「スキルアップのために、資格の取得を考えている」「どのような資格を取ればいいかわからない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
本記事では、使える資格の選び方やおすすめの資格などを紹介。受験資格や難易度、合格率などを考慮に入れて、目標とする資格を決めたい人はぜひ参考にしてください。
- 自分にとっての「使える資格」の選び方
- スキルアップに使えるおすすめの国家資格10選
- 就活・転職で役に立つおすすめの使える資格10選
そもそも自分にとっての「使える資格」の選び方とは?
そもそも「使える資格」と一口にいっても、どのような用途で役に立つのかは人によって異なります。
以下では、自分の「使える資格」の定義をはっきりさせるためにも、使える資格の選び方をご紹介します。
選び方1.キャリアアップに役立つもの
一般的に「使える資格」とは、自分のキャリアを広げたり深めたりするための資格だといえるでしょう。
キャリアアップに役立つ資格を選ぶ際は、まずは自分のキャリアを詳細に考えることをおすすめします。
目指すキャリアの軸がぶれてしまうと、取りたい資格がコロコロ変わってしまい、何も身につかずに勉強が終わってしまう可能性があります。
この先3年後、5年後、10年後の自分がどのように働いているのかを考え、将来の自分に必要なスキルを考えてみてはいかがでしょうか。
選び方2.専門性が高いもの
専門性が高い資格も、キャリアアップのため「使える」資格だといえるでしょう。また、専門性が高い資格は「手に職をつけたい」と検討している人にもおすすめです。
身につけた資格を活用して実際に仕事に活かしたいと思っている人は、自分がどのような職業につきたいのかを考えることからはじめましょう。
勉強をし始めてから目指す職業とは違うかもしれないと違和感に気づくのも大切です。しかし、ある程度自分の向き不向きを知っているとスムーズになりたい資格の勉強を進められるでしょう。
また、資格から逆算してなりたい仕事を探すのも一案です。専門性が高い資格を選ぶ際は、資格の難易度や実際の働く人が資格をどのように活かしているかなどを考慮に入れて、取るべき資格を選びましょう。
選び方3.難易度が低すぎない
難易度が低すぎる資格の場合は、資格保有者が多く、誰でも取れる資格と思われてしまい就活や転職では役に立たないことがほとんどです。
例えば、平均の勉強時間が30分の資格と100時間の資格なら、後者のほうが希少性が高く就活や転職では評価されるでしょう。
もちろん取った資格が役に立つかどうかは自分次第ですが、他者からの評価を得たい場合は難易度が低すぎないものを選ぶことをおすすめします。
スキルアップに使えるおすすめの国家資格10選
資格には大きく分けて「国家資格」「公的資格」「民間資格」があります。国家資格は国が認めたもの、公的資格は各省庁によって認められたもの、民間資格は民間の企業により独自に作成されたものを指します。
国によって認められた「国家資格」は、国によって知識や技能が評価されるものなので、社会的な信頼度が高く、キャリアアップを目指すためにも効果的だといえるでしょう。
国家資格を取るためには、特別な大学や専門学校に通わなければいけないと思っている人もいるのではないでしょうか。しかし、国家資格の中には、特別な受験資格のない資格や、独学で学べるものもあります。
国家資格に憧れがある人や就活・転職に役立てたい人は、以下のおすすめの国家資格を参考にしてください。
国家資格1.ITパスポート
スキルアップに使えるおすすめの国家資格、1つ目は「ITパスポート」です。
ITパスポートは、ITに関する基本的な知識が問われる資格です。経営全般の知識やITを管理する知識、IT技術などの知識が必要になります。
一般的に仕事をする際に必要となる基礎的なIT知識が問われる内容のため、就活生やITに関する仕事につきたい人におすすめの資格です。
ITパスポートは、4つの選択肢から1つの正解を選ぶ方式なので、記述式の試験に苦手意識がある人にもおすすめです。
また、国家資格ともあり「ITパスポート過去問道場」のように過去問を無料で簡単に勉強できるところもポイントです。初期投資をなるべく少なくしたい人は、勉強サイトを利用することをおすすめします。
「情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 推移表(平成21年度春期以降)」によると、令和元年は54.3%、令和2年は58.8%であり、全体的な合格率は50%前後です。
平均の勉強時間は180時間時間程度と、国家資格としては難易度が低いことが特徴です。
「ITパスポートはIT資格の登竜門」と言われることもありますが、まったくITに関する知識がないと新しい言葉を覚えるのは少々難しいです。しかし、IT技術が大切になる現代では、ITの知識をつけておいて損はないでしょう。
国家資格2.基本情報技術者
スキルアップに使えるおすすめの国家資格、2つ目は「基本情報技術者」です。
基本情報技術者は、ITパスポートよりも難易度が高い資格で、IT業界で働く人が高度IT人材であることを示せる資格です。基本情報技術者は、ITパスポートを取っていないと取れないわけではありません。
基礎情報者の資格は、ITパスポートとは違い「プログラミング言語」の基本を学ぶ必要があります。そのため、SE(システムエンジニア)やPG(プログラマー)などのIT業界に深く関係する仕事に携わりたい人におすすめの資格です。
「情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 推移表(平成21年度春期以降)」によると、令和2年の合格率は48.1%です。しかし、令和元年以前は、25%前後が続く大変難しい資格です。
合格するためには、100〜200時間程度かかるといわれています。初心者が一人で勉強するのが難しい場合は、オンライン授業やeラーニングを活用するのも一案です。
国家資格3.宅地建物取引士
スキルアップに使えるおすすめの国家資格、3つ目は「宅地建物取引士」です。
宅地建物取引士(宅建士)とは、不動産取引のスペシャリストです。
宅地建物取引業法によって、宅建士にしかできない業務(独占業務)があるので、宅建士の資格を持っていると就活や転職にとても有利になります。
四肢択一式の問題ですが、難易度は非常に高く、「試験実施概況(過去10年間)」によると合格率は15%前後です。
受験手数料は7000円で、合格までの勉強時間は100時間から500時間といわれています。手に職をつけたい人は、宅建士を目指してみてはいかがでしょうか。
国家資格4.宅建士
スキルアップに使えるおすすめの国家資格、4つ目は「宅建士」です。
宅建士は、ビルや建物などの設計をしたり工事の監督をしたりする技術者のことをいいます。宅建士には、一級建築士・二級建築士・木造建築士の3つの資格があり、一級宅建士になるとすべての建物を設計・工事監理できるようになります。
建築技術教育普及センターによると、一級宅建士の合格率は10%前後、二級宅建士の合格率は25%前後、木造建築士は35%前後です。このように難易度が高いので、資格を習得できると信頼度が高まります。
建築士の受験資格は厳しく、大学や短期大学で特定の科目を納めて卒業したものや、建築に関する学歴がない場合は7年以上の実務経験が必要になります。
一級建築士になるには、800〜1000時間程度必要だといわれています。木造建築士は、300〜400時間程度に勉強量が必要です。受験資格を満たしている人や、将来的に満たせそうな人は木造建築士から目指してみてはいかがでしょうか。
国家資格5.衛生管理者
スキルアップに使えるおすすめの国家資格、5つ目は「衛生管理者」です。
衛生管理者とは、労働者の健康障害を防ぐために衛生に関する管理を行う人をいいます。衛生管理者は、事業場労働者数が50人以上の場合、必ず専属の衛生管理者を雇わなければいけないので需要があります。
手に職をつけたい人や、人々の健康を守ることにやりがいがある人におすすめの資格です。
衛生管理者には、第一種衛生管理者と第二種衛生管理者の2種類存在します。それぞれの違いは、第一種衛生管理者は有害業務を含む業種を扱えるのに対して、第二種は扱えません。
受験資格は、大学や専門学校を卒業し労働衛生の実務に1年以上従事した人や、高校や中学を卒業し労働衛生の実務に3年以上従事した人などです。詳しい受験資格が知りたい人は、衛生管理者の公式サイトをご覧ください。
第一種衛生管理者の合格率は50%前後、第二種衛生管理者は、60%前後です。100時間程度の勉強時間が合格するための目安だといわれています。
国家資格6.中小企業診断士
スキルアップに使えるおすすめの国家資格、6つ目は「中小企業診断士」です。
中小企業診断士とは、中小企業のコンサルティングや講演、執筆などを行う経営の専門家です。
中小企業診断士になるためには、7科目ある中小企業診断士第1次試験を合格後、中小企業診断士第2次試験または養成課程を進む必要があります。
中小企業診断士は、学歴による制限がないので、誰にでも受けられる資格です。
中小企業診断士は、日本の企業の99%である中小企業を支える大切な仕事なので需要が高く、平均年収が550万程度と高いところが特徴です。
中小企業診断士試験の「申込者数・合格率等の推移」によると、第1次試験の合格率は20〜40%前後と年度によって異なります。第2次試験の合格率は、20%前後です。
合格率からわかるように難易度は高く、800~1000時間程度の勉強量が必要だといわれています。
登録有効期間は5年間で登録更新が必要になりますが、就職に直結する資格であるので、就活生や転職を考えている社会人におすすめです。
国家資格7.栄養士
スキルアップに使えるおすすめの国家資格、7つ目は「栄養士」です。
栄養士とは、病院や学校、企業などで栄養バランスの取れた食事を考えたり、食生活のアドバイザーをしたりする仕事です。
また、食品メーカーや自治体、スポーツ施設にも需要があり、働ける幅が広いのが特徴です。
栄養士になるためには、栄養士養成施設に2〜4年ほど通う必要があります。食べることが好きな人や、栄養の取れた食事を考えることで誰かの役に立ちたい人などにおすすめの資格です。
「栄養士として必要な知識・技能に優れていると認められた者」になる割合は、全体の51.8%です。150~300時間程度の学習が必要になります。
国家資格8.理学療法士
スキルアップに使えるおすすめの国家資格、8つ目は「理学療法士」です。
理学療法士とは、病気や障害、年齢などで運動する機能が低下した人の治療や回復を助ける仕事です。
受験資格は養成校で3年以上学んでいる人と狭い範囲ですが、高齢化する社会で理学療法士の需要は高まっています。
合格率は、「理学療法士国家試験合格者の推移」によると80%程度と高いです。
国家資格9.公認会計士
スキルアップに使えるおすすめの国家資格、9つ目は「公認会計士」です。
公認会計士とは、コンサルティングや税務、内部統制監査などを行う仕事です。また、公認会計士にしかできない財務諸表監査と呼ばれる独占業務があり、企業が増え続けているのでその需要は高いといわれています。
公認会計士には受験資格がないので、新しい仕事をしたい社会人や就活生におすすめの資格です。
「令和元年公認会計士試験の合格発表の概要について」によると、令和元年の合格率は10.7%、平成30年の合格率は11.1% と、非常に難しい資格であることがわかります。
3000〜4000時間以上の勉強が必要だとされているので、根気強くコツコツと勉強をし続けることをおすすめします。
国家資格10.弁理士
スキルアップに使えるおすすめの国家資格、10個目は「弁理士」です。
弁理士とは、知的財産に関する専門家で、知的財産の手続きを行いたい人の代理で手続きを行います。また、企業の商品やアイディアが他者の権利を侵害していないか、企業の権利を守るためにはどうしたらいいのかなどをコンサルティングすることも可能です。
新しいアイディアや製品を生み出す機会が誰にでも与えられている現代だからこそ、弁理士の需要は高まっています。
弁理士は受験資格が決まっておらず広く門戸が開かれている資格なので、社会人からでも目指せる資格です。
「令和元年度弁理士試験の結果について」によると、合格率は8.1%と非常に難しい資格なのがわかります。合格するには3000時間以上の勉強時間が必要だといわれているので、時間をかけて対策をすることをおすすめします。
就活・転職で役に立つおすすめの使える資格10選
「国家資格よりも、もう少し手頃に取れて客観的な評価につながる資格を取りたい」と思っている人もいるのではないでしょうか。
以下では、就活・転職で役に立つおすすめの使える資格をご紹介します。
就活・転職で役に立つ資格1.ファイナンシャル・プランナー
就活・転職で役に立つ資格、1つ目は「ファイナンシャル・プランナー」です。
ファイナンシャル・プランナー(FP)は、税金や投資、不動産などのお金に関する知識が問われる資格です。FPを勉強することで日々の生活に活かせるだけではなく、仕事にも活かせるので、一石二鳥の資格だといえます。
FPは、3級、2級、1級の3つの段階に分かれています。FP3級の合格率は70%程度と、比較的簡単な資格なので、お金の知識はあまりないという人にもおすすめの資格です。
FP3級の勉強時間は100時間程度必要だといわれています。
株や資産運用に興味がある人や金融関係の仕事につきたい人などは、FPを目指してみてはいかがでしょうか。
就活・転職で役に立つ資格2.証券アナリスト
就活・転職で役に立つ資格、2つ目は「証券アナリスト」です。
証券アナリストとは、企業を適切に分析・評価し「アナリストレポート」を作成して、資産運用を行う人の手助けをします。「Certificate-holder Member of the Securities Analysts Association of Japan」の略からCMA資格とも呼ばれています。
FPがお金全般のスペシャリストである一方で、証券アナリストは証券投資のスペシャリストだといえます。
銀行や証券会社などで「証券アナリスト」の資格の習得を推奨する会社もあるほど、信頼されている資格です。そのため、証券投資に関する企業に就職・転職したい人におすすめの資格だといえます。
特別な受験資格はありませんが、有料の通信講座を受講しなければ資格は受けられません。通信講座は、第1次レベル講座受講料の場合、一般受講者は60,000円で受けられます。
試験のために200時間程度の勉強が必要であり、合格率は50%前後です。一生使える知識を手に入れるために自己投資できる人は、証券アナリストの資格取得を目指してみるのはいかがでしょうか。
就活・転職で役に立つ資格3.コミュニケーション能力認定資格
就活・転職で役に立つ資格、3つ目は「コミュニケーション能力認定資格」です。
コミュニケーション能力認定資格を勉強することで、コミュニケーション能力を向上させられ、客観的にコミュニケーション能力があることを示してくれます。
2級・準1級・1級・トレーナー育成の4段階あり、特におすすめなのが1対多のコミュニケーションを学べる準1級資格です。
講義や実習を最後まで受けることで、資格をもらえるので、「試験が苦手だ」という人にもおすすめの資格。また、就活のグループディスカッションや面接で上手にコミュニケーションを取りたい人にもおすすめです。
準1級講座の受講料は5万5千円と少々高額ですが、コミュニケーションのプロから教授してもらえる技術は一生使えるものになるでしょう。
就活・転職で役に立つ資格4.TOEIC
就活・転職で役に立つ資格、4つ目は「TOEIC」です。
英語の能力をスコアで表すTOEICは、大学で受けたことがある人もいるかもしれません。TOEICは、リスニングやリーディングだけではなくスピーキングやライティングの4技能を客観的に判断してくれる資格です。
グローバル社会に変化している中、英語を話せる人を必要とする企業はたくさんあります。また、高い点数は努力したことが伝わるので、好印象を与えられます。
TOEICの勉強を地道にコツコツと続けることで、スコアが上がるのを楽しみながら勉強するといいでしょう。
就活・転職で役に立つ資格5.秘書検定
就活・転職で役に立つ資格、5つ目は「秘書検定」です。
秘書検定は、敬語や電話・メールのマナーなどの社会人として知っておきたい知識が身についているのかを判断される資格です。
秘書検定は、3級・2級・準1級・1級に分かれていて、2級以上を習得していると、就活に役に立ちます。3級〜準1級の合格率は50%前後であり、30時間程度の勉強で習得できるといわれています。
「常識やマナーに自信がない」「社会人としての常識の復習をしたい」という人は、秘書検定を勉強してみてはいかがでしょうか。
就活・転職で役に立つ資格6.MOS資格
就活・転職で役に立つ資格、6つ目は「MOS資格」です。
マイクロソフトオフィススペシャリスト、通称MOSは、WordやExcelなどのオフィス社の製品を活用できることを証明する資格です。
WordやExcelなどのスキルは、企業の事務職、営業職、人事など様々な場面で活用できるので、就活にも有利になります。
ITパスポートとの差は、ITパスポートが知識に重きをおいている一方で、MOSは実践を重要視しています。
MOSは初学者では80時間、経験者では40時間程度の勉強が必要です。難易度は低すぎず高すぎないので、パソコンスキルを身につけたい人にもおすすめの資格です。
就活・転職で役に立つ資格7.ビジネス著作権検定
就活・転職で役に立つ資格、7つ目は「ビジネス著作権検定」です。
ビジネス著作権検定は、日常生活やビジネスに直接関係する著作権についての知識をテストする検定です。
BASIC・初級・上級に分かれており、2020年度平均合格率によると、合格率は72.6%です。
BASIC・初級の必要勉強時間は15時間程度、上級の目安は45時間程度です。
広報や情報を発信する機会がある人は、自分の権利を守るため、また他者の権利を尊重するためにも著作権の知識を身につけてみてはいかがでしょうか。
就活・転職で役に立つ資格8.日商簿記検定
就活・転職で役に立つ資格、8つ目は「日商簿記検定」です。
日商簿記検定は、簿記とも呼ばれる人気の資格です。簿記の資格を持っていることで、決算時の財政状況を確認するための「貸借対照表」や、企業の利益を計算する「損益計算書」などが使えることを示せます。
社会人としてつけておきたい基礎的な知識から税理士試験の登竜門になる高難易度の知識などを身につけられるので、自分にあったレベルを選べるところも特徴です。
簿記には、簿記1級・簿記2級・簿記3級などがあります。就活では2級以上を取得したいところですが、簿記の知識がない初心者は、基本的な内容から学べる簿記3級から始めることがおすすめです。
公式サイトの「受験者データ」によると日商簿記3級の合格率は50%前後で、100時間程度勉強する必要があるといわれています。
就活・転職で役に立つ資格9.メンタルヘルスマネジメント検定
就活・転職で役に立つ資格、9つ目は「メンタルヘルスマネジメント検定」です。
メンタルヘルスマネジメント検定とは、メンタルヘルス、つまり心の健康を守りストレスと上手に向かい合うための力を計る検定です。
ストレスと上手に付き合えて、心の健康を保ちながら働ける社会人は、企業が望む人材のひとつ。「ストレスをうまく処理できない」「部下や後輩のストレスをうまく扱ってあげたい」という人におすすめの資格です。
メンタルヘルスマネジメント検定は、Ⅰ種・Ⅱ種・Ⅲ種がありますが、おすすめはセルフケアコースのⅢ種・管理職が対象のⅡ種です。
公開試験データによると、Ⅲ種の合格率は70%前後、Ⅱ種は60%前後となっています。
就活・転職で役に立つ資格10.マネジメント検定
就活・転職で役に立つ資格、10個目は「マネジメント検定」です。
マネジメント検定(経営学検定)とは、経営やマネジメントに関する知識を問う検定です。
上級・中級・初級の3段階に分かれていて、中級・初級の受験資格はありません。上級は中級合格者が受けられる試験なので、初めて受ける人は、中級・初級から受けましょう。
初級は、企業システムやリーダーシップ、マネジメントなどの基本的な内容から始まります。「将来的にマネジャーになりたい」「起業も視野に入れている」という人におすすめの資格です。
プライベートに活かせるおすすめの使える資格5選
資格の中には、勉強することによって日常生活に役立てられる資格もあります。
以下では、QOLを上げたり、知的好奇心を満たせたりできる、プライベートに活かせるおすすめの使える資格をご紹介します。
プライベートに活かせる資格1.日本語検定
プライベートに活かせる資格、1つ目は「日本語検定」です。
日本語を話せる自信があっても、丁寧な日本語・敬語・文法などに自信がある人は少ないのではないでしょうか。日本語検定は、日本語を丁寧に、上品に話せるようになりたい人におすすめの資格です。
検定データによると、令和3年度の1級の認定率は9.5%、2級の認定率は15.6%です。1級は社会人上級・2級は社会人中級レベルなので、自信があれば2級から受けることをおすすめします。
日本語検定を持っていると「言葉に気を使える素敵な人」と思われたり、自分の言葉に自身が持てたりするでしょう。
プライベートに活かせる資格2.世界遺産検定
プライベートに活かせる資格、2つ目は「世界遺産検定」です。
世界遺産検定は、世界遺産の知識を身につけることによって教養や歴史が学べる検定です。海外旅行やテレビ番組の問題などに活かせるだけではなく、旅行会社の就活にも役に立ちます。
世界遺産検定は4級〜1級、マイスターの5段階に分かれています。マイスターや1級になるにつれて、出題される世界遺産の数が多くなるので、自分の知識量によって選べるのも世界遺産検定の特徴です。
プライベートだけではなく就活に活かしたい人は、2級以上を受験することをおすすめします。
世界遺産検定2級の合格率は41.1%、受験料は5900円です。300件の世界遺産の知識が問われるので、少しずつ勉強することをおすすめします。
プライベートに活かせる資格3.カラーコーディネーター検定
プライベートに活かせる資格、3つ目は「カラーコーディネーター検定」です。
カラーコーディネーター検定を勉強することで、プライベートでは、服の色で与える印象を自由自在に操れるようになります。また、仕事の面でも魅力的な色の組み合わせを行えるようになるので、メディアを制作する人やアパレル店員などにおすすめです。
アドバンスとスタンダードの2つクラスに分かれていて、アドバンスの合格率は50%、スタンダードの合格率は70%と合格率も比較的高いです。
プライベートに活かせる資格4.食生活アドバイザー
プライベートに活かせる資格、4つ目は「食生活アドバイザー」です。
食生活アドバイザーは、安全な食べ物の選び方や料理法などだけではなく、調理や献立の方法などが学べます。
食を見直して健康でいたい人や、誰かのために栄養バランスの取れたご飯を作りたい人におすすめの資格です。
食生活アドバイザーは3級と2級に分かれていて、食生活アドバイザーの合格率は、3級が65%、2級が35%です。3級の受験料は5000円、2級の受験料は7500円と高額のため、しっかり勉強してから受けることをおすすめします。
プライベートに活かせる資格5.リンパケア検定
プライベートに活かせる資格、5つ目は「リンパケア検定」です。
リンパケア検定は、リンパについての正しい知識を勉強し自分の体をケアする方法を学ぶ検定です。
リンパケアの勉強をすると自分の体を深く知れるようになり、体の健康だけではなく心の健康にも繋がります。
リンパケア検定は1級・2級に分かれていますが、ホームケアをしたい人は2級がおすすめです。2級の受験料は6600円で、試験は自宅で受けられます。
自分にあった資格を選んで仕事に役立てよう
- ITに関する国家資格はITパスポートや基本情報技術者がおすすめ
- 手に職をつけたい人は、中小企業診断士や建築士がおすすめ
- 日本語検定や世界遺産検定などを勉強して教養をつけるのもおすすめ
本記事では、プライベートやビジネスで使える資格を25個ご紹介しました。
たくさんある資格の中で興味を持てる資格があれば、テキストや過去問などを勉強して自分自身の教養やスキルを蓄えていきましょう。
資格を取るのが目的ではなく、資格を取ることで得られる知識が目的であることを覚えておき、毎日の勉強をしてみてはいかがでしょうか。
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