ベンチャー企業と大企業の性質を併せ持つ「メガベンチャー」に興味がある人も多いのではないでしょうか。
本記事では、メガベンチャーに就活するメリットや、有名なメガベンチャー一覧などを詳しくご紹介します。
就職や転職先にメガベンチャーを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
- メガベンチャーの定義とは?その他の企業との違いも紹介
- 新卒・転職でメガベンチャーに就職するメリット
- 有名なメガベンチャー20選一覧
メガベンチャーの定義とは?その他の企業との違いも紹介
メガベンチャーのことを漠然と大きな有名企業と思っている人もいるのではないでしょうか。
まずは、メガベンチャーの定義や、大企業・ミドルベンチャーなどの違いをご紹介します。
メガベンチャーの定義
実は、メガベンチャーには明確な定義はありません。
メガベンチャーは法律で定められているわけではなく、一般的にはベンチャー企業が大企業になり「メガベンチャー」と呼ばれる存在になります。
ベンチャー企業とは、特徴のある自由なアイデアや技術によって、イノベーションを行い商品やサービスを展開する企業のことをいいます。スキルのある少数精鋭で構成されていることが多く、世の中の慣習や常識を変えようとする気概があり、チャレンジ精神や向上心がある人々が多いことも特徴だといえるでしょう。
メガベンチャーと大企業の違い
では、大企業の定義とはどのようなものなのでしょうか。
実は、大企業も法律で明文化された定義はありませんが、一般的に中小企業以外の企業のことをいいます。
例えば、中小企業の定義は、小売業の場合だと以下のように定められています。
「資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は常時使用する従業員の数が50人以下の会社及び個人」
引用:中小企業庁
つまり、大企業は中小企業に比べて、「資本金の額又は出資の総額が高い」か「会社又は常時使用する従業員の数が多い」ものです。
メガベンチャーは大企業の特徴もあり、ベンチャー企業の特徴を併せ持っているので、中小企業に比べて大きい企業であることがイメージできるのではないでしょうか。
メガベンチャーとミドルベンチャーの違い
ベンチャー企業はその規模によって、メガベンチャー・ミドルベンチャー・アーリーベンチャーなどに分類されます。
メガベンチャーは上記で紹介したように、中小企業を超える資本金や従業員数がある企業のことをいいます。
対してミドルベンチャーは従業員数100〜1000人程度の企業のことをいい、アーリーベンチャーは100人以下の企業のことを指すことが多いです。
ベンチャー企業でも、その規模によって呼び方が異なることを覚えておきましょう。
新卒・転職でメガベンチャーに就職するメリット
ベンチャーと大企業の要素を併せ持つメガベンチャーに就職するメリットはどのようなものなのでしょうか。
以下では、メガベンチャーに就職するメリットを詳しく紹介します。メガベンチャーに就職するか一般企業に就職するか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
メリット1.自分次第でスキルが身につく
新卒・転職でメガベンチャーに就職するメリットの1つ目は、自分次第でスキルが身につくことです。
終身雇用制度を採用している一般企業とは違い、ベンチャー企業は年功序列制を重視せず、スキルがある人を優遇することが一般的です。そのため、就職したあとも日々切磋琢磨し、向上心高くスキルを磨いている人が多いです。
メガベンチャーでは、高い技術や知識を持っている人から学べる講習が開かれたり、先輩に質問しやすい環境が整っていたりします。学ぼうと思えばいくらでも学べる環境なので、向上心を持って働きたい人や、スキルアップをしたい人におすすめの環境だといえるでしょう。
メリット2.若手でも積極的に新しい仕事ができる
新卒・転職でメガベンチャーに就職するメリットの2つ目は、若手でも積極的に新しい仕事ができることです。
ベンチャー企業といえば「挑戦」のイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。保守的ではなく、積極的に新しいことを考えるベンチャーでは、若手であっても重要な仕事を任されたり、責任を持つ役職に抜擢されることもあります。
日々の変化が少ないルーチンワークではなく、新しいことに挑戦し続けたい人、責任とやりがいのある仕事にチャレンジしたい人におすすめの環境だといえます。
メリット3.福利厚生が充実している
新卒・転職でメガベンチャーに就職するメリットの3つ目は、福利厚生が充実していることです。
メガベンチャーの新しいものを積極的に取り入れる体制は、福利厚生にも活かされています。例えば、生理休暇や育児休暇などを取りやすくしたり、フレックス制や時短勤務、フリーアドレス制などがその一例です。
ベンチャー企業は福利厚生が充実していないイメージがある人もいるかもしれませんが、逆にユニークな福利厚生が充実しており、快適に働ける環境が整っている企業も多いので、ぜひ一度確認してみてはいかがでしょうか。
有名なメガベンチャー20選一覧
「メガベンチャーに就職したいけれど、どんな企業があるのかな」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
以下では、有名なメガベンチャーを20社紹介します。就職したい企業を見つける参考にしてください。
メガベンチャー1.株式会社リクルートホールディングス
有名なメガベンチャーの1つ目は、株式会社リクルートホールディングスです。
「リクナビ」「タウンワーク」などの求人情報サイトなどで有名な企業。また、「SUUMO」「HotPepper」「ゼクシィ」「スタディサプリ」などの生活に密接する事業を行っています。
メガベンチャー2.楽天株式会社
有名なメガベンチャーの2つ目は、楽天株式会社です。
インターネット関連サービスを中心に展開する「楽天」を利用している人も多いでしょう。「楽天市場」「楽天トラベル」「ラクマ」などの事業を行っています。
メガベンチャー3.株式会社サイバーエージェント
有名なメガベンチャーの3つ目は、株式会社サイバーエージェントです。
ブログサイトの「Ameba(アメーバブログ)」や、ニュースやアニメ、ドラマなどを視聴できる「ABEMA」などのメディア事業や、インターネット広告などの事業を行っています。また、「ガールフレンド(仮)」「ボーイフレンド(仮)」などのゲーム事業にも参入しています。
メガベンチャー4.株式会社メルカリ
有名なメガベンチャーの4つ目は、株式会社メルカリです。
株式会社メルカリは、誰もが知る有名フリマサイト「メルカリ」を運営しています。
また、グループ会社の株式会社メルペイを通して、金融サービスにも関わっています。
メガベンチャー5.株式会社ディー・エヌ・エー
有名なメガベンチャーの5つ目は、株式会社ディー・エヌ・エーです。
「横浜DeNAベイスターズ」「川崎ブレイブサンダース」などで株式会社ディー・エヌ・エーを知っている人も多いのではないでしょうか。
株式会社ディー・エヌ・エーは、AI事業や、「Mobage(モバゲー)」などのゲーム事業、「Pococha(ポコチャ)」や「SHOWROOM(ショールーム)」などのライフストリーミング事業などを運営しています。
メガベンチャー6.Zホールディングス株式会社
有名なメガベンチャーの6つ目は、Zホールディングス株式会社です。
Zホールディングス株式会社は、ソフトバンクグループの傘下の会社で、「Yahoo! JAPAN」などのメディア事業・「PayPay」などの金融サービスにも関わっています。
メガベンチャー7.LINE株式会社
有名なメガベンチャーの7つ目は、LINE株式会社です。
LINE株式会社は、上記でご紹介したZホールディングス株式会社の子会社です。
「LINE MUSIC」「LINEマンガ」などのエンターテイメントから「LINEバイト」や「広告事業」などのマーケティング事業など広く参入しています。
メガベンチャー8.株式会社ぐるなび
有名なメガベンチャーの8つ目は、株式会社ぐるなびです。
食事をする場所を探す際に、飲食店の情報や口コミをまとめた「ぐるなび」のサイトを使ったことがある人も多いのではないでしょうか。
株式会社ぐるなびでは、情報提供サービス事業を行っています。
メガベンチャー9.エムスリー株式会社
有名なメガベンチャーの9つ目は、エムスリー株式会社です。
エムスリー株式会社は、医療従事者専用サイト「m3.com」を運営する会社です。「アスクドクターズ」のように、医者と患者を結びつけるサイトも運営しています。
メガベンチャー10.グリー株式会社
有名なメガベンチャーの10社目は、グリー株式会社です。
グリー株式会社は、「釣りスタ!」や「ハコニワ」などのゲーム事業や「MINE」「ARINE」などのメディア事業を行っています。
また、マーケティング事業や投資事業などの様々な事業に参入しています。
メガベンチャー11.株式会社コロプラ
有名なメガベンチャーの11社目は、株式会社コロプラです。
株式会社コロプラは、「白猫プロジェクト」「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」「ディズニー ツムツムランド」などのゲームで有名です。
また、VR事業・投資事業・エンターテインメント事業なども行っています。
メガベンチャー12.ラクスル株式会社
有名なメガベンチャーの12社目は、ラクスル株式会社です。
印刷サービスや広告サービス「ラクスル」や、運用型テレビCMを扱う「ノバセル」などのサービスを運営しています。
メガベンチャー13. 株式会社カカクコム
有名なメガベンチャーの13社目は、 株式会社カカクコムです。
口コミや価格で購入を支援するサイト「価格.com」や、レストランの店舗情報・口コミの確認や、予約までできる「食べログ」のサービスなどが有名です。
また「求人ボックス」「格安移動」バスとりっぷ」と生活に寄り添った事業にも参入しています。
メガベンチャー14.株式会社ZOZO
有名なメガベンチャーの14社目は、株式会社ZOZOです。
株式会社ZOZOは、元代表の前澤友作氏や、「ZOZOTOWN」や「ZOZOSUIT」などで有名な会社です。
また、他の人のファッションを見て参考にできる「WEAR」や、自分のサイズにあった服を選んでくれる「マルチサイズ」などのサービスを運営しています。
メガベンチャー15.株式会社ビズリーチ
有名なメガベンチャーの15社目は、株式会社ビズリーチです。
株式会社ビズリーチは、転職サイト「ビズリーチ」「キャリトレ」や、OB・OG訪問を手助けする「ビズリーチ・キャンパス」などのサービスを運営しています。
メガベンチャー16.株式会社ミクシィ
有名なメガベンチャーの16社目は、株式会社ミクシィです。
ソーシャル・ネットワーキングサービスで有名な「mixi」を始め、求人情報サイト「FINDJOB!」などを運営しています。
また、「モンスターストライク」「コトダマン」などのゲーム事業にも参入しています。
メガベンチャー17.合同会社DMM.com
有名なメガベンチャーの17社目は、合同会社DMM.comです。
合同会社DMM.comは、「領域とわず、なんでもやる」とのビジョンを掲げているほど、様々な事業に参入しています。
例えば、金融事業・ゲーム事業・AI事業・エンターテインメント事業などを行っています。
メガベンチャー18.株式会社Gunosy
有名なメガベンチャーの18社目は、株式会社Gunosyです。
ネット上の情報をまとめて共有する、情報キュレーションサービス「グノシー」や「ニュースパス」などを運営しています。
企業理念である「情報を世界中の人に最適に届ける」を実行している会社であるといえるでしょう。
メガベンチャー19.株式会社エムティーアイ
有名なメガベンチャーの19社目は、株式会社エムティーアイです。
「ルナルナ」「母子モ」などのヘルスケアサービスや、「music.jp」などの音楽や動画系サービスなどを運営しています。
「世の中を、一歩先へ。」のビジョンからもベンチャー企業らしさが読み取れるのではないでしょうか。
メガベンチャー20.デジタルアーツ株式会社
有名なメガベンチャーの20社目は、デジタルアーツ株式会社です。
デジタルアーツ株式会社は、インターネットセキュリティ事業に深く関わっています。
企業や官公庁、個人などを対象にビジネスを行っています。
メガベンチャーの年収の目安は?ランキング上位の会社を紹介
メガベンチャーの年収はどのくらいなのか気になる人も多いのではないでしょうか。
以下では、「平均年収.jp」の年収を参考に、メガベンチャーの年収ランキング上位の会社をご紹介します。
- 株式会社リクルートホールディングス:912万円
- ヤフー株式会社:700万円
- エムスリー株式会社:766万円
- 株式会社ディー・エヌ・エー:770万円
- グリー株式会社:775万円
メガベンチャーの特徴を知って就活に役立てよう
- メガベンチャーはベンチャー企業と大企業の性質を持った企業
- 年功序列ではなくスキルが重視される傾向にあり、年収にも反映されている
- 福利厚生が充実している企業も多い
本記事では、メガベンチャーに就職するメリットやメガベンチャー一覧などをご紹介しました。
メガベンチャーは大企業のように従業員数や資本金が大きい企業ですが、ベンチャー企業らしいチャレンジ精神もある企業だといえます。向上心を持って仕事をしたい人や、実力で勝負をしたい人、スキルアップをしたい人にはおすすめの環境だといえるでしょう。
また本記事では代表的なメガベンチャーが運営している事業について紹介しました。使ったことがあるサービスや、気になる事業に参入している企業があれば、ぜひ企業ページも確認してみてはいかがでしょうか。
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