護師
人の役に立つ仕事の2つ目は、看護師です。
看護師は、患者さんの世話をするだけではなく、退院までのプランを立てたり、話を聞いてあげたり、生活のサポートをしたりする仕事です。患者さんが元気になっていく様子を見たり、感謝の言葉を聞く機会も多く、やりがいを感じやすいでしょう。
看護師になるには、大学、3年制の短大、3〜4年制の看護学校や養成所に通う必要があります。
また、看護学科を卒業すると、保健師・助産師の資格も取れるのでW資格を目指す人も珍しくありません。日本全国で看護師は不足しているため、就職先に困らないのもポイント。まさに手に職を持っているといえるでしょう。
人の役に立つ仕事3.薬剤師
人の役に立つ仕事の3つ目は、薬剤師です。
薬剤師は、ただ処方箋に沿って薬を渡すだけではなく、患者さんの薬に対する心配事を解決する「薬のエキスパート」です。
薬剤師になるには、6年制の大学を卒業後、薬剤師国家試験に合格する必要があります。
また、薬学部を卒業すると薬の研究開発を行うこともできます。新薬の研究開発で、多くの人を間接的に救うことも可能です。
人の役に立つ仕事4.弁護士
人の役に立つ仕事の4つ目は、弁護士です。
日本弁護士連合会によると、弁護士は以下のような役割を持っています。
弁護士は、社会で生活するみなさんの「事件」や「紛争」について、法律の専門家として適切な予防方法や対処方法、解決策をアドバイスする「社会生活上の医師」なのです。
引用:日本弁護士連合会
離婚や相続、交通事故など、法律は人々の生活に密接に関係しており、困っている人を直接的に助ける仕事のため、役に立ったと感じやすいでしょう。
弁護士になるには、司法試験予備試験に合格するか、法科大学院を修了する必要があります。
人の役に立つ仕事5.保育士
人の役に立つ仕事の5つ目は、保育士です。
子供の成長を見守り世話をする保育士は、子供だけではなく親にとっても役に立てる仕事。子供が好きな人や、働く人を支援したい人におすすめの仕事です。
保育士になるには、保育士資格を取る必要があります。保育資格のとり方は様々な方法がありますが、厚生労働省指定の養成施設に通えば、無試験で資格を取ることも可能です。
人の役に立つ仕事6.社会福祉士
人の役に立つ仕事の6つ目は、社会福祉士です。
社会福祉士とは、学校や福祉事務所、高齢者・障がい者福祉関連施設などで働く、日常生活を送る手助けをする人のことをいいます。
高齢化社会に欠かせない社会福祉士の需要は年々増加していて、働ける場所も幅広いのが特徴です。
社会福祉士の資格を取るルートは12通りあり、大学を卒業しなくても資格を習得できるパターンもあります。
社会福祉士になる資格条件を知りたい人は、社会福祉振興・試験センターの「受験資格(資格取得ルート図)」を参考にしてください。
人の役に立つ仕事7.助産師
人の役に立つ仕事の7つ目は、助産師です。
ドラマ「コウノドリ」で一躍注目された「助産師」は、女性の妊娠や出産に関するサポートを行う仕事です。
助産師の判断次第で、生まれてくる赤ちゃんだけではなく女性や家族に大きな影響を及ぼすこともあります。新しい命を守る役割を果たす、人の役に立つ仕事だといえるでしょう。
助産師になるには、助産師国家試験を受ける必要があります。受験資格は、看護師国家試験に合格後、1年以上助産師になるための学校に通わなければいけません。
資格・試験が必要な人の役に立つ仕事
以下では資格や試験が必要な人の役に立つ仕事を紹介します。
人の役に立つ仕事8.自衛隊
人の役に立つ仕事の8つ目は、自衛隊です。
自衛隊は、日本国民や領土を守り、地震や津波などの大災害時に派遣されたり、国連平和協力活動を行ったりする仕事です。
日本国民や領土を守り、助けが必要な人を救ったりと人の役に立つ仕事のひとつだといえるでしょう。
自衛隊になるには様々な方法がありますが、「一般曹候補生採用試験」の場合試験を受けることで自衛隊になれます。
人の役に立つ仕事9.消防士
人の役に立つ仕事の9つ目は、消防士です。
消防士は、火事になった建物から人を救助したり、消火活動を行ったり、危険物を取り扱ったりなどの仕事を行います。
消防士になるためには、特別な国家試験ではなく、実は公務員試験に合格する必要があります。公務員試験は、高卒・大卒・社会人枠などと広い範囲の人が受験できる試験です。
人の役に立つ仕事10.警察官
人の役に立つ仕事の10個目は、警察官です。
警察官は、人々が安全で安心の社会を生きるために働く仕事です。街の安全を守ったり、落とし物を保管してくれたりなどと、警察にお世話になった人もいるのではないでしょうか。
警察官になるには、警察官採用試験に合格する必要があります。受験資格は、高卒以上であり30歳未満であることが必要です。倍率は非常に高いため、志を持ってしっかりと対策する必要があります。
人の役に立つ仕事11.教師
人の役に立つ仕事の11個目は、教師です。
小学校や中学、高校などで、特別記憶に残っている教師がいる人も多いのではないでしょうか。
教師は、児童に「教育」を行うことで、児童の論理的思考力を伸ばしたり、心身的な成熟を促したりする仕事です。
教師になるには「教員免許」が必ず必要になります。教員免許には、一種免許状・二種免許状・専修免許状などがあり、大学や短大、大学院などのどのルートを通るかで変わってきます。
人の役に立つ仕事12.公務員
人の役に立つ仕事の12個目は、公務員です。
公務員とは、市役所職員や公立の教員、戸籍やまちづくりなどの行政職などを幅広く行う仕事です。
国家公務員や地方公務員など様々に分類されます。地元を支えたい・身近な人のためになる仕事をしたいという人は、地方公務員がおすすめです。
公務員になるためには、公務員試験を合格する必要があります。
資格が無くてもできる人の役に立つ仕事
資格が無くても、人の役に立つ仕事をしたいと熱い思いがある人もいるのではないでしょうか。
以下では、資格が無くてもできる人の役に立つ仕事をご紹介します。
人の役に立つ仕事13.NGOスタッフ
人の役に立つ仕事の13個目は、NGOスタッフです。
NGOとは、Non Governmental Organizationの略で「非政府組織」のこと。政府に属さず、世界的な問題に自ら取り組む仕事を行います。
海外で仕事を行う人も多く、プロジェクトを考えたり現地のスタッフと交流したりなどと、直接的・間接的に人の役に立てるところが特徴です。
もちろん、日本でも寄付を集めるための広報の仕事をしたり、取り組みの講演を行ったりすることもあります。
特に地球環境問題や人権問題、貧困問題、温暖化などの世界的な課題に興味や関心がある人は、直接的に解決するために行動できるので、やりがいを感じやすいといえるでしょう。
人の役に立つ仕事14.介護助手職
人の役に立つ仕事の14個目は、介護助手職です。
介護助手職は、介護施設で働く介護福祉士やホームヘルパーなどを手助けする仕事で、資格は必要ありません。
具体的には、食事を配膳したり施設の清掃、利用者の送迎などを行います。利用者が安心して、快適に暮らすための手助けをする仕事なので、人の役に立っていることを実感しやすい仕事だといえます。
また、介護助手職を経験するうちに、資格が必要なケアマネジャー・介護福祉士などにキャリアアップすることも視野に入れられるところもポイントです。
人の役に立つ仕事15.ウェディングプランナー
人の役に立つ仕事の15個目は、ウェディングプランナーです。
ウェディングプランナーは、顧客のために素敵な結婚式を準備することを手助けする仕事のことをいいます。
例えば、予算や日程の打ち合わせを行ったり、カメラマンや司会、神父などの手配を行ったりなどの仕事をします。
特別な式を手助けして、新郎新婦や両親の喜んだ顔を見ることで人の役に立ったと感じられる仕事です。
「人の役に立つ仕事をしたい!」志望動機を伝えるポイント
「人の役に立つ仕事をしたいから、この仕事を選びました」という志望動機は、面接官に評価されにくいといわれています。
では、なぜ「人の役に立ちたい」との志望動機は、面接官の心に響かないのでしょうか。
以下では、採用担当者に評価してもらいやすい志望動機の書き方をご紹介します。
1.すべての仕事が人の役に立つ仕事であることを忘れない
人の役に立つ仕事をしたい人が志望動機を伝える際の1つ目のポイントは、すべての仕事が人の役に立つ仕事であることを忘れないことです。
「人の役に立つ仕事だから」を志望動機にすると、「他の仕事ではなく、この仕事に就きたい理由」が伝わりません。
志望動機とは、同業他社や他の仕事ではなく、応募している仕事で、応募している企業だからこその理由を伝える必要があることを覚えておきましょう。
どうしても「人の役に立つ仕事」という言葉を使いたい場合は、スーパーの店員の場合「食べ物や性格必需品を販売することで、人々の生活を支え人の役に立てる仕事である〇〇スーパーを志望しました」のように必ず理由を詳しく伝えることをおすすめします。
2.どのように役に立つ仕事をしたいか伝える
人の役に立つ仕事をしたい人が志望動機を伝える際の2つ目のポイントは、どのように役に立つ仕事をしたいか伝えることです。
すべての仕事が人の役に立つ仕事ではありますが、どのように人の役に立つかは異なります。
例えば医療関係の仕事は「体や心の病気から人を改善・治療する」というアプローチ。教師の場合は、「人を導く」というアプローチと、役に立つフィールドが異なります。
自分がどのような役に立ち方をしたいのか、そう思う理由は何なのか、原体験を話せるといい志望動機になります。
3.実体験やエピソードを交えて話す
人の役に立つ仕事をしたい人が志望動機を伝える際の3つ目のポイントは、実体験やエピソードを交えて話すことです。
「どうして人の役に立つ仕事につきたいと思うのか」を突き詰めていくと、ある経験やエピソードに結びつく人も多いのではないでしょうか。
自分だけの経験やエピソードを話すことで、志望動機の説得力が増します。エピソードを伝えるときはできるだけ詳細に伝えることを意識することをおすすめします。
志望動機を考える必要がある人は「就活での志望動機の書き方は?書くときの6つのポイントや、例文を紹介」を参考にしてみてはいかがでしょうか。
自分のやりたいことを明確にしてなりたい職業を探そう
- 人の役に立つ仕事の中には国家資格や試験が必要な仕事がある
- どのような仕事に自分はやりがいを感じるのかを自己分析する
- 志望動機を伝える際は、経験やエピソードを重視する
本記事では、人の役に立つ仕事の特徴や具体的な仕事例などを詳しくご紹介しました。
まだ、自分がどのような職業につきたいのか確定していない人は、焦ることなくじっくり考えてみましょう。人生において長い時間を占める職業は適当に選ばず、本当にやりたい仕事を確信を持って選ぶことをおすすめします。
本記事を参考に、自分はどのように人の役に立ちたいのか、またそのアプローチをするにはどのような仕事があるのかを検討してみてはいかがでしょうか。
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